●この記事では、電化製品の接続と火災についてお伝えしています。
新型コロナウイルスの影響で「在宅ワークが始まったり」、「緊急事態宣言が再発されたり」と、まだまだ気の抜けない日常が続いています。
そういった事情があり、在宅で過ごす時間が延びている人が確実に増えています。
そんな中、なぜか電源プラグからの火災が引き起こされています。
今回は、「電源プラグと新型コロナウイルス」についてご紹介します。
電源プラグで火災?
そもそも「電源プラグ」ってなに?
私達が電化製品を使うとき必要になってくる物と言えば、「電源」ですよね。
電源がなければ、電力が供給されないため電化製品は動きません。
さて、例えば「テレビ」や「冷蔵庫」など、電気を供給するために電源から延びているケーブルの先端にプラグが付いていますよね。
そのプラグをコンセントなどに差込むことで、電化製品は動きます。
この、コンセントなどに差込む部分が「電源プラグ」です。
*プラグ:コンセントに挿し込むための、2つの突起がついた部品のこと。
ただ、そんな電源プラグはそもそも「プラスチック樹脂」や「ゴム」つまり、絶縁体でカバーされているため感電や漏電の危険なく使用することができるようになっています。
それでは、安全なはずの電源プラグなどから、どうして火災が発生してしまうのでしょうか?
誤使用で火災!?
そもそも「電源プラグの火災」と言えば、例えば配線器具に付着した「埃」・「水分」の影響で電気の通り道(トラック)が作られてしまうことで異常発熱し、火災が発生することが知られていますよね。
他にも、「たこ足配線」をしてしまうと定格電流を越えて危険なため注意喚起がなされていますし、もしもコードを束ねた状態で使用してしまうと放熱が妨げられ、コードの温度が高くなってしまいます。
つまり、電源プラグは正しく使わないと発火の危険があります。
それでは、新型コロナウイルスとどんな関係があるのでしょうか?
新型コロナウイルスと関係している?
例年の火災事故の現状は?
N I T E ( ナ イ ト )独立行政法人製品評価技術基盤機構が、2020年12月24日に「テレワークで大混雑
~プラグ・コードの取り扱いに注意~」を発表しています。
そもそも、電源プラグにかぎったことではないですが、「デーブルタップ」や「延長コード」、「コードリール」などでの事故は毎年のように引き起こされます。
例えば、私が書いているこのブログもテーブルタップでパソコンの充電をしながら打っていますし、コピー機の電源プラグもささっています。

さて、そんな電化製品の2015年~2019年までの5年間で、電源プラグなどからの火災事故はこのようになっていました。
- 配線器具からの火災:164件
- プラグ・コードからの火災:155件
《配線器具からの火災》
→埃・水分の付着によるトラッキング現象(火花・放電を繰り返して、電源プラグの樹脂部分が徐々に炭化し発火)が多くの原因になっている。
《プラグ・コードからの火災》
→電源コードやコードプロテクターに無理な力が加わり、断線してショートする事故が多くなっている。
それでは、新型コロナウイルスがなぜ関係しているのでしょうか?
新型コロナウイルスと在宅ワーク
冒頭でもお伝えしましたが、在宅ワークが増えましたよね。
そんな在宅ワークに必要になるのは、パソコンやスマホなどの電化製品です。
そして、そんな電化製品を使うためには、私も使っているたくさん電源プラグを挿せる「テーブルタップ」が使いやすいですよね。
実際、テレワークの影響でテーブルタップの需要が増加しています。ただ、テーブルタックは配線が邪魔になってしまいますよね・・・
しかも、この火災事故はコロナならではの危険もはらんでいます。
さまざまな火災事故が発生!
①水分によるトラッキング現象
配線器具からの火災原因でも分かるように、「水分」は厳禁ですよね。
それでは、コロナの影響でよく使われる液体はなんだと思いますか?
