子どものために、定期預金をされているママさん・パパさんも多いかと思います。
それでは、金利の意味は知っていますか?
また、銀行窓口で解約する方法はご存じでしょうか?
今回は、いざという時に定期預金を解約するために私が体験した銀行窓口での中途解約についてご紹介します。
定期預金の金利ってなに?
そもそも金利とは、借りたお金を返すときに支払う「利息」を決める割合のことです。
つまり、私たちが銀行預金をするということは、銀行に私たちのお金を貸し出すという意味になります。
私たちがお金を銀行に貸し出すわけですから、利息分を銀行は私たちに支払わなければいけません。
その利息を決める数値のことを「金利⚪%」といいます。
例えば、定期預金のほうが普通預金よりも金利が高くなっています。
それは、1年間・3年間などその決められた期間は中途解約しない限り、銀行に継続して預けておくことになるからです。
そして、少しでも金利が高いところで定期預金をすることで将来資産が以前は大きくかわったので、その名残で今も定期預金をする人が私も含めて多いです。
金利の計算方法
私の場合は、1年間で金利0.01%の定期預金300万円を中途解約しました。
300万円✕0.0001(0.01%)=利息300円です。
*実際は、300円からさらに税金が引かれるのでもうすこし少なくなります。
もっと金利がよければ継続したかったのですが、年間約300円の利息にまったく魅力がもてませんでした。
それよりも、いざという時のためにすぐに使える普通預金へ回すことにしました。
*中途解約をしても、元本割れをすることは基本的にはありません。たいていは普通預金での金利になるだけです。もともと金利が微少しかないので、影響はかなり小さいですが。
→「ステップアップ定期」や「満期特約付き定期」など定期預金の種類によっては、解約手数料が発生するかもしれないので窓口で確認したほうがいいでしょう。
最近では、ATMでも定期預金の解約ができる銀行も増えているようですが、始めてだったのでとりあえず窓口へいきました。
銀行利息にかかる税金ってなに?
銀行利息も所得になります。所得になるわけですから、税金を支払わなければいけません。このとき発生する所得を利子所得といいます。
ちなみに、「利子」と「利息」はどちらもお金の貸し借りをしたときの「お礼」のことです。
- 「利子」・・・住宅ローンのように借りた物に対して支払うお金。
- 「利息」・・・銀行預金のように貸した物にたいしてもらうお金。
昔は、この利息で財産が倍になったとか・・・
そして、利子所得は収入額(利息)がそのまま所得として扱われます。
利子所得としてかかる税金=20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)が課税されます。
私たちがもらえる金利は0.01%ですが、税金は20%を超えています・・・
*復興特別所得税は、H23年12月2日に東日本大震災からの復興を目的に創設された「特別措置法」が根拠法になります。(復興特別所得税は、H25年~H49年までの税金です)
窓口での中途解約手続き
必要な物は、「身分証明書」・「通帳」・「銀行印」です。
あとは、現金をATMから引き出すときに入力している「暗証番号」が分かれば問題ありません。
「定期預金の中途解約がしたいのですが・・・」といえば対応してもらえます。
私の場合は、定期預金が数口あったので中途解約を希望した定期預金の番号と金額を記入して終了しました。
ただ、このとき話には聞いていましたが、担当者からいろいろと質問されました。
質問タイム!
①担当:「なんの目的で解約するのですか?」
私:「子どもが幼稚園に行くようになるので、その費用といざというときのために使えるお金を用意したい。」
②担当:「幼稚園にそんな大金は必要ないですよ?」
私:「子どもが二人いるので、当面の生活費としても自由にできるお金を普通預金に置いておきたい」
③担当:「どこの幼稚園ですか?」
私:「⚪⚪幼稚園です。」
④担当:「車など大きな物を買われるのですか?」
私:「特に大きな買い物はありません。」
⑤担当:「今日は、お休みですか?」
私:「個人事業主として働いています。」
⑥担当:「フリーで自由にされているんですか?」
私:「けっこうギリギリですよ~」
と答えて手続きへ。
大体30分ぐらいで解約手続きは終了しました。
ちなみに、このときは妻と子ども2人を連れて行きました。
*もし、奥さんに頼む場合は委任状が必要になるなど手続きが面倒になることや、最悪手続きができないこともありえます。
銀行に家族連れでいったので、ある意味本人確認は万全の状態でいきました。
今回はお金を引き出したわけではなく、あくまで一部の定期預金を普通預金に移しただけです。
個人的な私見になりますが、「超低金利」といわれる0.0⚪%という金利で定期預金をしていてもメリットはほとんどありません。
それどころか、ネットバンキングやATMではなく解約手続きを窓口でおこなうなら、私のようにかるく質問攻めにあいます。
というわけで、私の場合は余裕のある内に解約することに決めたわけです。
*ことわっておきますが、担当の銀行員の方はとても丁寧な接客でした。
→書いてみて思ったのですが、やり取りを文字に起こすと冷たい感じになりますね・・・
最後に
10年の定期預金で100万円を預けたとします。
⑴金利が0.01%(0.0001)なら・・・
→10(年)✕100万円✕0.0001=利息1,000円
⑵金利が0.1%(0.001)なら・・・
→10(年)✕100万円✕0.001=利息10,000円
⑶バブル期の金利10%(0.1)だったら・・・
→10(年)✕100万円✕0.1=利息1,000,000円
すごいですね、確かに10年で倍になりました。
*もちろん、100万円の利息が付いたとしても利子所得として多額の税金がかかります。
私は経験したことないですが、バブルって本当にすごかったんですね・・・
もし、普通預金にある程度余裕があるなら長期投資などにまわした方がいいかもしれません。
10年の超低金利の定期預金をするなら、数万円から始められる株主優待や配当金で毎年物や定期預金の利息以上のお金をもらった方が賢いかもしれません。
株主優待について興味がある方はこちらの記事で紹介しています。
私がもっている株主優待についてご紹介しています。
まとめ
- 定期預金をしていると、いざという時に使えない。
- 解約するためには、面倒なことが多い。
- 超低金利の利息に20%を超える「利子所得」という税金が発生する。
参考
国税庁→https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/fukko_tokubetsu/index.htm
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