●この記事では、エアコン室外機の盗難事件についてお伝えしています。
殺人的な毎年の暑さで、エアコンが手放せなくなりましたよね。
ただ、そんなエアコンをめぐってある意味、「殺人未遂になるのでは・・・」という盗難事件が発生していることはご存じでしょうか?
実は、夏に手放せないエアコンの室外機が盗まれる事件が発生しています。
今回は、「嘘のようなエアコン室外機の盗難」についてご紹介します。
そもそも室外機なんて盗めるの?
現実問題として、本当にエアコンの室外機はそんな簡単に盗めるのでしょうか?
実は、室外機を見に行くとまさかの「室外機がない・・・!?」なんてことが実際に引き起こされています。
というのも、エアコンの室外機はボルトで架台やプラスチックブロックや石のブロックに固定してあるだけだからです。
また、室内機と室外機は確かに銅管と配線で結ばれていますがパイプは空洞のため道具を使えば容易に切断することができてしまいます。
そのため、例えば埼玉県三郷市では・・・
7月中、エアコンの室外機が盗まれるという事件が、吉川警察所管内で、15件発生し、その内10件が、会社又は店舗敷地内での被害です。
犯人は盗んだ室外機を運ぶため、車を利用している可能性が高いと考えられます。不審者(車)を見かけた際は110番通報をお願いします。
この注意喚起から分かることは、
- 会社や店舗敷地内の被害が多いが、それ以外の場所も盗まれている。
- 車を使って盗んでいる。
ことが読み取れます。
それでは、どうしてエアコンの室外機を盗んでいくのでしょうか?
エアコンの室外機をそのまま転売するわけではない!
これまでも、「銅線」や「マンホール」など、様々なものが盗まれていたことがニュースで取りざたされてきましたよね。
ただ、例えばマンホールを転売する目的で盗むことは考えにくいですよね。
室外機も同じで、エアコンの室外機では銅やアルミニウムが使われているため金属の廃材が売られることになります。
とはいえ、分解して使われることもあり特に「made in JAPAN」と書かれた本体カバーだけが悪用されることもあるようです。
つまり、外側だけは日本製でも、肝心の中身は出所不明の製品が出来上がってしまいます。
当然、日本製ではないためすぐに故障するかもしれませんし、そもそも作動しないということもありえるでしょう。
問題なのは、「made in JAPAN」と表示されているため「日本製も大したことないな・・・」という間違った悪評が世界中に広がる危険性があることです。
例えるなら、あなたの名前で事件を起こした赤の他人の罪を、なんの関係もないあなたが取らされる状況です。
いわゆる、「人の土俵で相撲をする」という状態です。
とはいえ、こういった状況(なりすまし)は例えばSNS上では日常茶飯事ですので、より私たちの身近になってしまいましたが・・・
それでは、そんな室外機の盗難を防止することはできるのでしょうか?
春や秋に盗まれると数か月盗難に気付かないことも・・・
室外機は大きいので気付きそうなものですが、家の裏側など設置場所によっては盗まれても気付かない可能性があります。
特に、エアコンをあまり使わない春や秋頃に盗まれた場合、「夏や冬になってエアコンを使用しようとしたときに盗まれたことに初めて気付いた!」なんてことも・・・
エアコン.comでは様々な対策が紹介されています。
南京錠で固定する、光で警戒(防犯ライト)、音で警戒(防犯用砂利)、防犯カメラ(ダミーも可)を付けるなどの対策
とはいえ、室外機の盗難を100%防ぐことができないことが指摘されています。
ですが、防犯対策をすることで盗みにくくすることが必要になりそうです。
極端な話し、警察官の目の前で室外機を盗もうとする人はさすがにいないですよね。
最後に
普段の生活で想定外はつきものですが、まさか室外機が盗まれるとは誰も思わないですよね・・・
ちなみに、広島県では「閉校している小学校」・「閉鎖中の施設」・「休館中の公民館」のエアコン室外機が盗難されたことが記事なっていました。
確かに、100%盗難を防止することは難しいですが、このように放置することが危険なことは言うまでもありません。
室外機の盗難には十分にご注意ください。
そして、エアコン室外機は放置せずに定期的に確認することをお勧めします。
参考
クールストア:なぜエアコンの室外機だけが盗まれるの?
→https://coolstore.jp/qa/post_190
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