答え.消毒液
間違っても、接続部分に直接消毒液を吹き付けないようにして、乾拭きだけにする必要があります。
ちなみに、ペットの尿がテーブルタップに侵入し、トラッキング現象が引き起こされる焼損が引き起こされています。
くれぐれも、「水分」には気を付けて下さい。
②電源プラグへの破損
私の場合は、小さい子どもがいるため特に注意していますが・・・
テレワークをしているとはいえ、食事やトイレ、休憩などずっと座りっぱなしではありませんよね・・・
そのため、テーブルタップなどの配線を踏まないように移動する必要がでてきます。
とはいえ、配線が煩雑になっていればそのケーブルに足をひっかけてしまうこともあるのではないでしょうか?
この際、電源プラグが配線に引っかかった勢いで引き抜かれてしまうかもしれません。
ただ、こういった「コンセントへの抜き差し」や「使用中の引っ張り」などで、掃除機の電源プラグを傷つけたため、接触不良となり、動作時の電流により異常発熱して火災が引き起こされたことがあります。
さらに、電源コードを「机」や「椅子」の脚で踏むなど、無理な力が加わらないようにする必要があります。

③最大消費電力を越えた・・・
これは、たこ足配線でも同じような注意喚起がなされるのですが・・・
そもそも、「たこ足配線をしたから」というよりは、接続可能な最大消費電力を越えた電化製品を接続したために、出火してしまうことがあります。
例えば、配線を巻き取ることができる「コードリール」の電源コードがありますよね。
コードリールは、確かに必要な長さを引き出せばいいため重宝します。
ただ、このコードリールに布団乾燥機複数台を接続した結果、コードリールの電源コードが異常発熱し、建物を半焼する事故が発生しています。
ワンポイントアドバイス! ~電気容量は決まっている!~
確かに、テーブルタップなどは電化製品をいくつも電化製品の電気を供給できるため便利ですよね。ただ、接続しすぎれば電気容量を超えてしまいます。
そして、たこ足配線のようにいくつも接続していなくても、接続した配線の電気容量を超える使い方をしてしまうと出火してしまう危険があります。
延長コードなどには、必ず電気容量の上限(定格)が表記されているため確認するようにして下さい。
ちなみに、「延長コードに1500wと書かれていてテレビの電力が300w」なら、単純に同じテレビを5大までなら接続できることになります。
また、延長コードに15Aと書かれていて同じように300wのテレビに接続して使用する場合は・・・
→「A(アンペア)=w(ワット)÷V」の公式から導くことになります。
ちなみに、日本の商用電源電圧は、「一般住宅・オフィス用が主に100ボルト」、「工業用が200ボルト」となっているため、基本的に100Vと思えておけば問題ないでしょう。
300(W)÷100v=3(A)→「300W=3A」となるため、15Aなら5台のテレビが接続できることになります。
といういうことで、電化製品を使うときは電気容量には気を付けて使用するようにして下さいね。
新しい生活は、言い換えれば慣れない生活です。
身の回りに危険が潜んでいるため、コロナ対策の影響でかえって大変なことになることがあります。
電化製品と出火は切っても切れない関係にあるため、使い方には十分にご注意下さい。
もしも、例えば「電源プラグが曲がっている!?」といった変形などの異常がある場合は、使用を中止して新しく買い換えるようにして下さいね。
最後に
一番安全なのは、テーブルタップや延長コードなどを使わずにコンセントに直接接続して使うことです。
これが最も安全な電化製品の使い方だといえるでしょう。
ただ、実際はコンセントは限られていますし「スマホ」や「タブレット」など、1人が何台も電化製品を所持しているのではないでしょうか?
そのため、現実問題として「テーブルタップ」や「延長コード」などを使うことになります。
ですが、接続するコードが増えれば増えるほど「正しく」・「異常がない物」を使わないと、出火の原因になるため注意して下さい。
テレワーク後、疲れて電源プラグなどを踏んだり、引っかかってしまった場合は、異常がないか確認しその後、しばらく様子をみることをお勧めします。
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