あなたは子どもをどこに通ませますか?幼稚園・保育園・認定こども園

息子がそろそろ2歳になり、そろそろ幼稚園の時期も近づいてきています。

でも、他にも保育園があったりこども園があったりとしますよね~

今回は、そんな子ども達をめぐる園の特徴について紹介したいと思います。

 

それぞれの特徴

①幼稚園

ImagesBG / Pixabay

・3歳~5歳が対象。

・小学校以降の教育の基礎を作るための幼児期の教育を行う学校

・利用時間は?

→昼過ぎ頃までの教育時間

→園によっては、午後や土曜日・夏休みなどの長期休業中の預かり保育などを実施。

・誰でも利用できる。

*少子化のため、廃園がどんどん増えています。なんてもったいない・・・

②保育所

・0歳~5歳まで。

・就労などのため家庭で保育のできない保護者に代わって保育する施設。

・利用時間は?

→夕方までの保育

→園によっては延長保育を実施

・利用者:共働き世帯や親族の介護など、家庭で保育のできない保護者

*定員を増やせばさらに待機児童が増えるという悪循環・・・

③認定こども園(2006年10月1日~)

・幼稚園と保育所の機能や特徴をあわせ持ち、地域の子育て支援も行う。

0歳~5歳まで

 →0歳~2歳:夕方までの保育。

:園により延長保育を実施。

:共働き世帯や親族の介護などの事情で、家庭で保育のできない保護者。

 →3歳~5歳:昼過ぎ頃までの教育時間に加え、保育を必要とする場合は夕方までの保育を実施。

:園により延長保育を実施。

:誰でも利用できる。

:3歳~5歳のお子さんは、保護者の働いている状況に関わりに関係なく教育・保育を一緒に受けます。

:保護者の就労状況が変わっても、通い慣れた園を継続して利用できます。


《認定こども園のポイント》

①子育て支援の場が用意されていて、園に通っていない子どものご家庭も、子育て相談や親子の交流の場などに参加できる。

②子どもが振り回されるのを防ぐ。

・親が仕事をしている    →保育園

・どちらかが仕事をしていない→幼稚園

という考え方がこれまで中心でした。(今でもそうですが・・・)

*つまり、親の就労状況で保育園→幼稚園→また保育園という具合に子どもが振り回されていました。

でも、認定こども園の場合は継続利用ができるので、転園する必要がなくいわばハイスペックな施設。

geralt / Pixabay

④地域型保育(H27年:子ども・子育て支援新制度で新しく創設)

・保育所(原則20人以上)より少人数の単位で0歳~2歳の子どもを保育する事業。

・利用時間は?

→夕方までの保育。

→園により延長保育を実施。

・利用者:共働き世帯や親族の介護など、家庭で保育のできない保護者。

*地域型保育では、保育内容の支援や卒園後の受け皿の機能を担う連携施設(幼稚園・保育園・認定こども園)

が設定されています。


《地域保育の4つのタイプ》

①家庭的保育(保育ママ)

→家庭的な雰囲気のもとで、少人数(定員5人以下)を対象にきめ細かな保育を実施します。

②小規模保育

→少人数(定員6名~19人)を対象に、家庭的保育に近い雰囲気のもときめ細かな保育を実施します。

③事業所内保育

→会社の事業所の保育施設などで、従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育します。

④居宅訪問型保育

→障害・疾患などで個別のケアが必要な場合や、施設がなくなった地域で保育を維持する必要がある場合などに、保護者の自宅で1対1で保育を行います。

 

難しい内容になってしまいましたが、知ってて損はないと思います。

内閣府のHPに詳しく載っていますのでさらに詳しく知りたい方はリンクを貼っておきます。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/sukusuku.html#kyoikuhoiku

 

認定こども園はハイスペックと紹介しましたが・・・

3dman_eu / Pixabay

認定こども園が2006年に法制化され10年以上が経ちました。

でも、以前ニュースで「保育園落ちた日本死ね!」というブログが一躍有名になりましたよね。

そして、待機児童問題は現在も続いています(泣)

現状、「働く女性=保育園」が成り立っていますよね。

 

 

それはなぜでしょうか?

本来なら、認定こども園のほうが

幼稚園よりも・・・幼児教育が継続できてしかも保育時間が長い!

保育園よりも・・・保育時間は変わらず仕事ができてしかも幼児教育もしてくれる!

という多くの家庭にとって、まさに待機児童の救世主!

になるはずですよね?

なぜまだまだ認知度が低いのでしょう?


①保護者側のデメリット

例えば、幼稚園から認定こども園になった場合・・・

幼稚園だった頃の背景からイベントが多いことがよくあります。

→幼稚園ママ(専業主婦)・保育園ママ(働いている)という構図は想像できますよね?

このイベントは親が参加するだけでなく、イベント準備のお手伝いも必要になります。

それでは、どちらのママさんが中心になるでしょう?

おそらく、幼稚園ママさんが中心に・・・というかしわ寄せがくることは想像できると思います。

そしてお母さん同士がギクシャク。

実際、起こっています(汗)

②施設側のデメリット

・幼稚園と保育園ではそもそも先生のスタンスが違います。

幼稚園は「幼稚園教諭

保育園は「保育士」

先程の特徴でも説明しましたが、幼稚園は「学校」。保育園は「保育をする施設」です。

つまり、どちらもできる先生が必要になります。

・料金の問題

幼稚園部分と保育園部分で保育料の計上や予算がそもそも違います。

③夫婦共働き世帯やひとり親世帯などが優先される。

  • 1号:保育の必要性を認定されない3歳~5歳児
  • 2号:保育の必要性が認定されている3歳~5歳児
  • 3号:保育の必要性が認定されている0歳~2歳児

に区分されています。

1号は、認定こども園に直接申し込む。

2号・3号は市区町村に「保育の必要性」の支給認定を申請する。

そもそも、申請の仕方が違います(汗)


いかかだったでしょうか?

それぞれに特徴があることを知ってもらえたかと思います。

昔は幼稚園だけだったのが、保育園ができて、さらに認定こども園ができてと社会の変遷によって形を変えてきています。

選択肢が増えることはいいことだと思います。

その分、私たちも勉強して子どもが楽しく過ごせるようにしたいですね(笑)

Mojpe / Pixabay

 

まとめ

  • 幼稚園、保育所、認定こども園はそれぞれに特徴がある。
  • 認定こども園はハイスペックな施設。
  • 認定こども園が思うように増えない理由。

 

 

 

 

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