●この記事では、コロナ禍で意識が変わった「くしゃみ」と、変化の少ない花粉症対策についてお伝えします。
新型コロナウイルスの影響で、「くしゃみ」一つで周りの目が気になることがありませんか?
「無症状でも感染の疑いが・・・」なんて言われてしまうと、普通のくしゃみ一つとっても新型コロナウイルスの症状と疑われてしまいますよね。
今回は、ノバルティス ファーマ株式会社が実施したアンケート結果から、『「くしゃみに対する意識」と「花粉症対応の意識」』をお伝えします。
コロナ禍でのくしゃみの影響がアンケートに!
このアンケートは、2020年12月11日(金)~12月13日(日)に実施されたアンケートでした。
そして、このアンケートの対象者は、首都圏に住む20~40代の男女600人です。
この調査の目的は、「人のくしゃみに対する意識や、自分自身のくしゃみに対する意識と対策」についてです。
それでは、なぜこのような調査が行われたと思いますか?
A.花粉症の季節がくるから・・・
つまり、これから多くの人が否応なく、花粉症の症状なのに「コロナ?」と疑われるかもしれない季節がやってくるということです。
まさに、今の私達に必要な調査の1つではないでしょうか?
それでは、どんな調査がおこなわれたのかみていきましょう。
そもそも、多くの人が同じように「くしゃみ」を気にしていた!?
これは、当然の結果と言えるでしょう。
実は、新型コロナウイルス感染流行後から「人のくしゃみが気になる度合いが増した人」が、このアンケートの回答者では80.3%という結果になりました。
逆に言えば、「自分たちもくしゃみをすれば同じように気にされる」と、自覚していることにもなります。
それでは、どんな場所でくしゃみをしている人が気になるのでしょうか?
「くしゃみ」が気になる場所は?
- 電車の同じ車両内:89.5%
- 飲食店内:87.7%
- 職場のデスク:80.0%。
- 家庭内:61.2%
確かに、人が密集している場所では、くしゃみが気になりますよね。
ただ、家庭内でも6割以上の人が「くしゃみが気になる」と回答しています。
ちなみに、これはマスクをしていても気になることには変わりがないようです。
- マスク越しでも気になる:8.7%
- 少し安心するけどやはり気になる:62.3%
合計すると、マスクをしていても7割以上の人が、くしゃみを気にしていることになります。
これは、マスクに対する信頼感が、「気休め程度に感じている人が多い?」ということになるのかもしれません・・・
それでは、逆に自分自身がくしゃみをする行為をどれだけの人が気にしているのでしょうか?
自分がくしゃみをしたら?
少なくとも、現状ではくしゃみをすることは、これまで以上に目立ってしまうことがこのアンケート結果で理解できたのではないでしょうか?
となれば、新型コロナウイルス感染症の流行後、自分自身のくしゃみを気にされている人も多いことになりますが、アンケート結果にもこのことが現われる結果となっています。
- くしゃみをしたときに周囲の目が気になる:88.4%
- 家庭内では特に気にならない:40.3%(逆に言えば、家庭内でも気になる人は6割)
このように、アンケートに回答されました。
そして、リラックスできるはずの自宅内であっても例外ではなく、6割程の人が家族がお互いに自分のくしゃみを気にしていました。
ただ、ここからがこのアンケートの本題になるのですが、すでに花粉の季節が到来しています。
つまり、「これまで以上にくしゃみをする人が増えている」と考える方が自然ですよね・・・
それでは、花粉症についての意識は例年とはどれほど違うのでしょうか?
新型コロナウイルスによる花粉症への警戒心は高まっていない?
まず大前提として、花粉症は毎年引き起こされます。
ただ、花粉症の時期が来る前に対策を行うことで症状は改善することが可能です。
→「花粉症の治療」については、こちらの記事で紹介しています。
ところが、このアンケートに回答した「自分は花粉症」と考えている多くの人達が、そもそもこれまで受診してきていないことが分かりました。
- 病院で花粉症と診断:27.0%
- 花粉症だと思うが診断されていない:29.5%
つまり、56.5%の人が「自分は花粉症」と自覚しているにも関わらず、実際に診断を受けたのはその半数程しかいないことが分かりました。
それでは、花粉症の症状はいつ頃から出るのでしょうか?
1月~4月に症状が出る!?
花粉症を自覚している人達の中で・・・
- 毎年1~4月に症状が出る:46.6%。
- たいてい1~4月の期間に症状が出る:38.9%
つまり、85.5%の人達が1月~4月に花粉症の症状が現われることを自覚していました。
それでは、前もって対策をするかと言えば、どうやらそういうわけでもないようです。
というのも、「花粉症の治療に前年よりも力をいれるか?」という質問に対して・・・
- 前年より治療に力を入れたい:23.9%
- 特に変わらない:72.6%
となっています。
それでは、「いつもの花粉症対応」とはどういった対応なのでしょうか?
いつもの花粉症対応?
治療を受けている人は症状が出てから受診する人も含めれば全体で24.2%(症状がなくても治療を受ける人は7.1%)でした。
病院で治療をしない残りの7割以上の人の花粉症対策は・・・
- 症状が出るようになると市販薬を使用する:34.8%
- 薬を使用せずにマスクなどで対処する:24.5%
つまり、症状がでても受診することなく、例年通り「薬」や「マスク」で対応する人が多いことが分かりました。
当然、首都圏に住む600人を対象にしたアンケートであるため、対象を変えれば結果は変わるかも知れませんが、以外とこれまで通りの対応を考えている人が多いのではないでしょうか?
最後に
「くしゃみ」1つで、ここまで気にすることは、これまでほとんどなかったのではないでしょうか?
ただ、その反面、花粉症は例年通りに考えている人が多そうですよね。
また、1月~4月に花粉症の症状が出やすいのであれば、すでに2月になっています。
周りでくしゃみをしている人は増えているでしょうか?
ただ、それが花粉症が原因か分かりません。
そもそも、くしゃみの原因が花粉症だとしても、無症状の感染者なら「くしゃみ」や「鼻水」などから感染する可能性は十分にあります。
そのため、今年はこれまで以上に花粉症対策を今からでも実施しないと生活に影響が大きくでる可能性があります。
私が普段利用しているスーパーでは、「咳やくしゃみなど症状がある人は買い物はお控え下さい」なんてアナウンスまでされています・・・
特に症状が重たい人は、無用な「差別」や「区別」に強いられる可能性が高くなります。
今年は、例年以上に花粉症対策を実施することをお勧めします。
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