工場カレンダーで縛られる派遣社員

前回の記事では、工場で働くなら「工場カレンダーの確認が必須」である理由を解説しました。

そもそも、工場がなんの計画もなく適当に商品を生産するわけにはいかないので、工場カレンダーが必要なことは理解できますよね。

ただ、この工場カレンダーに従うということは、労働者にとって大きな影響があります。

特に、派遣社員にとっては大きな痛手になることがあります。

今回は、「派遣社員と工場カレンダー」についてご紹介します。

工場にとって工場カレンダーがなぜ必要なのかについてはこちらの記事で紹介しています。

1日止まれば数億円の損失。なぜ工場には「工場(独自)のカレンダー」が不可欠なのか?

工場で派遣で働くということは・・・

結論から言うと、派遣社員にとって工場カレンダーは「休み=収入減」を意味します。

そして、派遣で働くということは、給料面で言えばいわば「アルバイトとして働くような状態」ということです。

※仕事内容ではなく、あくまで「給与体系」の話です。

わかりやすく言えば、労働時間=給料です。

派遣時の時給については、こちらの記事で紹介しています。

派遣時給1400円のリアルな年収と手取りは?2021年源泉徴収票を公開【2026年最新基準の解説付き】

派遣社員には「固定給」がない

さて、派遣社員になると基本給がなくなります。

というと、少し語弊があるかもしれません。

というのも、明細にはしっかりと「基本給」の記載があったためです。

これは、労働条件通知書に基本給=1,400円/時

とあるように、働いた時間がこの条件によって基本給になるということです。

要は、労働時間=基本給ということになります。

正社員との給料の違いは?

ちなみに、正社員になった今は・・・

賃金

  • 本給 :20万円台
  • 勤続給:3万円台

と固定されています。

いわば約束された給料いうことです。

これが、少なくとも正社員と派遣社員との決定的な違いではないでしょうか?

仕事内容も変わらなかったので・・・

それでは、工場カレンダーに従って派遣労働者が仕事をしたらどうなったと思いますか?

 

工場カレンダーと連休

工場と工場カレンダーは、基本的には切っても切れない関係です。

以前の記事でも紹介しましたが、そもそも工場は、連休を取ることで例えば、普段できない大規模な機械の点検やラインの改造をすることができます。

当然、社員のリフレッシュもできるので福利厚生としては本当にありがたいですよね。

想像してみてください。

毎年、年に3回ほど10日間近い連休があったらどうでしょう?

ただし、「正社員ならば」という条件付きですが・・・

先ほども説明したように派遣社員にとっては給料=時給です。

派遣時、具体的にこんな給料の変化がありました。

給料差の一例を紹介

連休がない月

【出勤日数:22日間】

  • 総支給:26万円台
  • 手取り: 22万円台

これが平均的な連休がない月の給料でした。

ですが、工場カレンダーで連休がある月はこんなことになりました。

 

連休がある月

【出勤日数:18日間】

  • 総支給:20万円台
  • 手取り:16万円台

おおよその金額を示しましたが、普段は、休日出勤や残業を頑張りなんとかその差を埋めていました。

ですが、この18日間の出勤月はそういったことができず、普通に連休を過ごした結果、一番低かった時の月収です。

これでは、家族での生活は厳しく感じました。

*クリスマスや正月は、連休が月をまたぐため、給料の減少が分散される。

 

工場カレンダーと派遣の関係性

派遣社員はこのカレンダーに強く縛られます。

  1. シフトの融通が効かない

    • 正社員なら「今日は体調悪いから休む」とか「代わりに誰かに任せる」が可能ですが、派遣は基本的に代わりがいない。

    • 欠勤すると給与が減ることがある。

  2. 祝日休みが少ない/シフト出勤がある

    • 工場によっては祝日や土曜日も稼働日。

    • 派遣は「出勤必須」となる場合が多い。

  3. 月給換算で収入が不安定

    • 月によって稼働日数が変わるため、手取り額も変動。

    • 年末年始やお盆に休みがあると、月の稼働時間が減って収入も減少。

  4. 長期連休=逆に働きすぎになる場合も

    • ラインの繁忙期(夏休み前や年末前)は派遣も残業や休日出勤の嵐。

まとめ:派遣で工場に入るなら覚悟が必要

ということで、正社員なら給料も長期休暇も貰えます。

ですが、派遣になると長期連休がある月は「残業」や「休日出勤」を増やさないと生活がままならなくなります。

結局、労働時間や時間外の高給を組み合わせることが必須になります。

それが無理なら、連休の月は他の仕事をしないといけないことになるでしょう。

様々な働き方がありますが、正社員登用を目指してありの会社に入って経験を積むことはありだと思います。

実際、私も綱渡りの状態でしたがなんとかなりました。

ですが、就業形態は今後の人生に直結します。

特に、家族ができると自分のことだけではないため、くれぐれも仕事選びは慎重にしてくださいね。

 

 

 

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