●この記事では、スマートコードの決済サービス乱立解消についてお伝えしています。
皆さんは、「QRコード」や「バーコード」を利用した決済をしたことがあるでしょうか?
今や、キャッシュレス決済は当たり前となり、現金派の人であってももらったポイントなどを活用するために、多くの人が当たり前のように利用するようになりました。
ただ、「pay払い」1つとっても種類が多くややこしいですよね。これは、お店側としても例外ではありません。
今回は、「店舗の負担を大幅軽減!スマートコード(Smart Code)」についてお伝えします。
「スマートコード」は新しい決済サービス?
「スマートコード」なんて名前ですから、初めて聞いた人は「QRコードに変わる新しい決済サービス?」と勘違いしてしまうかも知れません。
スマートコードは、「QR/バーコード決済サービス」の一本化が目的!
そもそも、スマートコードはJCBが提供するQRコード・バーコード決済システムのことです。
どういうことかと言えば、まず店舗はスマートコードに加盟して加盟店となります。
そして、加盟店となった店舗は、スマートコードが参画する国内外のさまざまなコード決済事業者の決済サービスをまとめて取り扱うことができるようになります。
《参画しているコード決済》
2021年1月31日時点
- メルペイ
- 銀行Pay ①ゆうちょPay(ゆうちょ銀行)
②はまPay(横浜銀行)
③YOKA!Pay(福岡銀行)
④YOKA!Pay(熊本銀行)
⑤YOKA!Pay(十八親和銀行)
⑥OKI Pay(沖縄銀行)
⑦ほくほくPay(北陸銀行)
⑧ほくほくPay(北海道銀行)
⑨こいPay(広島銀行)
⑩ PLUS (カシコン銀行) - LINE Pay
- atone(アトネ)
- EPOS Pay
- pring(プリン)
- au PAY
- FamiPay
- ギフティプレモPlus
- ANA Pay
- ALIPAY(アリペイ)
- WeChat Pay(ウィチャットペイ)
あなたが利用使用したことがある決済サービスも、あるのではないでしょうか?
これまでとなにが変わるの?
ここまで説明してきたように、スマートコードは新しい決済サービスではありません。
これまでバラバラにされていた決済方法を、「スマートコード」を使うことで、これに参画している決済方法であれば簡単に決済できるシステムのことです。
店舗との個々の契約が必要なくなる!?
そもそも、加盟店はこれまでなら各コード決済事業者と、それぞれが契約を結ぶ必要がありました。
ただ、先程紹介した「スマートコードに参画しているコード決済事業者」だけをみても、乱立している状態が分かりますよね。
一方で、スマートコードに参画しているコード決済はこれからも増加していくことが予想されています。
そして、先程もお伝えしたようにスマートコードは「参画している決済サービスを一括して取り扱うサービス」です。
そのため、店舗としてはスマートコードに加盟するだけで参画している決済サービスが使用できるようになります。(店舗が個々にそれぞれの決済サービスに契約をする必要がない)
当然、今後スマートコードに追加されるであろう決済方法についても追加の契約は必要なく、時間と共に使える決済サービスが増えていくことになります。
消費者には特別な変化がない!?
実は、私達にとっては普段使っている店舗がスマートコード加盟店になれば、決済サービスが使えるようになります。
しかも、これまで通り例えば・・・「⚪payで支払います」といえばいいだけですので、私達はなにも変える必要がありません。
つまり、私達消費者からすれば、スマートコードを店舗が導入することで・・・
- いつの間にか、普段利用している店舗で決済サービスが使えるようになっていた。
- いつの間にか、普段利用している店舗で決済できる種類が増えていた。
ということに気付くことになります。
当然、現金派の人はこれまで通り現金で支払うことができますし、キャッシュレス決済を使う場合もこれまで通りの方法で利用できます。
変化があるとすれば、使えるキャッシュレス決済が時間とともに増えていくことでしょうか・・・
最後に
スマートコードは、乱立している決済サービスを統一するためのシステムです。
ただ、もしもこのスマートコードのような「統一システム」が、乱立してしまえば本末転倒になるでしょう。
→「統一システムを統一するためのシステム?」なんてことになったら、わけが分からなくなっていく。
ただ、仮にそうなったとしても、最後には携帯電話の3大キャリアのように棲み分けがなされるとは思いますが・・・
こういった心配もありますが、私達消費者からすればこれまでよりも便利な決済サービスを利用できることになります。
そしてスマートコードに加盟すれば店舗側は、これまで必要だった利用者の指定した支払いサービスに合わせた個別対応が必要なくなります。
そのため、店舗側の負担が軽減できる新しいサービスとしても期待されています。
今後も、キャッシュレス決済はどんどん当たり前になっていくでしょう。
ただ、マイナンバーカードの読み取りを始め、これからのこういった変化に対応していくためには、スマホが必須になってきます。
ただ、スマホが故障などしたときに備えて、別の決済手段などは必ず用意しておいて下さいね。
参考
Smart Code
→https://www.smart-code.jp/
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