お金の話は嫌らしい?
今回は、私がずっと気にしている「子ども達にお金の話をいつしていくか?」
もっといえば、「投資の勉強はいつからさせるべきか?」について日本の現状を踏まえて紹介します。
興味がない方がほとんどかもしれませんが、一度読んでもらえれば幸いです。
お金の勉強がなさ過ぎる日本
小学校では、英語の授業が当たり前になり最近ではダンスの授業もあるのだとか。ですが、お金の話はまったくというほど勉強することがありません。
昔は、それでもよかったかもしれません。
終身雇用で年功序列があり、勤務年数に応じて給料もどんどん上がっていったと聞いています。
また、定期預金を10年もすれば預けた金額が倍になるなんて夢のような世界だったそうです。
さらに、高齢になれば年金がもらえて会社員にさえなれば生涯安泰なんて。
ですが、私も含めて今の若い世代にとってそんな話しは神話でしかありません。
経験したことがないのですから当然です。
今では、派遣や契約社員が当たり前になり「年金では生活を担保できない!」と政府が公言しています。
それに代わり、iDeco(個人型拠出年金)や企業型拠出年金が最近では持て早され老後のお金は自己責任論が当たり前になりつつあります。
これからは、個人で資産運用をしなければ生きていけない
預金しても、利息がほとんどもらえないのは皆さんご存じですよね?
定期預金も雀の涙です。
つまり、お金の話を知らずに今まで通りなら労働収入のみがあなたの収入源となります。
正社員で働いているならブラック企業でもない限り働けている間は生きているくことはできると思います。
ですが、その仕事がなくなったら?
給料が少なくなったら?
考えたことすらない人がまだまだたくさんいらっしゃいます。
最近、企業型年金でどこに投資するか決めた方もいらっしゃるのではないですか?
まさか、運用手数料の高い投資案件に応募していませんか?
お金の知識は、生きる力そのものです。
なにも株をしろといっているわけではありませんが、ちなみに企業型にしろ個人型にしろ年金という名はつい
ていますが、税金がかからないこれ以上ないと言うほどお得な「株式投資」です・・・
これからは、自分の意思とは関係なく国の政策の一環として(年金の代わりに)どんどん進められていきます。
つまり、お金のはなしを知らない・投資についても無知でいることはよっぽどラッキーでもない限り将来所得に雲泥の差がでる時代にすでに突入しています。
最近、よく取りざたされるベーシックインカム(すべての国民に毎月一定額を払い込むという制度)などそういった制度が運用されない限り、お金の話を知らずに日本で生きていくことはどんどん難しくなっていきます。
私たちの生活に投資は必須となりました・・・
例えば、「株は怖い!」といわれます。実際、「個人投資家の90%以上が勝てない」といわれている世界です。
なぜなら、お金の知識がないからです。誰にも教えてもらえません。
また、自分から学ぼうとすることもほとんどありません。
知識がないから、投資額やロスカット(マイナスになったときに利益確定すること)もメチャクチャです。
当然、損失が膨らむばかりです。
これが今の日本の現実です。
そうならないために・・・
子ども達が社会に出る頃には!?
子ども達が大人になる頃(10年後・20年後)には、今の仕事の多くがAIにとって変わられるとまで将来予測がされています。つまり、働く場所が激減すると言われています。
また、外国人労働者の受け入れがとうとう決まってしまいましたが今後は外国人との仕事の奪い合いが始まります。(外国人労働者の受け入れは2019年4月から→以前から言われていた増税(消費税10%)すら2019年10月からなので、外国人の受け入れはそれよりも急ピッチで行われることになります)
これまで以上に労働収入が怪しい時代に突入
高齢者デイサービスで正社員で働けば、12万~15万円は手取りで毎月もらえました。(私がそうでした)
これでも一人暮らしはできますが、5年間は実家で生活しました。一人暮らしをしても、毎月3万円程度は貯蓄することはできますが少しでも貯蓄を増やしたかったからです。
*一人暮らしで、ほとんど遊びもしないなら1ヶ月10万あれば余裕で生活できます。(食費などを見切り品でしのげば)
→この頃はまだ、純粋にお金は労働収入でしか稼ぐことができないと思っていました。
しかし、結婚してからが大変でした。
職場で異動があり給料も手取りが6年目で20万円ぐらいになったのですが子どもができると一変。
出産費用や産まれてからのおむつやミルク代などで家計はどんどん圧迫されていきました。
外食もほとんどないし自分のために使うお金はリアルに0円でした。
こういった状況は、以前から始まっていてこれからは福祉業界の中のはなしだけではなくなっていくでしょう。
お金の話を知っていればどうだった?
