日本のコロナワクチンは3社から! mRNAワクチンとウイルスベクターワクチン

 

この記事では、日本で始まるコロナワクチンについてご紹介しています。

 

いよいよ、新型コロナウイルスのワクチン接種が近づいてきました。ただ、ワクチン接種については、さまざまな考え方がありますよね。

個人的にも、短期間で開発されたワクチンは大丈夫なのか?

自分の子どもに接種させてもいいのか?

なんて、やはり不安はあります。

ただ、なにも知らずに怖がってばかりもいられないため、今回は厚生労働省が発表している情報を中心に「新しいコロナワクチン」について紹介します。

 

そもそも、さまざま国がワクチンを開発している!

すでに、海外では予防接種が開始されていますが、コロナワクチンは主に「ファイザー社」・「モデルナ社」・「アストラゼネカ社」などが開発を進めています。

それでは、日本のワクチン接種は「この3社の中から選ばれる?」と考えるかもしれませんが違います。

A.3社とも使用される。

 

首相官邸HPより

  1. モデルナ社ワクチン(米国)   :5,000万回分
  2. アストラゼネカ社ワクチン(英国):1億2,000万回分
  3. ファイザー社ワクチン(米国)  :1億4,400万回分

合計:3億1,400万回分の供給を受けることが、契約締結されている。


つまり、日本で予防接種が決まっているワクチンは3種類あります。

  • 「ファイザー社」と「モデルナ社」→mRNAワクチン
  • 「アストラゼネカ社」      →ウイルスベクター(アデノウイルス)ワクチン

また、どのワクチンも新型コロナウイルスに対して90%以上の有効率とされています。

ちなみに、インフルエンザワクチンの有効率が20~60%と報告されているため、比べるまでもなく高い有効率であることが分かります。

この、高い有効率について日本感染症学会でも紹介されています。

mRNAワクチンは、人に実用化されるのは初めて。

それでは、そもそも私達が予防接種として受けるワクチンはどんなものなのでしょうか?

 

「mRNAワクチン」と「ウイルスベクター(アデノウイルス)ワクチン」

mRMAワクチンとは?

これまでワクチンと言えば、「生ワクチン(弱毒化した細菌やウイルス)」「不活化ワクチン(「死んだ」病原体や病原体の一部)」が用いられてきましたよね。

このワクチンは、病原体のタンパクを人に与えるワクチンです。

例えば、毎年予防接種がされるインフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。

ところが、mRNAワクチンは「核酸ワクチン」と呼ばれる、DNAやmRNAをベースにした新しい形のワクチンのことです。

人の細胞の中で病原体のタンパクを作らせることで、免疫システムを活性化させるワクチン。


さて、そもそも「mRNA」というのは、メッセンジャーRNAと呼ばれており、このmRNAは異なるタンパク質を生成するために使用する情報細胞を運ぶ設計図のようなものです。

そもそも、mRNAからタンパクへの翻訳は細胞質で行われています。つまり、mRNAワクチンを細胞質に輸送させることで機能するワクチンとなります。

それでは、もう一つの「ウイルスベクター(アデノウイルス)ワクチン」とはどういったワクチンなのでしょうか?

 

「ウイルスベクター(アデノウイルス)ワクチン」とは?

ウイルスベクターワクチンは、アデノウイルスなど感染力のあるウイルスに、特定の遺伝子を組み込み人体に投与するワクチンです。

  • 先天性の代謝疾患
  • 癌治療

これらに、応用されています。

そして実は、感染症の領域でもエボラ出血熱のワクチンとして海外ですでに実用化もされています。

→mRNA ワクチンと同じように、ヒトの細胞内で遺伝子からタンパク質が合成されることで、機能が発揮される。

それでは、具体的にワクチンはどのように接種されるのでしょうか?

 

ワクチン接種の時期は?

