電波が不安定? 間違ったWi-Fiルーターの置き場所とは!? 

 

この記事では、Wi-Fiルーターの設置場所と通信を安定させるメッシュWi-Fiについてお伝えしています。

「インターネット」と聞いて、あなたはなにを思い浮かべるでしょうか?

今や、街中でもフリーWi-Fiが当たり前となりましたよね。

とはいえ、「自宅でインターネットを使おう!」と思えば制限がかからないWi-Fiルーターを選択される方が多いのではないでしょうか?

ところが、間違った使い方をするとせっかくの快適なインターネットライフが破綻するかもしれません。

今回は、「そのWi-Fiルーターの設置場所間違っていませんか?」についてご紹介します。

 

そもそも「ネット環境」は当たり前・・・

最近では、小学校などでタブレットが子ども達に支給されています。

ですが、そんな支給されたタブレットを使用しようと思えば、当然ネット環境が必要になりますよね。

ただ、持ち運べるWi-Fi(ポケットWi-Fi)では通信容量が決まっているため、使いすぎれば制限がかかってしまいます。

そのため、どうしても無制限のWi-Fiルーターを契約する必要がでてくるのではないでしょうか?

とはいえ、せっかく高いお金を支払ってネットが使える環境にしたのに、「ネットがつながりにくい?」なんてことになっては意味がありませんよね。

それでは、どうして同じWi-Fiルーターなのにつながりにくくなってしまうのでしょうか?

 

あなたなら、どこにWi-Fiルーターを設置しますか?

「私の場合なら、部屋の端っこの床の上に設置します・・・」という方は、要注意です。

かくいう私も、以前は「邪魔になるから・・・」と、壁際の床にWi-Fiルーターを放置していました・・・

ただ、これは一番やってはいけないWi-Fiルーターの置き場所だと言えるでしょう。

 

 

そもそもインターネットの正体は?

そもそも、私達が「インターネット」と呼んでいる物の正体は「電波」ですよね。

そんなインターネットで使われている電波は、実は100m以上離れたところにまで届くことまであります。

となれば、当然自宅に設置すれば「家の隅々まで快適にインターネットが利用できる!」と考えますよね・・・

ところが、環境によっては100mどころか「自宅内でさえ繋がらない・・・?」なんてことになります。

それでは、どうしてこんなことが引き起こされるのでしょうか?

 

Wi-Fiルーター設置場所のNG行為とは!?

「湿気」や「金属」のある場所

そもそも、電波は「水に吸収されやすい」という特徴があります。それでは、あなたのご自宅で水が近くにある場所はどこでしょうか?

例えば、「お風呂場」はその最たる例だと言えるでしょう。

ところが、そういった場所だけでなく実は、水槽や花瓶など「水が入ったものが近い場所」も、電波が弱くなります。

さらに言えば、「本」や「土壁」など水分を吸収しやすいものの近くでも同じような影響が出る可能性があるため、湿気を含む物のWi-Fiルーターの設置は避けた方がいいでしょう。

 

ただ、電波を吸収する特性は「水」だけでなく「金属」でも同じことが言えます。

つまり、金属製の棚や機械の近くにWi-Fiルーターを設置してしまうと電波が弱くなってしまいます。

当然ですが、「埃が心配だから・・・」と金属性に限らずWi-Fiルーターを収納することが考慮されていない棚や家具の下などに設置してしまうと、この場合も電波が遮られてしまうため注意が必要です。

それでは、どうして部屋の隅に設置する行為がNG行為になってしまうのでしょうか?

aileino / Pixabay

 

部屋の隅への設置がNG行為?

そもそも、電波は遮蔽物があれば電波が弱くなることは想像できるのではないでしょうか。

それでは、Wi-Fiルーターから発信される電波はどのように飛んでいくと思いますか?

A.Wi-Fiルーターを中心に全方向(円形状)に飛んでいく。


つまり、Wi-Fiルーターを床の隅に置いてしまうと、すでに設置されている家具などにより電波が届きにくくなります。

さらに言えば、そもそも部屋の隅に設置しまえば、せっかくの電波が外や壁に向いてしまい、せっかくのインターネットが利用できる範囲を狭めてしまうことになります。

 

そのため、Wi-Fiルーターを設置する場所は・・・

  1. 床から1~2mの高さ
  2. できるだけ家の中心

これが基本になります。

このように、Wi-Fiルーターの設置場所により電波が届く範囲が変わってしまうことがあるため、十分注意が必要です。

とはいえ、Wi-Fiルーターの位置を変えたとしても、必ずしもネット環境が改善するとは限りません。

 

「メッシュWi-Fi」という選択肢!

私の場合は、ネット環境を安定させようと「中継機」を使用していましたが、あまり改善がみられませんでした。

「中継器」というのは、Wi-FiルーターとパソコンなどのWi-Fi機器との間に設置することで、電波の橋渡しになってくれる機器のことです。

ただ、中継器はあくまでも仲介役でしかないため、Wi-Fiルーターの負担が軽減されるわけではありません。

そのため、必ずしもWi-Fi環境が安定するとは限りませんし、そもそも中継器を使いたいときは手動で切り替えなくてはいけないため注意が必要です。

それでは、「メッシュWi-Fi」とはどういった機器なのでしょうか?

 

メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーターの分身!?

当然ですが、たくさんの端末を同時に接続してしまうと回線が混み合い、通信が不安定になりますよね。

最近では、ゲーム機などの家電などWi-Fiに接続できる機器が急増しています。そのため、ある意味ネット環境が不安定になることは必然だと言えるでしょう。

ところが、メッシュWi-Fiは中継器とは違い「Wi-Fiルーターの分身」のように働いてくれます。

どういうことかと言うと、メッシュWi-Fiは中継器とは違い、ネットワーク名を同じにできるためWi-Fiの強い方に自動的に繋いでくれます。

つまり、Wi-Fiルーターの負担を軽減してくれることになります。

ただし、あくまでもメッシュWi-Fiは、Wi-Fiが使える範囲を拡げるためのものであり、通信速度を向上させるものではないため注意が必要です。

 

メッシュWi-Fiの使用目的は・・・

  • Wi-Fi通信が安定しない場所(お風呂など)がある
  • たくさんWi-Fiに繋げて通信が不安定

こういった状況などで使用するものになります。

kaboompics / Pixabay

 

最後に

インターネットは、当たり前の時代となり誰もが簡単に利用できるようになりました。

ただ、そのためインターネットに接続できる機器が急増した結果、ネット環境が不安定になる事態に陥りやすくなりました。

なにより、身近にあるだけによく分からずに使っているのではないでしょうか・・・

まずは、電子レンジの近くなどNGな場所に、Wi-Fiルーターを設置していないかを確認してみてはいかがでしょうか?

それでも改善しない場合は、メッシュWi-Fiを検討してもいいかもしれません。


参考

BUFFALO
https://www.buffalo.jp/topics/utilize/detail/wi-fi-place.html#a001

ELECOM
https://www.elecom.co.jp/pickup/contents/00026/

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です