赤ちゃんの神事「赤ちゃんの土俵入り」はご存知ですか?

赤ちゃんと相撲

突然ですが、「赤ちゃん力士」という言葉をご存知でしょうか?実は、私の奥様が生粋の相撲女子(スモジョ)なんですが・・・

相撲女子:相撲が大好きな(愛している)女性をさします。

私は、相撲といえばテレビで見るぐらいなのでそれほど詳しいわけではありません。

本当は、本場所の予想や力士の状態などを書ければいいのですが私は詳しくありません。そんな事情もありまして、今回は私が書ける精一杯の相撲関係?

それでは、赤ちゃん力士の紹介です。

 

赤ちゃんの土俵入りってそもそもなに?

Dung_Dang / Pixabay

赤ちゃんに、「たくましく育って欲しい!」という願いを込めたお祝いの行事。もちろん赤ちゃんが相撲をとるわけではありません。

実は、江戸時代から伝わるという由緒正しい神事なんです。

この神事が、10月20日徳島県海陽町鞆浦(かいようちょうともうら)でとりおこなわれました。

 


 赤ちゃんは

  1. 頭に紅白のねじりハチマキ。
  2. 虎や鷹などがあしらわれた化粧まわし。
  3. 相撲なので、上半身は裸。
  4. 行事が一人ずつ大声でしこ名をあげながら赤ちゃんを高く抱きあげる。
  5. 赤ちゃんは行事(神主)の声に驚いて泣く。(泣かない子もいるそうです)

→しっかり土俵も準備。

 

この時は、県内外の4ヶ月~1歳3ヶ月の55人が赤ちゃん力士として四股名(しこな)を呼び上げられました。

赤ちゃん力士の出番は、この土俵入りまでとなります。

*四股名:力士の名前のこと。

*土俵入り:力士が土俵の上でおこなう儀式のこと。

 

これで終わりではありません!

赤ちゃんのつぎは、保育園児が相撲をとります。

Hans / Pixabay

そして、最後は大漁餅投げをして閉幕となります。

なぜ、大漁とつくかと言えば、漁業組合が主催だからです。

ちなみに、県内外から募集するのでインターネットから募集用紙をダウンロードできるという徹底ぶりです。

もう終わっていますが、H30年はこんな抽選申込書内容でした。

  1. 化粧まわしの貸出しがあります。
  2. 四股名は、親が好きな呼び名をつけるみたいです。
  3. 当選した方には、直接保護者に連絡があります。
  4. 申込期間:H30年は、抽選申し込み期間が9/10~9/24(必着)となっていました。

*ちなみに、問い合わせ先は鞆浦漁業協同組合になっています。

こちらの抽選申込書のリンクをクリックすれば詳しく見ることができます。


海陽町観光協会のHPを確認すると、赤ちゃん力士の定員は50人まで。ですが、今年は55人・・・

定員オーバーしています。

注意書きに、「今年は抽選」とあります。つまり、例年はそもそも抽選していないということになります。

また、「当選者にのみH30年は9月26日に鞆浦漁業より連絡があります」と赤字で書いてあることからも応募が殺到したことが予想されます。

当選結果が気になってなんども電話した人がいたのかな?親としては、気持ちは分かります。

ただ、忙しい中で執り行われていることがこの案内からも十分伝わってきますね。

ルールは守って参加したいものです。

Free-Photos / Pixabay

*かくいう奥様はニュースをみてすでにチェック済みでした。

 

費用は?

参加費は10,000円 (お初穂料・写真・お守り他)

少し高いと思いますか?奥様なら安いというでしょう。

なぜなら、神主さんのご祈祷があって、化粧回しもレンタルできて写真も撮ってもらえる。これだけで十分すぎるとのことでした・・・

 

他にも全国的にこんな行事が

「泣き相撲」「一心泣き相撲」「泣き笑い相撲」と全国的に赤ちゃんと相撲に関係する祝いの行事は数多くとりおこなわれています。

どれも、「赤ちゃんに丈夫に育ってほしい」という願いが込められています。

意外と近くの神社でもとりこなわれているかもしれません。

赤ちゃんの貴重な初体験にしてみてはいかがでしょうか。


参考

 

 

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