前回、派遣時代の時給や深夜手当ついて紹介しました。
それでは、全国の平均と比較すると実際はどうだったのでしょうか?
結論から言うと、2021年時点では派遣時給1400円は「安い」どころか平均より高水準でした。
今回は、「2021年時点で派遣時給1400円は本当に安かったのか?」についてご紹介します。
*【この記事は2021年の時給相場を元にしています】
そもそもこの派遣時給は「良いほう?」「悪いほう?」
前回の記事で・・・
- 基本給:1h・・・ 1,400円
- 残業・休日手当・・・1.750円
- 深夜手当・・・. 350円
これが、2021年時代の実際の派遣時の条件だったことをお伝えしました。
ただ、この給料で夜勤なしで月平均22日〜23日間働くと手取りが20万円前後になることをお伝えしました。
家族4人でこの金額で生活するのは厳しかったですが・・・(毎月、貯金を数万円取り崩していました)
それでは、そもそもこの時給条件は当時の時点で悪いほうったのでしょうか?
この条件、実は平均よりも・・・
月収だけを見れば、家族4人では確実に生活できないレベルですよね。
ただ、単身ならどうでしょう?
そもそも夫婦共働きなら?
実は、この時間休かなりいい方でした。
未経験の状態で入社したのですが、工場でこの条件だと平均は以下のようになります。
- 未経験:1,249円(全国平均より低い)
- 経験者:1,337円
- 全体平均:全職種1,394円(未経験)
→経験者でも平均は1337円です。
| 出典 | 内容 | 参考値 |
|---|---|---|
| マイナビバイト平均時給(2021/9) | アルバイト・パート全体の求人時給 | 全国平均:1,135円 |
| はたらこねっと(派遣求人) | 派遣求人全体の平均時給(主要月) | 1月: 1,475円 |
| 7月: 1,481円 | ||
| 11月: 1,495円 | ||
| リクルート JBRC派遣時給調査(11月) | 三大都市圏派遣平均時給(全職種) | 1,718円 |
*これらの調査の平均から算出しています。
【ワンポイントアドバイス】
:本記事で示している「未経験・工場派遣の平均時給1,249円」という数値について補足。
本記事で使用している平均時給は、マイナビバイト等が公表している「2021年の軽作業平均時給データ(約1,200円前後)」を参考に、当時の求人条件をもとに筆者が相対比較・推計したものです。
特定の企業や公的機関が公式に発表している単独の平均値ではありません。
簡単に「平均」と言っても実は難しい・・・
上記でお伝えしている全国平均の数字について、誤解を避けるためもう少しまとめておきます。
この「1,249円」は、マイナビなどが公式に単独で公表している確定値ではありません。
2021年当時に公開されていた上記で示した複数の求人・賃金データを参考にした推計値です。
- マイナビバイトが公表している2021年の平均時給レポートでは、全国平均時給(全職種)はおおむね1,100円台前半〜中盤で推移。
(出典:マイナビバイト「平均時給レポート」2021年) - 派遣求人全体の平均時給を見ると、「はたらこねっと」などの調査では1,400円台前後というデータが出ている。
→ただし、これは事務職や専門職も含んだ平均で、工場・軽作業・未経験歓迎の求人は、これより低い水準になる傾向がある。
これらの公開データを踏まえると、未経験の工場・軽作業派遣に限定した平均時給は1,200円台前後になると考えられ、本記事ではその目安として「1,249円」という数値を用いています。
ということで、未経験の時給→1,249円と比較すると151円も高い好条件だったことが分かります。
*前回の記事でも時給100円の違いで、「月収1.6万円、年収約20万円の差が生じる」と解説しています。
151円差の衝撃!?
それでは、この151円の差は月収・年収にどれだけの変化があるのでしょうか?
月に160時間働いたとしたら、こんな差になります。
【月収差】
フル稼働(160時間/月)
- 自分:1,400円 × 160h = 224,000円
- 未経験:1,249円 × 160h = 199,840円
→差額:24,160円/月
【年収差】
年間差額:24,160円 × 12ヶ月 = 289,920円
つまり、平均と比較すると2万円以上。
年収に至っては約30万円ほどの差が出ることになります。
今更ながら、勤め先には感謝ですね。
以前の記事で、「数字を雑に扱うと痛い目を見る」と説明しましたが、今回は、全国平均と比較することで実は好条件だったというお話しでした。
確かに、労働者の立場から見れば手取りが20万円ギリギリの生活はかなり厳しいです。
ですが、工場からすれば少なくとも他の工場よりも好条件だったことがわかります。
夫婦共働きが当たり前になった現代、どういった働き方をするかで生活が大きく変わります。
皆さんも、数字を雑に扱わないようにご注意ください。



コメントを残す