皆さんは、子どもの頃お小遣いはいくらぐらいもらっていましたか?

また、いつからもらっていましたか?

子どもにどんなタイミングでいくらほど渡せばいいのかパパさんママさんにとっては大きな課題です。

今回は、お小遣い制ではなかった私からみた子ども達とお小遣いについて紹介します。

 

子どもにお小遣いを渡す理由

  • 金銭感覚を育てる。
  • お金を通じて計算を覚えさせる。
  • 買い物ができるようになる。

など、親の思いとしてはさまざまな期待があると思います。

子どもとお金

一番怖いのは、欲しいものがあるとなんでも買ってしまう場合

もし、お小遣い制にするなら必要以上に渡してはいけません。

お祭りの時や誕生日だからといった特別な理由のときも基本的には渡さない方がいいでしょう。

基本的には、どういった理由でこどもにいくらお金を渡すのかという基本ルールを作ることが大事になります。

その最も簡単な方法の一つが、「お小遣い制」という考え方です。


【お小遣い制】

①お小遣い制にすると、「毎月○○円もらえる」と子どもは簡単に計算ができるようになります。

→親としても、特段のお金を渡す理由を考えなくてもいいので楽かもしれません。

②子どもは、「自分が欲しいものを買えるまで待つ」・「全て使ってしまう」のどちらかで分かれると思います。

→使ってしまう子どもの方が多いと思いますが・・・

blickpixel / Pixabay

【なにも考えずにお小遣い制にしたときに陥りやすいパターン】

「子どもにねだられた」など特別な理由なくお金をさらに渡す。

確固たる考えなしでお小遣い制にした場合、基本ルールがありません。もし、親のその時の気分に左右されるなら、子どもは親の機嫌を必要以上にとろうとするなど別の問題が起こります。

これでは、子どもは「いつでももらえる!」と思いお金の価値観を学ぶどころか簡単に手に入ると考えるようになってしまいます。つまり、お小遣い制の意味がないどころか子どもに悪影響が出てしまいます

*子どもは、「あるだけ使ってしまう」とまずは考えましょう。もちろん、毎月1万円などあまりに高額になると我慢することもなく金銭感覚が狂うので論外です。

*子どものお小遣いが100円ならそれ以上は子どもにとって大金ですし、1000円ならそれ以上は大金だと感じるようになります。1万円なら、考えただけでも恐ろしいですね・・・

stevepb / Pixabay

 

~お小遣い制の基本ルール~

①お金をどのタイミングでいくら渡すか明確にする。

②お小遣い以外は、基本的には渡さない。

③子どもが親にお小遣いについて相談の余地を残しておく。

→「相談の余地を残す」というのは、例えば「友達の○○君はいくらもらってるから増やして!」などそういった自分とは関係ない理由ではなく、

  • 「○○が買いたい」「お祭りがあるから」など、自分がなぜお金が欲しいのかを言葉で伝えさせる。
  • お小遣いで足りないのかを確認する。(所持金といくら足りないかを考えさせる)
  • 親が納得できる内容ならお手伝いをしたら(○週間手伝うなら)など、特別にお金を渡す条件を提示する。

といった約束を徹底します。

 

お小遣い制でない場合

お小遣い制にすると、親の管理が大変なことが知ってもらえたかと思います。

それでは、お小遣い制ではなかった私の場合はどうだったと思いますか?

不幸だったと思いますか?

【お金がもらえるパターン→小学生3年頃から】

  1. お祭り(年2回:それぞれ500円程)
  2. お年玉(1000円程)
  3. どうしても必要なときは相談する。
  4. お手伝い(300円~500円程)

以上です。

とてもシンプルですよね。

もちろん、買い物を手伝うこともあったので金銭感覚が分からないということもなかったです。

所持金が1年間ほとんど増えることがないので使えば減る一方です。

そのため、子どもながらに学んだことは・・・

  • お金は使えば減る
  • 使わなければ1年後お年玉で貯まる
  • お手伝いや特別な行事でお金をもらえることがある(絶対ではありませんでした)

そんなことを理解していました。

AnnaKovalchuk / Pixabay

つまり、無駄遣いがまったくというほどありませんでした。

正確にいえば、千円だけで1年間自分の好きな物を買うことになるので必然的にそうなっていきました・・・


1年後には、お金が増えるとわかっていたので他の子ども達が1ヶ月スパンでお小遣いを考えていたのに対して、私の場合は1年スパンでお小遣いを考えていました。ちなみに、私は3人兄弟ですので兄達も同じでした。

よく、「お小遣い制にしないと仲間はずれにされる!」と心配されることもありますがまったくそんなこともないと思います。

お小遣いがあっても虐められるし、なくても友達はできます。

子ども達が付き合う友達によってまったく変わります。

お金を使わないなら、お金を使わなくてもいい友人関係が自然とできるので、本当に健全だったと思います。そもそも、お金がないと成り立たない友人関係っておかしくないですか?

 

お小遣いの考え方

QuinceMedia / Pixabay

特に、今の時代は小学生であってもお金と無関係ではいられません。

例えば、スマホを小学生でも持つようになり、24時間どんなタイミングでお金と関わるか分からない時代になりました。

 

 

小学生でスマホを持たせるなら、金銭感覚や詐欺について教えることは急務になります。

ですが、中学生まで・高校生まで持たせないなら普段の生活で時間をかけて教えることができます。

急いでお金について学ばせる必要があるなら「お小遣い制」・時間的余裕があるなら「お小遣い制はなくす」という方法もあります。

「みんな」ではなく「あなた」は、子どもにお金のなにを教えたいですか?

親が自信をもって教えていることは、子どもは理解します。どっちつかずな対応だけはご注意下さい!

まずは、お小遣いの基本的な家族ルールを作りましょう。

 

まとめ

便利になればなるほど知識がない子ども達にしわ寄せがどうしても集まります。親が考えることは、お小遣い制にするかどうかではなく、「なぜそれをするのか」「子ども達にどうなって欲しいのか」を考えることです。基本的なルールがしっかりとあるなら、お小遣い制の有無はたいした問題ではありません。

子ども達は、自分たちのお小遣いなのですからどのタイミングでいくら使うかは自由です。ですが、その自由は制限でもあることを理解できるように教えてあげることができるといいですね。

 

 

 

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