皆さんは、子ども達にベビーフードを食べさていますか?または食べさせていましたか?
ベビーフードの利用については、世代により賛否両論ありますよね・・・
そもそも、私の親の世代ではベビーフードじたいが一般的ではありませんでした。
今回は、そんな「ベビーフードの役割や注意点」についてご紹介します。
そもそも「ベビーフード」ってなにか知っていますか?
実は、「離乳食」と「ベビーフード」は定義が違います。
- 離乳食・・・離乳のための食事全てを指す。
- ベビーフード・・・赤ちゃんの離乳を助ける目的で市販されている加工食品。
つまり、離乳食という大きなカテゴリーの中にベビーフードがあります。
*そもそも「離乳」とは、「母乳やミルクしか知らなかった赤ちゃんが、食事から栄養をとれるようになっていく過程」のことをいいます。
ベビーフードの役割
ベビーフードの役割は、離乳の過程で赤ちゃんの発育に伴った栄養補給だけではありません。
- 噛む力
- 味
- 舌触り
など、赤ちゃんの機能発達をサポートする役割を持った食品です。
そんなベビーフードには、大きく分けると2種類に分かれます。
ベビーフードの種類
そもそも、市販されているベビーフードの数は500種類以上以上ありますが、食べ方によって大きく2つに分けることができます。
- ドライタイプ・・・水や湯を加えて与える。
- ウェットタイプ・・・調理完成品としてそのまま与えられる。
ベビーフードの食材
- 穀類・芋類・・・米・パン・うどん・ポテトなど
- 魚介類
- 肉類
- 野菜
- 果物
赤ちゃんの栄養を考えて様々な物が使われています。
調理形態
- 離乳開始時期から与えられる「粥状」「裏ごし状」のものなどの加工した物。
- 発育度合いに合わせて、粒状・固形具材が使われる調理完成品。
などのベビーフードが市販されています。
乳児用食品の見分け方!?
ベビーフードには、「○○ベビーフード」・ベビー飲料には「○○ベビー飲料」と書かれていますが、他にも「ベビーデザート」・「ベビーふりかけ」といった物もあります。
これらは、「ベビー」という文字が入っているため乳児用食品となります。
さて、乳児用食品は消費者庁が表示基準を定めているため乳児用食品に区分されている食品には、「乳児用規格適用」である旨の表示が義務づけられています。
乳児用規格適用
平成24年4月1日 厚生労働省より食品中の放射性物質の基準値として、1歳未満のお子様対象の乳児用食品には一般食品より低い基準値が適用されました。
→一般食品(100ベクレル/kg)・乳児食品(50ベクレル/kg)
つまり、乳児用食品の規格基準が適用されている商品だと示すために「乳児用規格適用」「乳児用規格適用食品」といった表示ができました。
対象商品は?
乳児とは1歳未満のことですがこの表示対象は・・・
- 1歳未満のお子様への飲食を目的で販売される食品
- 乳児向け(1歳未満)の食品と認識される可能性が高い商品
- 幼児向け食品出会っても「○ヶ月頃から」など、乳児向け1歳未満のお子様も対象とした商品
これらの商品は、一般食品よりも低い基準値を満たすことが義務づけられています。
*ベビー飲料のうち、「ほうじ茶」「玄米茶」などの直接飲用する日本茶(粉末は除く)は、乳児用食品よりも厳しい飲料水の基準値が適用されています。そのため、「乳児用規格適用」である旨の表示はありません。
→他にも、粉ミルクや牛乳・乳飲料にはこの表示はされていません。
ベビーフードの注意点
どんな物でもそうですが、絶対安全なものはありませんし、量が多すぎればどんなものでも毒になりえます。
そこは大前提として・・・
薬局などで、ベビーフードの棚に行くと月齢別に分けられているので一目で分かるようになっていますので、よほど急いでいない限り間違えることはないと思いますが、注意事項がいくつかあります。
記載された月齢の確認
ベビーフードには、○ヶ月といった表示があります。
- 赤ちゃんの成長に合わせて具材の固さや大きさ、味付けなどが調整されています。
- 月齢表示はあくまで目安ですが、月齢以上の商品は選ばない方が無難です。
使用原材料をチェック
- 初めての食材が含まれている場合は、一さじずつ与えていきます。
- 食べ物アレルギーが気になる場合は現在料蘭は確認する必要があります。
→食品衛生法で定められた7品目(えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生)のアレルギー物質は、原材料欄に必ず表示されています。
*初めての食材を食べさせるときは、病院の関係で連休前や夜間は避けた方がいいですよ・・・
賞味期限の注意点は?
賞味期限とは、開封していない状態で表示されている保存方法に従って保存した場合、美味しく食べられる期限を示しています。
他の食品でも言われることですが、ベビーフードも期限が過ぎてすぐに食べられなくなるわけではないですが、やはり賞味期限内に食べた方が美味しく食べられます。
- 未開封の商品は、風通しのよい涼しい場所に保存。
- 直射日光が当たるところ・40℃以上の高温になる場所では、品質劣化や腐敗の危険性がある。
- 容器が破損する可能性があるため、未開封の瓶詰めやペットボトルを冷凍庫で保存することは避ける。
*保存する場合は、別の容器や保存用密封袋などに移し替えて、冷蔵庫(10℃以下)に入れ翌日中に使う必要があります。
→赤ちゃんの食べ残しの保存はNG!
最後に
ベビーフードは当たり前になってきましたが、安全性というよりは個人的には金銭的に毎回ベビーフードは難しいとうのが正直なところです。
とはいえ、少子化の進行にも関わらずベビーフードの売上が伸びているようです。
気をつける点としては、ベビーフードだけでは、1食分の栄養分やバランスを摂ることは難しいため、穀類を主としたベビーフードを使う場合は、野菜やタンパク質性食材の入ったおかずや果物を添えるなどといった食事を心がける必要があります。
食事は偏らないようにご注意下さい。
参考
日本ベビーフード協議会
→http://www.baby-food.jp/index.html
日刊工業新聞:ベビーフード、じわり伸長=簡便さ、共働きから支持
→https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00528667
グリコ
→http://www.glico-youji.jp/kikaku/
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