少なくとも、銀行預金ばかりに頼ることはしませんでした。
投資信託やニーサ(最近なら確定拠出年金)と言ったものを間違いなく利用していました。
株の利用は、あくまで損をしてもいい金額
200万円の貯蓄があるなら10万円だけを投資に回すといったやり方です。
10万円でも毎年、数円~数百円の配当金があったり企業によっては株主優待がもらえる株もあります。ちなみに、10万円の投資額があるなら株主優待がある会社を2社買うことができます。
この時点で嫌な感じがしたのならあなたは、労働収入のみで生計を立てることができている「本当にすごい人」ということになります。
そう考えてしまうのは、10年間福祉業界で働いていたからなおさらかもしれません。
繰り返しますが、お金の勉強はこれからの子どもに必須の知識です。
私自身、株主優待は現在4社からもらっています。すべての株を合わせれば、配当金も1年で2万円ぐらいです。これらは、これまで通り預金に回していればなかったものです。
*ただし、株の下落により損もしています。
お金を知ることは生きること
想像してみてください。
全くお金の勉強をしていなかった私が、独学だけで勉強して証券会社に申請して株取引をして1年がたちました。結果的には、プラスマイナス0円で配当金と株主優待分で得をしたような感じです。
つまり、お金の勉強をしっかりしていれば結果は変わっていたと思います。
なにしろ、これまで「複利」の意味すら知らなかったんですから・・・
複利とは、私たちが借金をしたときに恐ろしい利息が付くと思いますが、それがプラスになれば夢のようだと思いませんか?
現金10万円の場合 利息5%の金融商品の場合(今の銀行利息は0.0・・・)
- 単利の場合は毎年5000円ずつ増えていきます。
- 複利の場合は、増えた5000円をそのまま投資に回します。つまり、2年目以降から単利よりも資産が増えていきます。
→投資信託で複利を利用して長期的に運用することを進められるのはそのためです。もちろん、元本われするリスクもあります。私は投資信託で170万円ほど1年間運用して、直近の大暴落で+20万円→+2万円まで一気に下がりました。現在はまた戻りつつあります。
下がったとはいえ、普通に預金していて1年で2万円の利息は普通ありえません。それまでの+20万円も信じられませんが・・・
もしこの話しを疑うのなら、あなたがお金について知らないからです。
未来の常識は私たちの時代とはさらに違う!まさに異次元
私は、最近よくあるメール配信や講座など一切やっていません。というか、やり方も分かりません。ただ、子育てプログを書いている中で最近の国の政策やニュースを調べてこれまでの常識がさらに通用しなくなる子どもの将来に本当に危機感を感じて今回の記事を紹介しています。
一つ言えることは、「今の日本で子ども達にお金の話しを勉強させないのは異常だ」ということです。
個人投資を国策として進めているにも関わらず、いざその場になったら全くの無知で適当に選ぶしかない。これが今の日本の実情です。
→ちなみに、ジュニアNISAといって0歳~19歳までが対象の投資方法もあります。このように、国策として投資は当たり前になっています。
塾通いも大切ですが、子ども達に生きる力を身につけさせて上げてください。
お金の話は敬遠することではありません
お金があって初めて、自分のやりたいことを見つけることができます。
そんなわけで、まだ2歳と生後3ヶ月の子ども達にいつからお金の話を教えようかとすでに悩んでいる1人のバカなパパが私です。その時までに、私も勉強を続けます。
株式投資をしていれば、嫌でも勉強することになりますが・・・
まとめ
お金の話しは慣れるまでは難しいです。私自身、まだまだ勉強中です。
ですが、お金の勉強をすればいかに自分が持ったいないお金の使い方をしていたか思い知らされます。
→資産をすべて預金していれば増えるどころか減っていきます。
今回のように増税されれば、これまで買えたものが買えなくなるので実質的に貯蓄が減少したことと同義になります。これを理解するまでに私は時間がかかりました。
「預金が減るわけない!」と思い込んでいたので・・・
最後に、
株はお金の勉強をしてからにしてください。証券会社に講座を開こうとしても1ヶ月はかかるのでせめてその間だけでもしてください。
よくあるのは・・・
とりあえず株式投資→生活費まで手を出して大損→株は怖い!という流れです。
理想は、少額を投資しながら1年間は勉強をすることが一番だと思います。
自分で投資することで肌感覚が産まれるので実体験としてお金の話しが消化しやすくなります。
子ども達には、まずは家計の話しから初めてみてはいかがでしょうか?
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