子どもの好き嫌いって大変!
子どもの嫌いな代表的な食べ物といえば野菜。
大人の真似をして食べないのかと思ってみたりもしますが・・・
私も苦手な野菜はあるけれど、食べれないわけではなく子どもの前でも食べています(笑)
ですが、どんどん好き嫌いが増えてきて不安で仕方がない今日この頃(汗)
今回は、そんな子どもの好き嫌いについて紹介したいと思います。
なんで好き嫌いが多いの?
息子の場合:2歳になるまでは、比較的好き嫌いなく育ってきました。
ですが、だんだんと好き嫌いが増えてきています。
ただ、納豆と丸干し(干した魚で硬くて苦い)はどハマリしているようですすんで食べます(汗)
それでは、どうして好き嫌いが出てくるのでしょう。
「舌」の常識が変わっている!
皆さんも、「大きくなったら○○の味が分かる」なんて親に言われたことありませんか?
例えば、わさびのような薬味や辛口カレーなど。
*納豆や丸干しはすでにお気に入りになっているのではずします(笑)
実は、大人と子どもでは実際感じている味が異なります。
さらに言えば、子どもの方がより繊細に味を感じ取っています。
味を感じる器官といえば舌。
舌の上には味蕾(ミライ)と呼ばれる味を感知するセンサーがあります。
ここまでは皆さん知ってますよね?
それでは、こんな話しを聞いたことありませんか?
「舌は、場所によって感じ方が違う」
実はこれ誤りだそうです。
間違って広まってしまったんですがその内容は、ここでは割愛。
知りたい方は、こちらにリンクを貼っておきます。
→https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/13536
まだ、完全に分かっているわけではありませんが
- どの味蕾にも5味(甘味・旨味・苦味・塩味・酸味)がある。
- 以前のような味覚地図(喉の奥に近い舌が苦味を感じるなど)はないことが分かり教科書からも削除された。
これが今の常識です。
子どもと大人の違い
舌に関する今の常識は知ってもらえましたが、ではなぜ子どもの好き嫌いは多くなるのでしょう?
まず、先程紹介した味蕾の数が年齢とともにどんどん減っていきます。
ちなみに、生後3ヶ月頃までに10000個まで味蕾が増えるのですが、20代には5000個まで減ってしまいます。
つまり、大人の味蕾の数は子どもの半分しかありません。
なので、例えば「好き嫌いをなくそうと野菜を細かく刻んでカレーにいれてこれで大丈夫!」と思っても・・・
大人には分からなくても子どもには一目瞭然に分かってしまうということです。
という訳で、「どんなに調理をしても、子どもは食べないものは絶対に食べない」「無理に食べさせないほうがいい」という小児科の先生もいる程です。
というのも、あまりに何度も繰り返してしまうと好き嫌いセンサーが敏感になりその後も食べれなくなってしまいます(汗)
実際、もうじき40歳になる兄はナスビがまったく食べれないのですが、どんなに味や食感を変えてもいまだに当てて吐き出すという特殊能力を持っています(笑)
大人になっても食べれない物って、なにか思い出がありませんか?
という訳で・・・
親が、子どもの好き嫌いでできること!
- 食べれなかった失敗体験を何度も繰り返させない。
- 苦手意識を植え付けない。
- 嫌いな野菜をお椀に直接入れずに味噌汁やお鍋などで栄養素などを摂る。
- 大人になる頃には、味蕾が少なくなるので食べれるようになることが多い。
それでは本当に待つしかないのでしょうか?
「こうやったら食べたよ!」ってよく聞きます。
が、子どもに「苦痛だ!」と思わせないことが大前提です。
子どもは遊びが大好きなので、いつもと違う感覚をとても喜びます。
なので、親も楽しんでやって下さい。
間違っても、「なんで食べないの!!」なんて怒りながらはしないでください。
そうなるならやらない方がマシ。
ウチの子もそれで食べるようになった試しはありません。
むしろ、野菜を投げるようになりました(汗)
それでは紹介します。
「子どもが残したものを親が美味しそうに食べる。」
以上!
これでもダメなら食べるのを待ったほうがいいでしょう。
ちなみに、食べ物を組み合わることで食べれたりはあります。
納豆は苦手だけど、納豆入りの卵かけご飯なら食べられるみたいな・・・
ただ、それが分かるまでに子どもに苦手意識を植え付けてしまうことが多いです。
私は、どんな野菜でも料理しだいで食べられるようになると思っているタイプです。
ただ、その料理をあなたや私や私の奥様が作れるとは限りません(泣)
もし家族で外食する機会があるなら、おいしいレストランに行ってみるのもいいかもしれません(笑)
プロが作ってもだめならそれはそれで諦めというか肩の力が抜けませんか?
楽しくないことに子どもはついていきません。
ともあれ、なんでもやりすぎにはご注意ください。
まとめ
- 味蕾には、味覚地図はなかった。
- 大人の味蕾は子どもの半分しかない。
- 子どもが嫌いな食べ物は、基本的にどんなに頑張っても食べない。
- 食べさせる方法は、子どもが残した物を美味しそうに食べること。
- 苦手意識がつくまで繰り返しては将来的にも食べれなくなる可能性がある。
- 大人になれば、自然と好き嫌いは減っていく。
コメントを残す