「子ども食堂」は、子どもの貧困対策だけ?どこにあるの?

身近にかんじる生活不安

税金があがり、物価があがりと不安なことが多すぎる現代。ですが、こんな統計があります。

厚生労働省がだしている「生保護制度の現状について」より引用。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf

生活保護受給者数は約214万人。2017年3月をピークに減少

生活保護受給世帯数は約164万世帯。高齢者世帯の増加により、世帯全体は増加しているが高齢者世帯以外の世帯については減少傾向が続いている

jarmoluk / Pixabay

これだけ見ると、生活保護世帯は減っているようにみえます・・・あくまでお金に困っているのは高齢者だけ?(退職金は?年金じゃたりないの?)という疑問もあります。

かなり不安なかきだしになってしまいましたが、なにがあろうと子育ては続けないといけません。それでは、本当に子育て世代はお金に困っていないのか。そして、なぜ「子ども食堂」が注目されているのか紹介していきます。→「腹が減っては戦はできぬ」といいますし(笑)

 

一人暮らしは楽だった・・・

結婚した現在、経済的にギリギリな状態です。簡単にいえば、貯蓄ができなくなりました(汗)「子どもを2人も作ったから!!」といわれればそうかもしれませんが、そこに批判がいくのも本来かなりおかしなことだと思います。

ところで、毎日新聞のデジタル版でこんな記事をみつけました。記事の内容としては、生活保護を受給していない生活保護世帯以下の生活をしている子育て世帯についてです。そして、子どもの貧困率も始めて明らかになったと書かれています。

「子育て貧困世帯 20年で倍 39都道府県で10%以上」→2016年2月18日の記事

別に政権批判がしたいわけではありません。ただ、「生活保護者はふえていない?」のかもしれません。ですが、それ以下の生活をしている子育て世帯が確実に増えています。つまり、私の感覚は間違っていないのだとおもいます。⇒「他人ごとでは全くありません!」

それでは、「子ども食堂」について説明します。

 

子ども食堂ってそもそもなに?

ウィキペディアより引用

子どもやその、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための日本の社会活動。2010年代頃よりテレビなどマスメディアで多く報じられたことで動きが活発化し、孤食の解決、子どもと大人たちの繋がりや地域のコミュニティの連携の有効な手段として、日本各地で同様の運動が急増している。

国からは認められているの?

子ども食堂は、全国で2286か所で開かれています。ただ、これまで法律上の定義や行政の枠組みもない状態でした。

子ども食堂の意義を確認しつつ、地域住民、福祉関係者及び教育関係者に対し、子ども食堂の活動に関する理解と協力を促すようお願いするとともに、子ども食堂における安全管理について留意すべき点を整理することとしましたので、御了知のうえ、子ども食堂の活動に関して運営者や関係機関との連携・協力を図るとともに、本通知の内容につき、運営者のほか、地域住民及び福祉関係者に周知されますよう(省略)

つまり、厚生労働省としても「子ども食堂」について、とても強い関心があることがわかります。

どんなことをしているの?

naobim / Pixabay

先ほどもかきましたが、枠組みもなにもないので各々のやりかたでやっているのが現状です。ただ、「子どものため!」ということは、根幹にあります。

  1. 食事の提供・・・最近は、子どもだけでなく親子や親だけでくるケースもあります。
  2. 親子が地域とつながる場(居場所つくり)・・・貧困家庭の場合は、地域との関わりがそもそも薄いことがおおい。

これが基本的な役割です。

運営主体は、NPO法人・自治会・個人と本当に様々です。詳しく設置場所を知りたい方は「子ども食堂MAP」のリンクはこちら→子ども食堂MAP

ただ、現実的に資金繰りや人手不足・食中毒の予防など課題が山積していることもみえてきました。今後の国の動向がとてもきになるところです。

私も子どもたちが大きくなったらお世話になるかもしれません。いえ、おそらく利用しているでしょう。そのころには、もう少ししっかりとした枠組みができているとうれしいですね。

「子ども食堂=かわいそうな子」ではなく、「子ども食堂=みんなの居場所」になると行きやすくなるので・・・

いかがでしたでしょうか?今後、国がしっかりとした枠組みをつくることで補助金などがでればもう少し安定した事業展開もできると思います。そして、ここまでひろがってきた実績もあります。子ども食堂についてわかったことは、今後も伝えていきたいと思います。

 

 

 

 

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