日本人と生命表 指標が分かれば「コロナ」も推察できる?

 

東京都新型コロナウイルスの患者さんが過去最高(2020年7月23日)になるなど、緊急事態宣言が解除されてからもコロナ報道一色の日本。

最近では、イソジンが売り切れるなど同じ間違いを繰り返していますよね・・・

そんなコロナで混乱している日本ですが、実は2019年に公表された2018年の日本人の平均寿命は過去最高を更新していました。

今回は、「日本人の平均寿命と新型コロナウイルス」についてご紹介します。

 

日本人の平均寿命は世界でもトップクラス!?

生命表

皆さんは、「生命表」をご存じでしょうか?

厚生労働省では、「簡易生命表」と「完全生命表」の2種類が作成・公表されています。

  1. 簡易生命表・・・人口推計による人口や人口動態統計月(概数)による死亡数・出生数を基に、毎年作成されている。
  2. 完全生命表・・・国税調査による人口(確定数)や人口動態統計(確定数)による死亡数、出生数を基に5年ごとに作成されている。

 

さて、厚生労働省が2019年7月30日に公表した簡易生命表では、日本人の平均寿命は以下のようになりました。

  • 男性:81.25歳
  • 女性:87.32歳

女性の平均寿命は、90歳に確実に近づいていますし、男性も80歳に到達しています。

そして、国際比較で見ると・・・

  • 日本女性のランキングは、香港の87.56歳に続いて第2位。
  • 日本男性のランキングは、香港の82.17歳、スイス81.4歳に続いて第3位。

つまり、日本人の平均寿命は2018年の時点で、世界的に見ても平均寿命は男女とも5本の指所か、3本の指に入っています。

意外だったのは、香港が世界で一番男女とも長寿だと言うことでしょう。

それでは、日本人の生命関数を知るために「令和元年簡易生命表」についてもう少し見ていきましょう。

 

令和元年に取りまとめられた「簡易生命表」

令和元年簡易生命表は、日本にいる日本人について、昨年1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が・・・

  • 1年以内に死亡する確率
  • 平均してあと何年生きられるかという期待値

こういった、死亡率や平均寿命をなどの指標(生命関数)により表わしたものになります。

しかも、男女別に各年齢の人口と死亡数によって計算されるため、現実の日本の年齢構成に左右されることがなく、死亡状況のみを表わす数値となります。

早い話が、日本人の死亡状況を厳密に分析する上で不可欠な数値です。

例えば、今回の新型コロナウイルスで、毎日のように感染者数が大々的に繰り返し報道されていますよね。

最初の日本での感染者を思い出して欲しいのですが、しばらくは武漢からの旅行者が「日本の感染者」として感染者数が増えていきました。

つまり今、報道されてい感染者数は、そもそも日本国内の感染者数であり、「日本に住む日本人の感染者数」ではありません。

意図は分かりませんが、未だに日本に住む日本人のみの感染者数や重症・軽症といった細かい概要の一般人への報道はみたことがありません。

また、報道を見ていると感染者数の増加などは特に、「夜の街」などがターゲットにされてきました。

 

新型コロナウイルスと日本人の平均寿命

朝日新聞の報道によると、新型コロナウイルスの日本の死者について、以下のことが明らかになってきました。

  • 2020年7月20日:死者が千人を超えた(クルーズ船を含む)
  • 死者の8割以上が70代以上
  • 80代の3割が亡くなる

つまり、新型コロナウイルスは特に70代以上が亡くなる病気だと言えるでしょう。

 

それでは、2018年の日本人の平均寿命は何歳だったか覚えていますか?

  • 男性:約82歳(小数点以下四捨五入)
  • 女性:約88歳(    〃    )

少なくとも、「80代の3割が亡くなった」とありますが、そもそもこれは日本人の平均寿命に当たります。

さらに、死者の8割以上が70代以上です。

なにが言いたいかといえば、今後発表されるであろう2020年の平均寿命がどのように変化したかを見る必要がありますが、高齢者が亡くなっている以上、平均寿命にはほとんど影響がないことが考えられます。

厚生労働省が発表していますが、日本でインフルエンザで亡くなっている方は、年間約1万人と推計されています。

ちなみに、令和元年生命表ではこんなことも分かります。

 

年齢別の生存確率が分かる!?

令和元年簡易生命表により、例えば・・・

 

男女ぞれぞれの10万人の出生に対して65歳の生存数

  • 男性:89,637人(65歳まで生存する割合89.6%)
  • 女性:94,509人(      〃    94.5%)

 

男女ぞれぞれの10万人の出生に対して75歳の生存数

  • 男性:75歳まで生存する割合75.8%
  • 女性:     〃       88.2%

 

男女ぞれぞれの10万人の出生に対して90歳の生存数

  • 男性:90歳まで生存する割合27.2%
  • 女性:     〃       51.1%

ちなみに、生命表上で出生者の半数が生存すると期待される年数を「寿命中位数」といいます。

令和元年では、寿命中位数が男性:84.36年/女性:90.24年となっています。これは、平均寿命に比べて男性:2.95年・女性:2.79年上回っていることになります。

こういった指標を見ていくと、新型コロナウイルスの現状について個人でも報道とは違う視点で推察できるようになっていきます。

 

最後に

国は、生命表のようにさまざまな指標をもとにした、統計などの結果を発表しています。

ですが、なぜか報道ではこういった情報があまりなく、いまだに「嘘はついていない大盛りな情報」を流しているように感じます。

本来なら、連日「生命表」の話しや日本人のコロナ感染者の無症状者や重傷者などの詳しい概要を流せば、正しく怖がることができると思うのですが、報道機関からはあまり細かい報道はありませんよね。

もしも、連日報道すれば、少しずつ難しい言葉も多くの人が理解できるようになりますし、また難しい言葉を分かりやすく解説してくれる人が現われますよね。

せめて、私達からの分担金で成り立っているNHKが、詳しい情報(さまざまな指標からの分析)を連日だしてくれればいいのですが・・・

いろいろな意味で、コロナ騒動はまだまだ終息しないようです。


参考

酪農学園大学 動物薬教育研究センター
https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/3265.html

 

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