産婦人科で「必ず!」といっていいほど言われること
子どもが2人・3人となってくると、一日家にいるのはかなり難しいのではないでしょうか?初めてのお子さんでも、毎日の買い物には行かないといけませんよね?
でも、「子どもが生まれてばかりで下手に外出して風邪などをひかしてもかわいそう」なんて考えてみたり。家庭により事情は様々ですよね~
今回は、いろいろと心配なそんな赤ちゃんが「外出する時の注意点と車の必要性」について紹介したいと思います。
*赤ちゃんの初めての外出は、産婦人科から退院してから家までの間ですよね(笑)→平均して生後1週間で退院。「基本的には、新生児の間は外出を控える。」「外出の目安は1ヵ月検診が終わってから」「里帰りもそれからがいい」と産婦人科からもいわれると思います。
「赤ちゃん」ていうけど範囲が広くて分かりにくい!
「赤ちゃん」と一言でいっても産まれた月日で呼び方が変わります。
母子健康保険法より
- この法律において「新生児」とは、出生後二十八日を経過しない乳児をいう。
- この法律において「乳児」とは、一歳に満たない者をいう。
つまり、二十八日を過ぎれば「乳児」と呼ばれます。
そもそも「赤ちゃん」という法律上の定義はありません。あくまで、一般的な「愛称」という位置づけといったほうが正確でしょう。そのため、いくら赤ちゃんの定義を探しても見つかりませ
ん。ちなみに、厚生労働省では「広報啓発DVD(赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~)」など、たくさんの「赤ちゃん」という言葉を使った取り組みがされています。もちろん、赤ちゃんの定義は見当たりませんでした。取り組みについては、「赤ちゃん 厚生労働省事業」で検索すればヒットします。
*この記事では、分かりやすいように「新生児」=「赤ちゃん」という書き方で説明しています。
なぜ外出が危険といわれるの?
赤ちゃんは外の環境に慣れるための準備段階
①赤ちゃんにとって、これまでと環境が大きく変わった。
これまでなら、母体の中で安全に暮らせていました。しかし、生まれたことで外の様々な刺激にじかにさられることになります。
例)光・温度・湿度・ホコリ・虫・声など・・・赤ちゃんが感じることすべてが、よくもわるくも刺激になるのでかなり強い刺激(ストレス)になってしまいます。つまり、少しでも与えるストレスを少なくした方がいいという考え方です。
②刺激の一つとして、温度を挙げましたが・・・
赤ちゃんは、さまざまな機能が不十分な状態で生まれてきます。体温調整もその一つ。屋内なら、室温を一定に保つことができますが、屋外では、気温変化やエアコンによる温度変化で体への負担(刺激)が大きくなります。
③免疫機能が未熟なため人混みはさける
私達でも、インフルエンザにかかった人の近くには近づきませんよね?風邪ぐらいなら、多少我慢しますが・・・
ですが、生まれてすぐということは風邪すらも命取りになりかねません。もちろん、母乳(特に初乳)により免疫を高められることは知られていますが万能ではありません。身体が小さいため影響が大きく出てしまいます。
→例えば、高齢者は免疫力が弱く風邪から合併症を引き起こして肺炎(死因第3位)で亡くなることもしばしば。免疫力が弱いことは、想像以上に怖いことなんです。
④ママの体調が不安定
ホルモンバランスの乱れ・夜泣きがあれば寝れないなど、ママにとっても生活が一変します。そもそも、「外出しよう!」という余裕すらないママもいらっしゃるかもしれません・・・
外出するときのポイントは?
ただ、そうはいっても外出しないといけないことはありますよね?そのため、外出時の注意点をご紹介します。
①ベビーカーや抱っこひもは、快適ではありません。先ほどもお伝えした通り、子どもは汗をかきやすいです。また、夏の場合は熱せられたコンクリートからの熱でベビーカーごとあぶられているような状態です。また、抱っこひもはママの体温が伝わってしまいます。
- 夏場は日中の外出は避ける。どうしても出かけないといけないときは、ベビーカー保冷シートなどの身体を冷やす対策をする。(ミルクの余裕もないと思うので、とにかく短時間で用事をすます)
- 冬なら熱がこもらないように注意する。
②買い物に行くと、どうしても人混みにさらされることになります。そのため、お客さんが少ない時間帯がお勧めです。たまにいつも混んでいるスーパーもあります。なので、目安程度で考えてくださいね~
・開店時間~1時間くらい :朝は忙しいので、物理的に無理ですよね・・・
・12時~13時のお昼時 :夏場は、かなり暑くなる時間帯のためお勧めしません。
・閉店30分前ぐらい~閉店間際 :さすがに、時間帯が遅いのでよくありません。
*夏場なら、「暑さ」か「人混み」かどちらかを選択しないといけないでしょう。
③ママは、体力が落ちているので最初のうちは無理は禁物。ましてや小さい子どもを連れての外出はそれだけで重労働です。無理は自分の身体をさらに痛めてしまいます。今の自分の身体の状態を知る期間でもあります。
退院初日は、できれば赤ちゃんを連れずに一人で10分でもいいので散歩のみすることをお勧めします。どんなに「私は元気だ!」と思っている人でも、自分の身体の状態が実感できると思います。→妻がそうでした(笑)
車があると驚くほど楽になる
出産後に軽自動車が1台あれば、その後の育児が大きく変わる!
- 電車やバスを使う必要がない。(人混みを避けられる)
- 荷物の心配がない。(荷物や買い物量を心配しなくてもいい)
- 行動範囲が大きく変わる。(徒歩10分と車10分の差)
- 時間に余裕がもてる。
- 季節や外出時間帯をそこまで気にしなくても外出ができる。
など・・・
*もちろん、チャイルドシーも新生児から対応している物がたくさんあります。
このように、新生児の外出で気を付けないといけないポイントの多くが車を使用することで守られます。あとは、温度調整のためのタオルかけやミルク・オムツなどを準備してベビーカーを車に積むだけです。
いかがでしたでしょうか?赤ちゃんの外出の危険性について書きましたが、実際はそんなこともいってられません。ただ、どんなリスクがあるかは理解したうえで今できる最善の方法を選択できているかを考えていくしかないと思います。もちろん、買い物だけならネットで購入という手もあります(笑)
車離れが叫ばれていますが、あえて今回は車の必要性について書かせて頂きました。最近では、「マイカーリース」や「カーシェアリング」など購入しなくとも車を利用できる仕組みもあります。「知らないことは、無いのと同じ」正しい知識を身につけていってくださいね!
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