そもそも、新しいワクチン接種は法律1つとっても簡単に認められません。

ですが、2020年12 月 2 日に国会で可決された予防接種法の改正により、COVID-19 ワクチンの接種類型は臨時接種となりました。

→予防接種法の改正により、国が接種を勧奨するとともに、国民には努力義務が課せられることになった。

さて、そんなコロナワクチンは2回接種で進められる見込みとなっています。

ある市では、以下の予定スケジュールが掲載されていましたが、ワクチン接種の状況で変わるでしょう。(実際、この記事を執筆した1週間後にホームページがなくなっていたため、以下の予定は変わったようです)

対象者

 接種券の郵送       接種の実施
①医療従事者 2月下旬から(県が実施)
②高齢者

(昭和32年4月1日以前に生まれた人)

3月中旬以降

4月以降

(市民体育館で集団接種を行う予定)

③基礎疾患を有する人

 高齢者施設などで従事している人

4月中

高齢者の接種終了次第、順次開始
④それ以外の人 ②③終了次第、順次開始

上記のスケジュールはすでに変更されている可能性が高いですが、このようにあくまでも予定であり最新情報は、地域の市町村のホームページなどからその都度確認するようにして下さいね。

 

それでは、安全性についてはどのように考えられているのでしょうか?

 

安全性は大丈夫?

安全性については、誰もが考えることではないでしょうか?

私もその1人です。

そもそも、歴史的にワクチン開発は数年~数十年という長い時間がかかり、複雑でコストのかかるプロセスです。

つまり、ワクチン開発は一朝一夕にはできない研究の1つです。

そんなワクチン開発ですが、ナノテクノロジーによる医薬品の開発を目的に設立されたナノキャリア株式会社によれば・・・

ウイルスベクターを用いる遺伝子治療の場合、外から導入したDNAがゲノムに取り込まれ、細胞がん化等を引き起こす潜在的なリスクがあります。mRNA医薬の場合、そうした心配はありません。

とあります。

 

さらに言えば・・・

配列さえ分かればどんなタンパク質に対するmRNAも設計可能であるため、原理的に全てのタンパク質がmRNA医薬のターゲット分子となり得ます。

ともあります。

つまり、「mRNAワクチン」は少なくとも、「ウイルスベクター(アデノウイルス)ワクチン」よりも安全で、さらに汎用性が高いワクチンと考えられているようです。

そのため、今後はむしろmRNAワクチンがワクチン接種の主要になっていく可能性も期待されてもいます。

「mRNAを医薬品として用いる」というコンセプトは、1990年代からあった。ただ、開発するうえで大きな障壁があり、実際に医薬品としての研究開発が盛んになったのはここ数年のこと。

このように、以前から考え方としてはすでにありましたが、技術としてはコロナを契機として開発が大きく進んだワクチンでもあります。

 

最後に

コロナ禍により、技術の発展はさまざまなところで進められていきました。

その1つが、ワクチンでした。

ただ、現時点で分かっていることはワクチン接種による有効性だけです。

有効性。つまり、効果があったことが分かってもこれから世界中で何十億人もの人がワクチンを接種していくことになります。

その中で、どんな副反応が引き起こされるかは誰にも分かりません。

また、そもそもワクチン接種の影響が何年後・何十年後かに現われる可能性もあります。

そもそも、100%安全なものはないためこれは仕方が無いことだといえるでしょう。


ありえない話しですが、もしも、「100%安全!」と確証があるのならば、そもそもワクチン接種が努力義務にはならないでしょう。

なにより、新型コロナウイルスは全ての人が危険な病気ではありません。

むしろ、新型コロナウイルスにより危険な状態に陥る人は厚生労働省が発表している感染者情報を確認すると、かなり少ないといえるでしょう。

つまり、厚生労働省が示しているようにまさに努力義務として、自分にワクチン接種が必要かはそれぞれの年齢や基礎疾患などから判断することとなります。

そして、他のワクチンにも運用されるようになり、何年も経過して初めて有効性だけでなく安全性も認められることになるでしょう。

次回は、「ワクチン接種の効果と副反応」についてお伝えします。

 

 

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