お小遣いが子供をダメにする? 「お金は対価」

 

みなさんは、子どものお小遣いをどう思いますか?

夫婦でお小遣いの話しをしていくと、意外な共通点を見つけることができました。

今回は、子どものお小遣いについてご紹介します。

 

「お小遣いなんていらない派」

私の場合は、お小遣いといえば唯一お年玉がそれに当たりました。といっても、お祭りなど特別なイベントがあれば「特別支給?」のような状態でごくたまにですが、お小遣いとしてもらうことができました。

私のエピソードはこのぐらいにして、私が子どもながらになにを考えていたかご紹介します。

 

お小遣いを年間として捉える

この感覚は、毎月お小遣いがもらえた人には理解できないかもしれません。単純な話し、私にとってのお小遣いは、毎月ではなく毎年という考え方が基本にありました。

ただ、毎年となるためほとんどお金を使わなくなります。当然、無駄遣いが減るというより「ない」ため使うどころか貯蓄するようになります。

注意点としては、普段お金を使わないためお金を使う実践をするために買い物などのお手伝いは必須になります。(お手伝いをしても基本的にお小遣いはもらえませんでした)

*厳密に言えば、私も年間でお小遣いをもらっていました。

geralt / Pixabay

 

「お小遣いはいる派」

奥様が、まさに典型的な毎月お小遣いをもらっていた派です。

お小遣い帳を作って、お金の計算などを学ばせる目的があったそうです。

その結果、友達との買い食いや多少の好きな物の購入などをお小遣いの範囲でやりくりをしていたようです。

 

共通点は?

毎年お小遣いをもらった私」と「毎月もらっていた奥様」の共通点は、お金の管理をしながら無駄遣いしないことです。

ただし、結果は同じですが経過(考え方)が真逆といってもいいほど違います。

 

お小遣いは毎年

私の考え方は、基本的にはお金を使わないことです。そして、本当に必要なときに使っていくという考え方です。車を例にすると分かりやすいかもしれません。

車を買える金額まで貯蓄するのは誰でもしていると思います。さらに、実際に車が必要になるまで貯蓄を続けて必要な時に余裕を持って車を買います。

それの繰り返しです。

 

お小遣いは毎月

奥様の場合は、毎月お小遣いがもらえるので「今月我慢すれば、来月またもらえる」という考え方が中心だったようです。

ただし、全て使うわけではなく必ず少しずつ貯めていたそうです。

つまり、「普段の何気ない時にも使うけど、無駄遣いには気をつけている」という感じだったそうです。

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そもそもお小遣いは必要?

男性と女生とで、違いはあるかもしれません。

ただ、そもそもお小遣いは必要なのでしょうか?

毎年とはいえ、私もお小遣いをもらっていました。

ですが、結果的に2人ともお金を生み出すことはできていません。10年間労働者として働き、その貯金から私は、個人事業主としてブログや写真・株式投資などをしていますが、まだまだ稼げる段階にはありません。

少なくとも、私にとってのお小遣いは自分がなにもしなくてももらえる「よく分からないお金」でしかありませんでした。子どもながらに「よく分からないけど、そういう家族ルールだから当たり前にもらっていたもの」です。

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お金は対価

それでは、もしこの習慣が「よく分からないけどもらえるお金」ではなく、「自分が働いたからもらえたお金」に変わっていたらどうなっていたかと最近は強く感じるようになりました。

投資でも、副業でも何でもいいですが「お金についてもっとしっかり学んでいれば」と思うことがあります。

  • 貯蓄するだけでお金は増えません。
  • なにもせずに「一ヶ月経ったから」「1年経ったから」という理由だけでお金を得ることはできません。

こんな基本的なことをお小遣いをあげる前に、これからの時代は親が最初に教える必要があります。

私達の共通点は無駄遣いをしないことですが、どちらも節約です。使うお金は確かに減りますが、お金が増えるわけではありません。

  • 入管法が改正され、外国人労働者がどんどん増加する。
  • 「近い将来、AIの進歩により働き場所がそもそも減少する」といわれている。
  • 銀行に預けても利息は数円。
  • 厚生年金などの社会保険料の増加や税金の増加。
  • 雇用形態も複雑化し、収入減により夫婦共働きでないと生活が苦しくなってきている。

挙げればきりがないですが、これが日本の現状です。

NeuPaddy / Pixabay

 

お金は勝手に増えない!

お金の増やし方を考えていくことが、これからの時代に求められているのは間違いありません。お小遣い制にすることは、お金についてなんの知識もない子どもが意識をもってお金に直接関わる第一歩になることが多いでしょう。

お小遣いの賛否は様々ですが、まずはお金の基本的なことを子どもに教えてあげて下さいね。

*お金は、なにもしていないのに勝手にもらえることはありません。

→大人にとっては当たり前すぎてつい忘れてしまうことですが、お小遣い制はこれを根底から崩してしまいます。そのため、私達には「どうやったらお金を生み出せるのか?」という根本的な考え方が抜け落ちてしまっていると感じています。

お小遣い制にするなら、子どもがお金について理解してからでも遅くはないでしょう。また、お小遣い制にするかどうか以前に、どういったやり方でお金を学ばせるかが重要になります。

もう一度繰り返します。

  • お金は、貯蓄するだけではその金額からは増えません。(物価などが上がれば、むしろ価値が下がります)
  • 一定期間が過ぎたとしても、なにもしなければお金が増えることはありません。

このことを、まずは子どもにしっかり教えてあげて下さいね。

*お金=天下の回り物⇒お金を稼いだ人にしかお金は集まりません。

nattanan23 / Pixabay

 

お金の話はイヤらしい?

「お金の話はあまりしない方がいい」と親から教えられて育ちました。しかし、その結果「労働者」として働き心身共に疲れ果ててしまい私は個人事業主になりました。

お金は生きるために必要です。残念ながら、昔のように貯蓄すれば10年で貯蓄が倍になることもありません。税金も本当に高くなりました。

にも関わらず、収入が減っています。挙げ句の果てに、政府が副業を推進している始末です。

お金の話は「禁句」ではなく、「していかなくては命に関わるレベルにまで達する(すでに達している)のでは?」と危機感を感じています。

話しが広がり過ぎましたが、最後にひと言でまとめると・・・

今後、お金の勉強は絶対に必要!

本来なら、私達がお金の勉強をもっとしっかりしていれば今の状況にはなっていなかったと思います・・・

私達がお金について知っていることは自身で経験したことやこれから勉強する内容ぐらいしかありません。ですが、最低限のことは教えることができます。

まずは、最初の第一歩として子ども達に私達と同じスタート地点ぐらいには立たせてあげて下さいね。

 

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