テレワークへの期待は高い!? なにが変わった?

 

この記事では、「テレワークはあり?なし?」についてお伝えしています。

 

新型コロナウイルスの影響で、テレワークが推奨されていますよね。それでは、どれくらいテレワークは受け入れられているのでしょうか?

今回は、「テレワークをしたくない理由?」についてご紹介します。

あしたのチームの調査結果より。

 

「あしたのチーム」がアンケートを実施!

「withコロナの働き方と人事評価に関する調査」

このアンケートでは、「全国の従業員数5名以上300名未満の企業に勤める300名」が対象となっていました。

詳しい対象者は、新型コロナウイルスに関する全国緊急事態宣言発令時(2020年4月16日~5月25日)にテレワークを経験し、現在勤務先でテレワークが認められている人のなかでも・・・

  • 週3日以上テレワークをしている(150人)
  • 現在勤務先でテレワークが認められておらず出社している(150人)

20~49歳の男女がそれぞれ選ばれました。

それでは、テレワークをしたくない理由を確認する前に、まずはどんなアンケートがなされたのか見ていきましょう。

 

さまざまなアンケート結果

テレワークは、これまでの働き方とは違いますよね。

例えば、上司が自分の仕事ぶりをどうやって評価するのかも不安がありますよね。

また、そもそも会社で皆で集まって仕事をするわけではないので、私達は個別にテレワークのための設備が必要になります。

それでは、そんなテレワークで「自律的に働けた人」はどれだけいたのでしょうか?

 

 

自律的に働けた?

実は、「自律的に働けた」・「やや働けた」と答えた人は7割でした。

  • 自律的に働けた:30.3%
  • ややできた  :39.7%

A.70.0%

一方で、「できなかった」と答えた人は7.7%だっため、全くできなかった人は全体の1割にもいなかったことになります。

*「あまりできなかった」と回答した人は、22.3%。


つまり、「テレワーク」という働き方は、このアンケートに答えた多くの人にとって自律性には影響が少なかったことが分かります。

実際、「テレワークが定着するか?」という質問に対しても「そう思う」・「ややそう思う」と回答している人が、約7割に達していました。

  • そう思う:27.0%
  • ややそう思う:46.3%

A.73.3%

さらに、「今後もテレワークをしたいか?」という回答も同じような状況になっていました。

 

 

コロナに関係なくテレワークを継続したい!

「あなたは働き方を選べるなら、新型コロナウイルス収束後もテレワークをしたいと思いますか?」という質問の回答はこのようになっていました。

  • 週3日以上テレワークをしている人

→そう思う:58.7% 
→ややそう思う:32.7%(合計:91.4%)

 

  • 現在勤務先でテレワークが認められておらず出社している人

→そう思う:26.0%
→ややそう思う:40.0%(合計66.6%)


つまり、実際にテレワークを経験した人の方が、テレワークの継続を望んでいることが分かりました。しかもその割合が9割以上になっています。

それでは、なぜこれほどまでにこのアンケートに答えた回答者は、テレワークという働き方に魅力を感じているのでしょうか?

 

テレワークでなにが変わったの?

●満員電車を利用せずに済み通勤ストレスから解放されるから。(35歳男性/埼玉県)
●通勤時間がなくなり、電話にも邪魔されず、かなりストレスフリーに仕事ができたから。(32歳女性/愛知県)
●通勤する必要がないし、オフィスの家賃も払わなくていいので、会社も従業員もwin-winになると思った。 (24歳女性/埼玉県)
●育児、親の介護、自然災害など様々な理由で出社が困難になるケースが考えられ、企業は常に柔軟な働き方を社員に提供すべきであると思う。(38歳男性/茨城県)
●状況に合わせて自由な勤務スタイルが根付いてほしいし、いい意味で成果主義を貫ける。(44歳男性/東京都)
●人の目に触れないからこそ、自律的に仕事をしなければという危機意識が高くなり、だらだらした時間の使い方をしなくなる。(40歳女性/東京都)
●通勤時間が本当に無駄だと思ったから。通勤時間を家事や自分の時間に充てることが出来て、ワークライフバランスがとても整ったと思ったから。(33歳女性/東京都)
●家族との対話時間が増えるため。(48歳男性/岐阜県)

さて、こういったアンケート結果が示されていました。

圧倒的に、通勤に関する内容が多いですよね・・・

また、今回のような緊急事態にも対応できる働き方であることが認識されています。なにより、心配されていたテレワーク中の時間の使い方もうまくできていたことが分かります。

このように、このアンケートでは今後のテレワークに対する期待が見てとれました。

binmassam / Pixabay

それでは、確かにテレワークが魅力的な働き方の1つとして受け入れられていますが、逆に「テレワークをしたくない理由」にはどういった理由があったのでしょうか?

 

テレワークの問題点?

テレワークをしたくない理由は、以下のような回答がされていました。

●会社でデータを見ながら仕事をしなくてはならないため。(44歳男性/神奈川県)
●対面営業が主なため。(42歳男性/神奈川県)
●相手の目を見て話をしたい。(44歳女性/大阪府)
●田舎ではネットワークが発達していないから。(30歳女性/島根県)
●生活リズムや切り替えがしやすい。(39歳女性/東京都)

このように、「会社に行かないと仕事ができない」・「ネット環境が難しい」といった致命的な問題がありました。

「生活リズム」や「相手の目を見て・・・」というのは、テレワークという働き方に対する習慣化が必要になってくるでしょう。


さて、工場など現場作業では確かにテレワークは難しいですよね。ただ、ネットに関して言えば以前の記事でも紹介しましたが、テレワークは必ずしも「自宅」ではありません。

会社に出勤しない働き方として、「移動先」や「移動中」などモバイルワークをされているかもいらっしゃいます。

企業が、従業員が暮らす地域のネット環境を整備することは難しいですが、サテライトオフィス(小規模なオフィス)などを準備することは可能ではないでしょうか?

当然、テレワークでも労災は認められます。

 

「テレワークと労災」については、こちらの記事でも紹介しています。

テレワークも労災保険の対象? 

 

最後に

テレワークは、多くの人にとって新しい働き方となりました。

特に、日本では「満員電車」や「パワハラ」などの問題が以前から取り沙汰されていますよね。

ただ、テレワークにしてもパワハラ(テレハラ)はありますが、少なくとも満員電車は回避することができるでしょう。

そういう意味では、テレワークが最も大きな働き方改革の1つになっているのかもしれません。

今後の働き方がどのように変化していくかはまだ分かりませんが、AIの発達により人の仕事がなくなり続けています。

近い将来、現場作業の多くはAIが全てやってくれるようになるかもしれません。

例えば、営業1つとってもAIによる営業リストの自動生成だけでなく、チャットボット(プログラムにより、トーク形式で顧客対応を自動化できるシステム)も開発されています。

そして、AIが今よりももっと当たり前になれば、テレワークも新しい働き方ではなくなるかもしれません。

 

「テレワークとパワハラ」については、こちらの記事で紹介しています。

遠くて近い「テレワーク」 「テレハラで」上司に対する不満が上昇中!?

 

 

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