離乳食で気をつけたいアレルギー ~出現の仕方には時間差がある!?~

 

子どもが産まれて、5・6ヶ月ほどが過ぎるといよいよ離乳食がはじまります。(7ヶ月の娘の場合は、だいたい5ヶ月頃から始まりました)

ただ、例えば蜂蜜は1歳を過ぎてからでないとボツリヌス菌に感染する危険性があるなど注意事項がたくさんあります。

そして、離乳食が始まるとなにより気になるのは「アレルギー」ではないでしょうか?

この年齢だから、「あれは大丈夫!」・「これはダメ!」そろそろ「⚪⚪を試して見ようか」と離乳食の準備が始まります。ですが、同じ食べ物でもアレルギーを持っている子もいれば持っていない子もいます。そして、症状の現れ方も違います。

そのため、少しずつ与えながら様子をみていくしかありません。

それでは、様子をみるときにどういった状態を観察すればいいかご存じですか?

どんな食べ物に気をつけるべきかご存じですか?

今回は、食物型アレルギーの典型的なタイプ「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」についてご紹介します。

 

そもそもアレルギーってなに?

今回は、食べ物アレルギーをテーマにご紹介しますがそもそもアレルギーは食べ物だけではありません。アレルギーの原因は、「抗原(アレルゲン)」と呼ばれます。

体内へ取り込まれる経路から、アレルギーは4種類に分けられています。

  • 食物アレルギー(口や消化管から)・・・「そば」や「卵」アレルギーなど。
  • 吸入アレルギー(鼻や気管支から)・・・「ダニ」や「カビ」アレルギーなど。
  • 接触アレルギー(皮膚や粘膜から)・・・「漆」や「ペット」アレルギーなど。
  • 薬物アレルギー         ・・・「ペニシリン」や「ピリン」アレルギーなど。

 

アレルギーの症状は?

アナフィラキシーショックやじんましんといった「全身症状」を始め・・・

他にも「呼吸器症状」・「消化器症状」・「神経症状」・「耳鼻科的症状」・「眼科的症状」・「皮膚科的症状」・「泌尿器科的症状」といったたくさんの症状があり、これらのアレルギー症状が同時にあらわれることもあります。

それでは、食物型アレルギーのなかでも「即時型アレルギー」について見ていきましょう。

 

即時型アレルギー

「即時型」と呼ばれるように、数分~遅くとも2時間(4時間と書かれているものもあります)までに症状が現れます。

●即時型アレルギーで現れやすい症状は・・・

  1. じんましん(ミミズ腫れ・ブツブツ)
  2. 紅斑(皮膚が赤くなる)
  3. 浮腫(むくみ)

が一番多い症状です。そして・・・

4.血圧が下がり意識が遠のいてしまう「アナフィラキシーショック」が症状としては一番重い症状となります。

*咳・喘息発作、嘔吐・腹痛・下痢などがみられることもあります。

 

即時型アレルギーの原因は?

体の中に入ってきた抗原(アレルゲン)に対して働きかけ、体を守る機能をもつ抗体を「IgE抗体」と呼ばれます。

この「IgE抗体」が、皮膚・腸粘膜・気管支粘膜・鼻粘膜・結膜などにいる*マスト細胞に結合した状態で抗原(異物=今回の記事では「食べ物」)と出会うことで、マスト細胞から化学伝達物質が放出されアレルギー反応が引き起こされます。

*マスト細胞は、「肥満細胞(顆粒細胞)」とも呼ばれます。

→過剰に作られたIgEの刺激に反応して化学物質を分泌するのですが・・・

このマスト細胞は、血管が分布する組織であればほぼすべての組織でみられます。そのため、全身どこでアレルギー反応が起こってもおかしくありません。

入浴時は、全身くまなくチェックしてあげると安心です。

それでは、次は「遅延型アレルギー」についてご紹介します。

 

遅延型アレルギー(「食物過敏」とも呼ばれる)

「遅延型」と呼ばれるように、すぐにアレルギーが出現する即時型とは違い、24~48時間後に症状が現れます。

そして、遅延型アレルギーの症状は多岐に渡ります。アレルギー的な症状もあれば頭痛や消化不良、関節痛のような症状から、イライラ・うつ状態などあげればきりがありません。

さて、そんな症状が現れるまでに1日~2日かかる「遅延型」ですからどれが原因か分からなくなります。実際、大好物でよく食べていた食品が原因である場合が多いことも特徴です。

*即時型とは違い、まだメカ二ズムはよく分かっていません。

さて、食べ物アレルギーにはすぐに症状が現れるアレルギー「即時型」と2日後に症状が現れる「遅延型」があることが分かりました。

それでは、どういったことに気をつければいいのでしょうか?

 

子どもの様子がおかしい!?

❶可能性の高い食べ物を2週間程与えない。

→じんましんなど、皮膚症状の場合は3週間以上たってから改善がみられることもあるようです。

 

➋食べた覚えのないものがアレルギーの原因になっている。

→加工食品やサプリメントなどに抗原が含まれていることがあります。

 

食べ物が特定できたら

反応が低くなるまで除去することが理想的ですが、できない場合は症状がでないレベルまで量や頻度を減らしていきます。→「優先順位」が大事になります。

遅延型アレルギーの場合は、反応が軽減すればまた食べられるようになる可能性があります。

 

食事の注意点

  • もし、卵がアレルゲンなら卵を引いた分、魚やお肉・だいずなど、その他の食材でタンパク源を確保する必要があります。
  • 加工食品にはたくさんのアレルゲンが含まれていて、添加物がアレルギーの原因ともいわれています。

ともわれ、医師や栄養士との連携が不可欠になるため、まずは専門機関に相談する必要があります。(予防接種などで利用しているかかりつけの小児科で相談した方が早いでしょう)

 

最後に

どんな物でも、アレルギーの原因になってしまいます。

ただ、特に気をつける「5大食べ物アレルゲン」についてご紹介します。

五大食べ物アレルゲンは、「卵・牛乳・大豆・小麦・米」がそれに当たります。

重症タイプのアレルギー症状を起こしやすい食物

  • 穀物類    ・・・そば・小麦
  • 動物性タンパク・・・牛乳・卵
  • 魚介類    ・・・かに・えび・たこ・いか
  • 果物類    ・・・キウイ・バナナ・柑橘類
  • ナッツ類   ・・・ピーナッツ・アーモンド
  • その他    ・・・カレー・チョコレート・グミ・キャンディーなど

 

子どもに、初めての食物を与えるときは念のため夜間は避けた方がいいですよ。もし、即時型アレルギーが出現しても緊急でしか受診できずリスクが高くなります。朝・夕の2回食なら朝食に与えた方がいいでしょう。病院が開いている時間帯を意識することをオススメします。


参考

食べ物アレルギーの診療の手引き2017
https://www.foodallergy.jp/wp-content/themes/foodallergy/pdf/manual2017.pdf

いたやどクリニック
http://kobe-iryo.jp/itayado/faq1.html

 

 

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