前回、「多胎育児」についてご紹介しました。
子どもが2人・3人となると、どうしても外出が難しくなります。多くの自治体がサービスを実施していますが基本的には、その場所に向かう必要がありますよね。
今回は、『子育ての強い見方「子育てタクシー」』について調べましたので、参考にしていただければ幸いです。
「子育てタクシー」ってなに?
子育てタクシーは、一般社団法人全国子育てタクシー協会主催の「子育てタクシードライバー養成講座過程」を終了したドライバーが専門に乗務するタクシーのことです。
特徴は、タクシー会社と子育て支援支援団体とのネットワークにより全国が対象となっていることです。
つまり、自治体のように一部地域のみのサービスではなく、全国的に利用することができるサービスということになります。(一部地域を除く)
具体的に普通のタクシーとは何が違うの?
「子育て世代」といっても、妊婦さんから学齢期の子どもまで、子どもの成長段階はさまざまですよね。そのため、タクシーが必要になる状況もさまざまです。
子育てタクシーは、ひと言でいえば「どんな状況でも基本的に対応できるように4つのコース」に分けられています。
→利用者は、妊婦・0~15歳の子ども及びその保護者です。
カンガルーコース
- 通院
- 検診
- 幼稚園の送迎
- お買い物
- お出かけ
など、こういった場合に利用することができます。
なにより、要望すれば玄関先までベビーカーや荷物を運んでもらえるため子どもが二人いても安心だと言えるでしょう。
ひよこコース
子ども一人でも安心して送迎してくれるサービスです。
- 通園
- 通学
- 通塾
などに利用することができるコースです。
小さい子どもを1人でタクシーに乗せることは、親としては不安があります。ただ、仕事で保育園に迎えに行くことができないなど、突発的なことが起こります。
そんな、「もしもの時」に頼ることができるのは大きなメリットがあるのではないでしょうか?
《事前の打ち合わせが必須!》
当然と言えば当然ですが、基本的なルールがあります。
①あらかじめ保護者から予約されたお子さんの1人での移動の手伝い。
②事前打ち合わせを行なった上での利用。
③予め送迎先に担当ドライバーを知らせる。
④電話にて、指定の番号へ送迎の終了を報告する。
《具体例》
残業で保育園のお迎えが間に合わない保護者→子どもタクシーへ送迎を依頼→子どもタクシーが保育園へ依頼のあった子どもを向かへに行く→自宅へ子どもを送る。
つまり、保護者が子どもタクシーに依頼することで完結することになります。
ただ、保育園の先生にも預かった子どもの安全を守る責任があります。もしも、迎えに来た人が偽物だった場合、大変なことになります。
そういったことを防ぐために、子どもタクシーでは保護者とこんな情報のやり取りをされるようです。
《保育園・幼稚園など相手側に信用してもらうために》
保護者と子どもの情報を確認して・・・
- 保護者から、保育園・幼稚園等に事前に指定された日時と子どもを送迎する会社名・ドライバー氏名を連絡してもらう。
- 先生方には、証明書等を提示してドライバー本人の確認。
このように、保護者から保育園・幼稚園などへ子育てタクシーの運転手さんが迎えに行くことを伝えてもらうことで、安全性が確保されています。
こうのとりコース
陣痛がきたら、産院へ直行してもらえるコースです。
- 出産予定日や産院などを事前登録
*利用しなくてもいいので、とりあえず登録しておくと安心です。
ふくろうコース
急なトラブルや夜間の発熱などにも対応。
子育てをしていると、子どもの発熱はよくあります。しかも、救急車を呼ぶまでもないぐらいの症状が多いですよね。
しかも、夜間の熱発が多いですよね・・・
そんな時、ふくろうコースを依頼すれば対応してもらえます。
- 夜中の急な発熱
- 救急車を呼ぶまでもない症状の時
- 突発の出来事による子どものみの送迎にも対応。
子育てをしているときに、一番困ることは外出手段ではないでしょうか。
ちょっとした買い物や定期受診、保健センターへの行き帰りなど、足が必要になることが頻繁に起こります。もしも、自家用車がない。あってもご主人しか運転できないなど、状況は各家庭でさまざまでしょう。
そんな、もしもの時のお守り代わりとして「子育てタクシー」を考えてもいいかもしれません。
子育てタクシー保険
先程もお伝えしましたが、「子育てタクシー」は登録する必要があります。とはいえ、一度登録してしまえば利用コースを変更することができます。
さて、そんな子育てタクシーですが保険が充実しています。
子育てタクシー保険
「一般社団法人全国子育てタクシー協会」に加盟している事業主は、子育てタクシー保険が義務づけられています。
子育てタクシーのあらゆるサービス内容、特に子どもだけを送迎する際などに配慮がなされています。
- 交通事故
- 傷害事故(車を降りて歩いたときに転んだ)
- 所持物破損(ベビーカーの破損など)
- 人格権侵害(セクシャルハラスメント・モラルハラスメント)
お住まいの地域に子育てタクシーが運行しているか、下記から調べることができます。
最後に
もしも、タクシーを呼ぶ機会があるのなら、サービスや保険内容を考えると子育てタクシーを利用する方がより安全に利用することができるでしょう。
なにより、買い物袋を玄関先まで持っていってくれることをはじめ、チャイルドシートや汚れ防止シートの準備があるタクシーってほとんどないですよね・・・
また、タクシードライバーが研修を受講していることは、親としても安心できるポイントの1つではないでしょうか?
子育ては1人でできる物ではないため、困った時の強い味方を1つでも多く持てるといいですね。
参考
一般社団法人全国子育てタクシー協会
→https://kosodate-taxi.com/#trademark
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