乾電池のプラス部分が外れた? 息子が乾電池内の液体を誤飲・・・

 

2019年4/2(昨日)のことなんですが、株取引きが始まるまで用事を済ませようと席を離れて数分後、妻の悲鳴が響きました。

「何してんの!!」

「えーー!!」

このとき息子(2歳)は、大好きな「アンパンマン」をリアルタイムで見ていて、妻は朝食の準備中でした。5分ぐらいで戻るつもりだったのですが、目を離したことが私の大きな間違いでした。

今回は、かみ癖のある息子が病院へ行くことになったこの日1日の体験をご紹介します。

 

乾電池からの液漏れ?

妻の悲鳴を聞いて慌ててリビングに戻ると、息子は「イカスミを食べたあとのように口が真っ黒」になっていました。

その黒い物体の原因を探すとすぐに見つかりました。なんと、息子は単4乾電池を噛みちぎって?

いました・・・

正確には、電池の「プラス部分(出っ張り)」が分離していました。

ウェットティッシュで拾ったため、写真のように真っ黒になっています。そして、乾電池のプラス部分から黒棒が生えていますね・・・

初めて乾電池の中身を見ましたが、まさかプラス部分が分離するとは思いませんでした。

話しを戻します。

そもそも乾電池は全て片付けていたのですが、テレビのリモコンの電池をわざわざはずして噛んでいたようです。

下の写真は、プラス部分が息子によって噛みちぎられた乾電池の残骸です・・・

ここから、病院までの戦いが始まります。

 

家でできる対応

電池の一部(金属)を飲みこんでしまい、電池が一ヶ所にとどまった場合は、胃潰瘍ができるなどして強い痛みに見舞われます。さいあく、死ぬこともあります。

そして、詰まった場合は基本的に胃洗浄や手術で取り出すなど病院に行かなくては対応ができないためすぐに病院へ行く必要があります。

つまり、この時点で息子が電池(金属)部分を飲み込んだか不明なため「受診!」という選択肢しかありませんでした。

 

私→息子の対応

  • 濡れたガーゼハンカチで黒くなった口の中と周りをキレイに拭き取る。
  • 歯にこびりついた乾電池の液は歯ブラシでかき出す。
  • 水で、何度も洗い流す。

このとき使った「ガーゼハンカチ」と「歯ブラシ」は処分しました。

妻→病院へ連絡

  1. かかりつけの小児科へ連絡すると、この日はたまたま臨時休業でまさかの休みでした。ただ、電話は繋がったので、主治医から「中毒センターへ連絡して」といわれたそうです。
  2. 「中毒センター」へ連絡すると話し中でつながらず・・・
  3. 以前、緊急で受診した小児科を連絡するもこちらもつながらず。→ネットを確認すると、ネット予約ができたので10時に予約をいれ、すぐに病院へ。

こういったことから・・・

❶かかりつけ医とは別に、他にも受診したことがある小児科があると心強い。

➋小児科に電話がつながらない場合は、その病院のネットを確認すると予約できる可能性がある。

さて、それでは病院での対応を見ていきましょう。

 

受診経過

さて、患者さんが多くて30分程待つことになりました。ただ、この時点で正直「大丈夫だろう。」とは思っていました。というのも、息子はいつも通り・・・というよりいつも以上に元気いっぱいでした。

【医師からみたチェックポイント!】

医師より「電池液はもちろん身体によくないが、電池の金属部分を飲み込んでいると大変!まずはレントゲンで確認します」ということでした。

 

いざ、レントゲンへ!

誤飲して2時間も経たないぐらいでしたので、レントゲン技師から「仮に金属を飲み込んでいたとしても、時間的に精巣まではいかずにまだ胃にとどまっているはずなので上半身だけ撮影します」とのことでした。

息子は、特に怖がることもなくレントゲン終了。

 

医師の説明

レントゲンが終わり、結論から言えば「特になにもレントゲンにうつっていないので大丈夫でしょう」ということでした。

 

【今後、起こりうる症状を確認!】

❶もし、液だけでなく電池部分も飲み込んでいれば激痛でこんなに元気なようなことはまずない。
飲み込んだかどうか分からないぐらいの症状のときは、飲み込んでいないことが多い。
❸万が一、飲み込んでいて残っていることもあるので3日ほどは様子をみる必要がある。
❹最初の対応がよかった。

とのことでした。

mohamed_hassan / Pixabay

 

電池の液漏れ?

そもそも乾電池の中身は・・・

  • 炭素
  • 二酸化マンガン
  • 塩化アンモニウム
  • 亜鉛

などで構成されています。乾電池の中身は今回のことでも分かりましたが「真っ黒」です。

さて、乾電池によって液には「アルカリ性」と「弱酸性」があります。

アルカリ乾電池は強いアルカリ性→今回は、こっち!
➋マンガン乾電池は弱酸性

どちらにしても、手に液が付いた状態で目をこするようなことがあれば失明の危険性もありました。電池液が付着した時は、即座に洗い流す必要があります。

それぞれの乾電池についての注意点については、こちらの三菱電機のHPで確認することができます。

 

最後に

「子どもは何をするのか分からない!」と、改めて再確認する1日となりました。とりあえず、息子が無事で安心しました。

そして、家に帰ると今度は電池液で黒い染みができたカーペットの洗濯です・・・

とりあえず、食事・排泄も問題なく元気に過ごしているのでしばらく様子見は続きます。みなさんも、本当に電池にはくれぐれもお気を付け下さい。

それにしても簡単に外れないとはいえ、まさか乾電池のプラス部分が分離されるとは思いませんでした・・・

→誤飲してから3日経ち、かかりつけの医師にも確認してきました。医師から、「特に問題ないね!」とお墨付きをもらいました。息子は、相変わらず走り回っています。


参考

パナソニック:乾電池が液漏れしました。
https://panasonic.jp/?_ga=2.51306537.1686137220.1554200111-390638349.1554200111

三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/denchi/attention.html

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です