110番 ~通報した時点で位置情報(現在地)は分からないの?~

 

「警察」に連絡するときはどういう場合?

住所はどうやって確認すればいい?

警察への連絡は、「110番」ということはみなさん知ってますよね・・・

ですが、いざというとき正しく連絡できるでしょうか?

今回は、知っているようでしらない110番通報ついてご紹介します。

 

住所はどこで調べるの?

例えば、通報した場所が自宅や施設であれば住所は問題ないと思います。

ですが、もしそこが特に目印もない場所だったら?

住所を確認するのは意外と簡単です!

  • 自動販売機・・・自販機の下の方に住所ステッカーが貼ってあります。
  • 信号機・・・地名表示が書かれているので分ります。
  • 電信柱・・・街区表示板(住所が書いてある)があります。
  • 道路標識

ただ、状況的に調べられる状態にないかもしれません。

最後は、スマホを頼りにナビで現在地を確認しようとするかもしれません。

ですが、ナビを起動すれば確かに現在地は表示されます。ですが、住所までは表示されずに焦ることがあるかもしれません。

*「google map」の場合は、現在地の矢印を長押しすれば現住所を表示することができます。ただ、「一瞬で表示」というわけにはいきません。

Tumisu / Pixabay

そんな時は、アプリ「WGPS」をインストールしておけば起動するだけで教えてくれます。現在地の地図・郵便番号・住所・緯度・高度・日付を一瞬で表示してくれます。

(山登りなどをする人なら、緯度や高度は必要かな・・・?)

表示される地図は、拡大縮小もできてその場で瞬時に調べることができます。

このように、現在地の住所を知らせてくれるアプリを前もっていれておくのも一つの手です。

→アプリは、使い心地もあるので一度使ってみて下さいね!

 

緊急通報位置通知

ここまで解説してきましたが、基本的にあなたの現在地を伝える必要性はほとんどないかもしれません。

というのも、携帯電話会社のHPを見れても分かるのですが「緊急通報位置通知」が2007年4月に義務化されました。これにより、「110番」「118番」「119番」へダイヤルした場合は発信された場所に関する情報を自動的に通知する機能が携帯電話に付与されたためです。

ワンポイントアドバイス!

①「184」を付加して緊急ダイヤルにかける。→「184110」など。

②「発信者番号通知」通知しない(非通知)に設定。

これらの状態で発信すれば、位置情報は通知されません。

ただ緊急生が高いと判断された場合は、緊急通報受理機関が発信者の位置情報を取得する場合があります。

*ちなみに「118番」は海で起こった緊急事態が起こった場合で、海上保安庁につながります。

  • 海難人身事故に遭遇や目撃。
  • 油の排出等を発見。
  • 不審船を発見。
  • 密航、密輸事犯等の情報を得た。

などです。


緊急通報位置通知により、GPS情報や最寄りの基地局が通報時に通報センター側で見られるようになっています。つまり110番がつながった時点で、通報者の現在地は把握されています。

ただ、「発信場所や電波の受信状況により緊急通報受理機関が正確な位置を確認できないことがあり必ず口頭で発信場所や目標物などを伝えるように」と、例えばauのHPでは「口頭による発信場所の通知のお願い」が記載されています。

Free-Photos / Pixabay

 

また、通報者の名前や住所を聞かれるので落ち着いて答えて下さいね・・・

 

警察にはなにを伝えるの?

110番通報をするとこんなことが聞かれます。

  1. 何があったか?
  2. 通報の何分前のことか?
  3. 場所・住所・目標となる店舗や建物・階数等は?
  4. 被害や目撃の状況、けが人の有無は?
  5. 犯人について、性別・人数・年齢・服装や逃走方向は?

といった内容です。

geralt / Pixabay

ちなみに、110番通報につながらないこともあるためその場合は直接警察へ訴え出る方がはやいこともあります。

というのも、110番通報の回数が想像を超えています。

110番通報についてはこちらの記事でも紹介しています。

警察と私たちを即座に結ぶ110番 ~続く深刻な現実~

 

#9110(警察相談専用電話)

緊急事態でない場合は、悩みごと・心配ごとは警察相談ダイヤル 電話:「#9110」へ。

「悪質商法」・「暴力団組織」・「DV被害などの家事相談」・「誰かにつきまとわれているかもしれない」など、多岐にわたる相談を総合的に受付け、相談内容に応じて窓口などが案内されます。

まさしく相談窓口です。

「今」起こっていることでないなら#9110へ。

 

まとめ

  • 自販機や信号機・電信柱など、現在地が分かるものは周囲にたくさんある。
  • 現在地を知らせてくれるアプリを使えば瞬時に現在地を知ることができる。
  • 緊急通報位置通知により、携帯から緊急通報をすれば発信者の現在地は把握される。
  • 緊急事態でなければ、警察相談専用電話「#9110」を利用する。

参考

警視庁:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/jiken_jiko/110/110_110.html

au:https://www.au.com/mobile/anti-disaster/kinkyu-ichitsuchi/

海上保安庁:https://www.kaiho.mlit.go.jp/doc/tel118.html

 

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