自転車抱っこの危険性!抱っこひもの交通ルールとSGマーク

抱っこひもでの自転車事故

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みなさんは、まだ1歳ぐらいの子どもと買物など外出するときはどうやって行きますか?

地域によって、車がないと不便。自転車で十分。中には、「隣がスーパー!」なんていう人もいらっしゃるかと思います。

 

 

自転車を選んだパパさんママさん。実は、最近抱っこひもで自転車に乗っている方が増えています。今回は、そんな自転車抱っこの危険性について紹介します。

 

抱っこひもってなに?

本当に昔なら、紐をタスキがけにして赤ちゃんを背負う写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか?

まさに、乳幼児を抱っこやおんぶをするための「紐」でした。ですが、現在の抱っこひもは安全で丈夫で、いかに親・子どもに負担をかけないようにするかを徹底的に研究されて作られています。

また、(SGマーク)という安全基準も確立しています。ですが、どんな商品にも想定されている使い方があります。

SGマークについては、こちらの記事でも紹介しています。

危険!人ごとではないベビーカー事故の事例を紹介します!

 

自転車に乗るときに抱っこひもは使っていいの?

抱っこひものSG基準ではこうなっています。

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①抱っこひもの安全基準は2015年5月に、「抱っこひもが緩んでいる状態で使用しても容易に赤ちゃんが落ちないこと」

という新たな基準が設けられました。なぜなら、しっかり固定していなかったことが原因で抱っこひもから赤ちゃんが落下する事故が相次いでいるためです。

②自転車で抱っこひもを使用する想定がされていません。

一般財団法人 製品安全協会がだしている「抱っこひものSG安全基準より引用」

http://www.sg-mark.org/KIJUN/S0027-03.pdf

(5)使用上の注意 (5)(a)落下の危険性 ①落下の危険性:乳幼児が開口部から落下するおそれがあります

身体を傾ける際に落下しないように気をつけ手で支える旨。また、頭が下向きにならないよう腰を曲げるのではなく膝を曲げる旨。

とあります。要するに、抱っこひもは落下の危険があるので①目を離さないでね。②手で支えるなど安全に使ってくださいね。

ということが書かれています。つまり、抱っこひもから目を離してしまい手で支えるといったこともできない自転車抱っこは、そもそも想定されていません。

 

道路交通法では抱っこ自転車は違反になります。

自転車の規制もずいぶん厳しくなりました。

2016年5月からは「改正道路交通法」が施工されました。

全日本交通協会より引用→http://www.jtsa.or.jp/new/koutsuhou-kaisei.html

・一定の危険な違反行為(信号無視、一時不停止、酒酔い運転等)をして3年以内に2回以上摘発された自転車運転者(悪質自転車運転者)は、公安委員会の命令を受けてから3ヵ月以内の指定された期間内に講習(3時間・受講料5,700円)を受けなければなりません。

命令無視の場合は、5万円以下の罰金

自転車による危険な違反行為
  • ①信号無視
  • ②通行禁止違反
  • ③歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
  • ④通行区分違反
  • ⑤路側帯通行時の歩行者の通行妨害
  • ⑥遮断踏切立入り
  • ⑦交差点安全進行義務違反等
  • ⑧交差点優先車妨害等
  • ⑨環状交差点安全進行義務違反等
  • ⑩指定場所一時不停止等
  • ⑪歩道通行時の通行方法違反
  • ⑫制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
  • ⑬酒酔い運転
  • ⑭安全運転義務違反

車の運転と変わらないぐらい厳しくなってきています。

 

抱っこひも関連の禁止事項

抱っこひもに関する禁止事項は、道路交通法施行細則を見れば細かなルールが分かります。

神奈川県警察HPより引用

https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0108.htm

幼児2人同乗用自転車の幼児用座席に幼児2人を乗車させ、幼児1人をひも等で確実に背負って16歳以上の者が運転する場合は、禁止されています。

※「幼児一人をひも等で確実に背負って」とあるとおり、抱っこひもを使用して前抱っこして自転車に乗ることは禁止されています。

前抱っこは、ハンドル操作の妨げになるのでやめましょう。

つまり、

①16歳以上の運転者に限って条件を満たせばおんぶで抱っこひもを使って自転車に乗ってもいいということです。
②幼児用自転車の前後の座席にこどもを二人乗せて、さらに抱っこヒモで子どもを背負った状態。いわゆる自転車の4人乗りは禁止
③16歳以上の者であっても、抱っこひもを前抱っこにして自転車に乗ることは禁止。必ず、おんぶにする。

という意味になります。

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それではなぜ、抱っこして自転車に乗るのでしょう?

①保育園が車での送迎を禁止している。

例えば、2人の子どもがいる場合

一人は、前の幼児用座席に乗せる。もう一人は、おんぶだと見えなくて不安なので抱っこひもを使って抱っこする。

②自転車の後ろに幼児用の座席を準備しても子ども自身が嫌がり暴れて座らない。(抱っこしないと暴れて危険)

*夫婦共働きなど理由はさまざまですが、子育てを必死に頑張っている結果だといえます。

 

自転車抱っこのなにが危険なの?

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  1. 抱っこひもを使って前で抱っこすると抱っこひものSG基準より、身体を傾けた時に子どもが抱っこひもから落下する危険性があります。
  2. 子どもの様子はわかるが、落ちそうになっても助けられません。
  3. 運転視野が狭くなります。
  4. そもそも使っている間に紐が緩んでいるかもしれません。
  5. 自転車でこけた場合、前のめりにこけるので赤ちゃんがクッション替わりになってしまいます。

実際、死亡事故が起こってしまいました・・・

朝日新聞デジタルより引用→https://www.asahi.com/articles/ASL9C5FHHL9CULOB019.html

神奈川県で7月、母親が電動自転車で走行中に転倒し、抱っこひもで胸に抱えていた当時1歳4カ月の男の子が亡くなるという痛ましい事故。母親は、過失致死の疑いで書類送検されました。

*このように抱っこ自転車は、法律違反だけでなくおんぶよりも事故が起こる危険性が高くなります。

 

実際にこんな取り組みがあります

私の近くの幼稚園も道の狭いところにあります。ですが、保護者ルールで車を一方通行にしています。なんと、先生が校門前で保護者の車から降りた子どもを受け入れます。先生が明らかに大変なのですが・・・

名づけて、幼稚園ドライブスルー。親は、車から降りることなく子どもをおろして次の車と交代するというシステムです。もちろん幼稚園ルールなので、たまに、知らずに逆方向から入ってくる一般車両があるようですが・・・

いかがでしたでしょうか?抱っこひもの危険性と交通ルールは知ってもらえたかと思います。幼稚園バスのような整備や駐車場の確保などもっと整備が整えばそもそも自転車抱っこは少なくなると思います。

または、より安全な自転車の開発など。禁止して終わりではなんの解決にもなりません。もっと子育てがしやすい社会になるといいですね。

 

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