●この記事では、「自動販売機が新しい生活様式に対応?」についてお伝えしています。
多くの人にとって、「自動販売機」といえば、ジュースやお菓子などが売られている自販機が当たり前ではないでしょうか?
とはいえ、例えば高速道路のSAエリアなどでは、「たこ焼き」や「フライドポテト」などホットスナックが売られている場所もあります。
さて、そんな便利な自動販売機ですが、コロナ禍による飲食店の営業停止や、営業できてもできる限り「非対面」・「非接触」が求められている現状だからこそ、大きな役割を果たしているようです。
今回は、「コロナ禍と自動販売機」についてご紹介します。
なぜ、コロナ禍で自動販売機が注目されているの?
そもそも、自動販売機の特徴といえばなんでしょうか?
- 複数台導入すれば「自動販売するコンビニ」が作れてしまう。(食料品から雑貨まで対象商品が広い)
- 24時間365日営業
- キャッシュレス決済にも対応できる
- 非対応・非接触などコロナ対応ができる
など、自動販売機を活用することでコロナ対策ができてしまうことになります。
それでは、具体的にどういった事例があるのでしょうか?
「お弁当屋さん」から「コンビニ」まで広範囲を網羅!?
これまでもお伝えしてきたように、「自動販売機=ジュース販売」ではありません。
さらに言えば、さまざな自動販売機は、実は以前から設置もされています。
それでは、具体的にどんな自動販売機が設置されているのでしょうか?
●VENDROID(ベンドロイド)
名前から察しが付くと思いますが、この自動販売機はお弁当専用の自動販売機です。
「売り子いらずの弁当屋」として重宝されています。
他にも・・・
- ハーブ自販機
- レトルトカレー自販機
- 冷凍牡蠣フライ自販機
などさまざまなタイプがあり、中には昆虫食などの自販機まであります。
当然、食料品だけでなくTシャツなどの生活雑貨を販売している自販機などもあります。
確かに、ネットでの購入は便利ですが、例えば今日の夕食が明日、届いても意味がないですよね・・・
このように、ネット購入ではどうしてもすぐに手に入れることはできません。またUber Eatsなどのデリバリーでは、そもそもお店が閉っていては利用できません。
ですが、自動販売機ならコロナ禍での現地調達としては、最も「新しい生活様式」に適した購買方法と言えるのではないでしょうか?
なにより、自動販売機で販売することには大きなメリットがあります。
自動販売機の可能性とは?
実は、日本経済新聞2019年12月の記事ではこのようなことが危惧がなされていました。
清涼飲料の自動販売機ビジネスが曲がり角を迎えている。地方の人口減少で台数が減っていることに加え、人手不足で商品補充などの人員を確保するのが難しくなりコストが高騰。
つまり、自動販売機の限界が叫ばれていました。
ところが、コロナ禍によりコロナ倒産が1000社を越えるなど、状況が一変してしまいました。
そもそも、お店を開けていなくても「土地代」や「賃貸料」など、最低限のお店の維持費はかかってしまいますよね。
その上、人手不足が深刻化しています。
ですが、自動販売機なら「マンションスペース」や「交通量の多い場所」などに設置出来れば、お店が早い時間で閉ってしまう緊急事態宣言下でも関係ありません。
さらにいえば、食事を提供してくれる自動販売機がいわゆる「夕食難民」の助けにもなっています。
→「夕食難民」とは、緊急事態宣言により多くの飲食店が20時までの時短営業になってしまった影響で、夕食に困ってしまう人達が続出したことで生まれた言葉。
この結果、必然的にコンビニのお客さんが増加し、コンビニをはしごする人が続出するという悪循環も生まれていました。
ですが、そもそも自動販売機は、「自分でお金をいれ・自分で商品を取り出す。」
そのため、全て自己完結します。
また、混み合った店内に入る必要もありませんよね・・・
とはいえ、自動販売機は品物がなくなれば補充しなくては「ただの箱」になってしまいます。
そのため、「限られたお客さんの早い者勝ち」になることはいうまでもないため、自動販売機でコロナ禍の生活が全て解決するわけではありません。
ただ、例えば「自動販売機アプリ」などで、自分が購入してみたい商品を検索して買えたら面白いと思いませんか?
そして、そんなニーズが広がれば新たな自販機が登場することになるかもしれません。
最後に
コロナ禍により、大くの人に多大な影響をあたえられてしまいました。
ですが、どんな状況であっても生活は続いていきます。
その中で、自動販売機が活用されていくのは当然の流れだったと言えるかもしれません。
なぜなら・・・
- 20時にお店が閉り
- 非対面・非対応が強制
- お店を開けられない所もあり
- お店を閉めても維持費がかかる
- 人手不足
などなど、これまでのお店運営ではない方法で商売をするしかなくなりました。しかも、多くの人が働いているため、夕食の需要は変わらずありました。
このように、コロナ禍の「新しい生活様式」はなにもテレワークだけではありません。
今後も、たくさんのことが変わっていくでしょう。
ただ、「新しい自動販売機」は夢があるのではないでしょうか?
辛い生活は嫌ですが、楽しみのある変化はどんどん取り入れていってもいいかもしれませんね。
参考
自動販売機jp
→https://jidohanbaiki.jp/business/
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