●この記事では、スズキレッツ4のヘッドライト交換手順についてお伝えしています。
長年、原付に乗っていると不具合が生じてきます。
とはいえ、素人にできる整備には限りがありますよね。
今回は、「素人の私でも交換できた原付(レッツ4)のヘッドライトの交換」についてお伝えします。
*悪条件が重なり交換にまさかの2日かかりました・・・
ライトが全くつかなくなった!?
そもそも、私が乗っているのは2013年に購入したスズキのレッツ4です。
2年程乗っていない期間があり、動かなくなってしまい地元の自転車屋さんで今年(2021年)整備してもらい、動く状態にしていただきました。
「まだまだ数年は乗れる!」と言う店主のお墨付きをもらい、しばらく乗っていたのですがライトが点灯していないことに気付きました。
バイクのライトは常時点灯が基本!
ちなみに、原付に限らずバイクには「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.9.25】」によりライトの常時点灯がそもそも構造上定められています。
十二 側車付二輪自動車に備える走行用前照灯及びすれ違い用前照灯は、原動機が作動道路運送車両の保安基準の細目を定める告示している場合に常にいずれかが点灯している構造であること。
つまり、昼夜に関係なくエンジンをかけてライトがつかなければ、その時点で「整備不良」ということになり違反となります・・・
ただし、「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示【2020.12.25】」により、
二 平成10年3月31日以前に製作された二輪自動車及び側車付二輪自動車(輸入された自動車以外の自動車であって平成9年10月1日以降に指定を受けた型式指定自動車及び認定を受けた型式認定自動車を除く。)
とされています。
とはいえ、1998年(平成10年)以前に製造されたバイクに乗っている人は、それほどいないのではないでしょうか?
*平成10年3月31日以前に製作された「二輪自動車」及び「側車付二輪自動車」には、ライトのオン・オフの搭載スイッチがついている車種もある。
ちなみに、私が購入したレッツ4は年式記号が「L2」ですので、だいたい2012年頃に製造されたことが分かります。
→購入したのは2013年ですので、7年近く愛用しています。
これだけの期間、ライトが切れなかったことにも驚きですね・・・
ただし、ヘッドライトの電球切れはすぐに気付けないかもしれません。
昼間しか走らないと、ヘッドライトの無灯火に気付けないかも!?
そもそも、バイクのライトが点灯するのはどのタイミングが分かりますか?
キーを回したタイミングでしょうか?
違います・・・エンジンを作動した時点です。
多くの人がそうだと思いますが、
- バイクにまたがる
- 鍵を差込む
- キーを回して電気をいれる
- エンジをかける
この順番ではないでしょうか?
少なくとも、エンジンをかけるときはバイクにまたがった状態ですよね?
当然、夜間ならライトの点灯は一目で分かるのですが、昼間はなかなか分かりません。
さらに言えば、他のバイクは詳しく知りませんがレッツ4は、バイクヘッドに「メーター」や「給油マーク」などが車のように取付けられています。
しかも、明るいので見にくいですが点灯までしています。
つまり、「ヘッドライトが点灯している」と錯覚してしまう可能性があります。
そのため、ヘッドライトの点灯は目視で確実に行う必要があります。
それでは、実際に原付バイクのヘッドライトの交換について見ていきましょう。
「バックミラー」と「ネジ3本」を外して、あとは簡単に取り替えられる?
多くの記事や動画を見て、「バックミラー」と「ネジ3本」を外せばヘッドライトの部分を取り外して簡単に取り替えられることが説明されていました。
これなら自分もできると思い、実践してみました。
簡単にはできなかった・・・
一日目(「ネジ」と「ミラー」の取り外し)
用事があり、作業に取りかかったのは昨日(2021年11月28日)の16時を過ぎてからでした。
❶ハンドル左側(指示器)下のネジを外す。
➋ハンドル右側(スタータースイッチ:セル)下のネジを外す。
❸ヘッドライト下のネジを外す
ヘッドライト下のネジを外す時に、誤ってネジを落としてしまいましたが、原付の中を通って、そのまま地面に落ちてくるため問題ありませんでした。
❹スパナで左右ミラーのネジを緩めて外す。
説明通りに、ドライバーでネジを3本外し、スパナ(14㎝)で左右ミラーを外したのですがヘッドライト部分のカバーが外れない!?
しかも、雨が降ってきてこの日の作業は30分で終了。
もう一度、説明を確認しましたがやはり「簡単に取り外せる」と記載されていました。
二日目(ソケットの交換)
朝から作業を開始。
一日目と同じように「ネジ3本」と「左右のミラ」ーを外す。
ヘッドライト部分のカバーはやはり簡単には外れませんでしたが、何度も引っ張り上げているとようやく緩めることができました。
ヘッドライトのカバー部分を取り外し、これでやっと次の作業に取りかかれます。
❶装着されているソケットを押し込みながら、回して取り外す。
*装着されていた電球を確認すると、黒くなり、フィラメントも切れていました。
➋新しいライトを凸の部分に合わせて装着。
❸ソケットを押し込みながら回す。
あとは、ヘッドライト部分のカバーを装着し「ネジ3本」と「左右のミラー」を取付けて終了です。
最後に
確かに、説明の通りに基本的にはできました。
ただ、作業場所によっては私のように天候に左右されることや、この時期は日が暮れる時間も早くなります。
なにより、寒いですよね・・・
できれば、屋内で作業をするか無理なら朝から作業を開始する方がいいでしょう。
また、「ヘッドライトカバーが外れない」・「ネジが落ちて見当たらない」なんてこともありえます。
作業場所はしっかりと確保してからにしてくださいね。
ちなみに、ライトのガラス部分は手で触ると油分がついて故障の原因になるようですので、あまり触らないようにご注意下さい。
参考
仙台東ライダース
→https://gentuki.com/model-year/
なんでも坊や
→https://nandemo-boy.hatenablog.com/entry/2017/10/11/222712
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