水は基本的に万能!? ~とはいえ、水だけでは足りないことも・・・~

 

これまで、熱中症対策についてご紹介してきました。

「天気予報の高温注意情報」や「救命できるタイミング」など、さまざまな情報を紹介してきました。そして、水分補給は水だけでは危険だと紹介してきました・・・

今回は、そんな「間違ってはいけない水分チョイス!」についてご紹介します。

 

熱中症についてはこちらの記事で紹介しています。

熱中症は思わぬタイミングで発生!? ~現場で解決できる救命タイミングはごくわずか~

 

「水」での水分補給はそんなにダメなの?

最近は、まるで「水が悪者?」なんて思えるようなこともありますが、もちろんそうではありません。

むしろ、ある程度万能だったりします。

以前の記事で「人間の身体の多くは水分(体液)が循環し小さな子どもほど身体は水で満たされている」と紹介しました。そして、水の必要性は例えば、厚生労働省のHPでも紹介されています。

「健康のため水を飲もう」推進運動


そもそも、身体の水分が不足すると熱中症だけではなく脳梗塞や心筋梗塞など、さまざまな健康リスクを引き起こします。

そのため、そもそもこまめに水を飲む必要があります。

 

「水」に付いては、こちらの水毒症の記事で紹介しています。

どんな物にも致死量が・・・ 「水中毒」の危険性とは?

 

ただ、飲み過ぎはもちろん危険(「毎食ジュース」・「1日に水○ℓ」も飲むなど)です。そしてもう一つ、飲み過ぎだけではなく、その時の水分チョイスを間違えるとさらに脱水が進んでしまいます。

 

自発的脱水

水だけで水分補給を続けても、身体の水分(体液)が十分に回復しない状態。これが、自発的脱水と呼ばれる状態です。

つまり、水のみの水分補給だけでは逆効果になる場合があります。

①発汗 → ②体液量(水分など)が減る → ③水だけを飲む → ④体液濃度が下がる(水で薄められる)

 

このような現象が、身体の中で引き起こされます。ようするに、私達の身体は水だけではできていないということです。

皆さんがご存じのように、「塩分補給が必要だ!」と言われるように、約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が、私達の身体に循環しています。


*エクリン腺(汗腺)から汗としてでていくのは、99%が水分です。ちなみに、それ以外の成分のほとんどは「塩分」です。

→とはいえ、割合としては少ないですがカリウム・マグネシウム・亜鉛などの「ミネラル」など、さまざまな物が汗とともにでていきます。

 

水だけを飲むと・・・

大量に汗をかいて水ばかりを飲むと先程の④体液濃度がさがる(低ナトリウム血症)ことで、いろいろな現象が身体の中で起こります。

単純に、水を飲めば飲むほど身体のナトリウム濃度がどんどん薄まります。

例えば、味噌汁に水を入れすぎても薄い味噌汁を飲むだけで済みますが、人の場合は体液濃度が薄くなりすぎると命に関わります。

そのため、生命維持のために身体にはこんな変化が現れます。

  1. 一時的に喉の渇きが止まる。
  2. 体液濃度を戻そうと、水分(排尿など)をだす。

 

つまり、からだは水分補給よりも体液濃度の維持を優先します。⇒「自発的脱水」に陥る!

そのため、水分補給には身体の状態に応じた適切な水分チョイスが必要になります。

 

適切な水分チョイス!?

「日常」・「運動」・「ダイエット」という目的で、それぞれ適している飲料が違います。

日経オンラインの記事を参考に紹介します。

  1. :カロリーがないため、水分補給には万能。ただし、塩分が入っていないので運動時には不向き。
  2. お茶:カフェインの利尿作用があるので、飲み過ぎはNG。塩分が入っていないので運動時には不向き。
  3. アルコール:利尿作用が高く、水分補給にならない。脱水を防ぐために、アルコールを飲む際は一緒に他の飲料水も飲む。
  4. スポーツ飲料:塩分を補給できるので、運動時に向いている。通常時に飲むにはカロリーが過多。
  5. トクホ飲料:ダイエットはもちろん、推奨量を守れば通常時も向く。ただし、お茶系のトクホ飲料は利尿作用があるので飲み過ぎには注意。
  6. ジュース:基本的には、ジュースや甘い炭酸飲料などはカロリーが高すぎ、水分補給には向かない。(あくまで、嗜好品)

 

「日常」・「運動」・「ダイエット」別の水分チョイスはこちら

飲み物 / 状況 日常 運動 ダイエット
お茶 ×
アルコール × × ×
スポーツ飲料
トクホ飲料
ジュース × × ×

 

 

 

 

 

さて、上の表から「アルコール」「ジュース」は日常・運動・ダイエットのどのタイミングをみても、相性が悪いことが分かります。

結局、「水が一番いい飲み物だ!」と言うことがよく分かります。ただし、運動時は「水」だけでは足りないため、唯一「スポーツ飲料」がもっとも効果的なことが分かります。

*ちなみに、「水+ふじっ子(塩昆布)」を一緒に食べると低ナトリウム血症を防ぐことができるのだとか。

 

最後に

水は、飲み方を気をつけなければいけない場合がありますが、基本的になくてはならない物です。ただ、水だけでは足りないため塩分などを足さなくてはいけません。

アルコールは水分補給になりませんし、ジュースばかりだとあっという間に糖分過多になります。(アルコールもジュースも嗜好品です)

水やスポーツドリンクを利用しながら、飲み過ぎにはご注意下さいね。


参考

日系電子版:運動時のお茶はNG 状況別水分補給のコツ
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0102P_R00C12A8000000/?page=2

汗ケアサイエンス
https://www.kao.co.jp/8×4/lab/article03/

大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/replenish/

いつもの食卓に塩こんぶ ふじっ子
https://www.fujicco.co.jp/shiokonbu/fujicco/umamineral/heatstroke.html

 

 

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