危険!人ごとではないベビーカー事故の事例を紹介します!

赤ちゃんとの外出はどうされていますか?

ベビーカー?抱っこひも?

「ベビーカー」を選んだママさんパパさんやっぱり便利ですよね。

フックをかければ荷物もかけられるので買物のときなど本当に重宝します。

今回は、そんな便利なベビーカーに潜む危険な事故事例を紹介します。

 

日本製のベビーカーでよくみるSGマーク

*一般財団法人製品安全協会から引用 →http://www.sg-mark.org/sgzhidu_1.html

SGマーク

  • 「SGマーク」とは、Safe Goods(安全な製品)の略で当協会が定めたマークで、関係する消費生活用製品に対応する商品分類及び認証行為(役務)について当協会が商標権を保有しております。

  • 「SGマーク」は、民間の自主的な製品安全の取り組みと、消費生活用製品によって生じた損害のてん補を円滑に行うことを目的として、消費生活用製品安全法で位置づけられていました。その後、消費生活用製品安全法の改正により法律で位置づけられた制度ではなくなりましたが、その精神は現在まで引き継がれています。

  • 「SGマーク制度」は安全基準・製品認証・事故賠償が一体となった世界的にも類を見ない制度です。

SGマークは日本独自の安全マークです。もし、このマークがある商品に欠陥があり事故が起こった場合は、最大1億円まで賠償措置がほどこされます。

SGマークは法的に義務付けられたものではありません。ですが、国が定めたJIS規格(国家規格)でも損害措置はありません。

安全性の基準も、ベビーカーの角度や隙間の幅など細かく計算されていることが伺えます。詳しく知りたい方は、こちらの安全協会のリンクを参照してください。

http://www.sg-mark.org/KIJUN/S0001-05.pdf

ただ、どんなに万全な安全対策がしてあったとしても事故は発生します。

 

ベビーカーによるこんな事故事例

①エスカレーターからの転落

大型ショッピングモールで見かけたことはありませんか?

ベビーカーごとエスカレーターにのせている風景・・・

平成23~27年まででベビーカーが乗り入れたことで東京では、30人が救急搬送されています。

weddingclub / Pixabay

また、ベビーカーのバランスが崩れてそのまま放りだされる事故もありました。

*この記事では、車いすごとエスカレータにーに乗り入れそのまま転落した事故の記載もあります。

エスカレーターに乗っているときに、ふいに上からベビーカーや車イスが転げ落ちてきたら避けようがありませんね。

産経ニュースより参照→https://www.sankei.com/affairs/news/170812/afr1708120003-n1.html

 

②ハンドルロックが不十分なためにハンドルが外れて転倒した事故

車輪が段差に当たった際、ベビーカーが転倒転落しバランスが崩れて0歳男児が路上に放り出されて頭の骨を折る重傷を負いました。(H27年5月)

→ベビーカーには、ハンドルを前後に切り替えることで対面式・背面式を選べるタイプがあります。まさに1台2役の便利な機能なんですが・・・

→切り替えるためには、ロックを解除する必要があります。しかし、切り替えた時に中途半端に解除してしまうと例えば、ベビーカーのハンドルが自分の手が届かないぐらい前の方に持っていかれてしまうことがあります。

この事故は、ハンドルロックがかかっていない状態で段差に引っかかり起きた事故です。

 

③ベビーカーに幼児の指が挟まる事故

折りたたんだベビーカーを開いときに子どもの指が挟まり起きた事故です。

*もちろん、閉じるときも注意が必要です。

 

④ベルトが緩いまま使用して幼児が落下

②~④の事例は産経ニュースから引用 →https://mainichi.jp/articles/20170702/k00/00e/040/164000c

 

⑤目を離したすきにベビーカーが用水路に転落した死亡事故。

兄弟が多い・ママ友に出会ってなどさまざま理由がありますが、ベビーカーから目を離したことによる死亡事故が2018年5月に起りました。まさかと思う事故ですが、「目を離す」=「危険」だと再認識しなければいけません。

exciteニュースより参照 →https://www.excite.co.jp/news/article/ItMama_00498/

このように、どれだけ安全に設計されていても不注意や使い方によっていつ事故が起きるか分かりません。

geralt / Pixabay


そして、どんなに気をつけたとしても予期せぬ事故に巻き込まれる可能性があります。

⑥公共交通機関による事故

ご存知の方も多いと思いますが、2016年に東京メトロでベビーカーが電車の扉に挟まった状態で発進しベビーカーが大破した事故が発生しました。→幸いにも子どもは乗っていなかったのでベビーカーの破損だけですみました。

東洋経済ONLINE参照 →https://toyokeizai.net/articles/-/112454

ベビーカーの安全対策は今も進んでいますが事故はなくならないので安全対策も終わりがないでしょう。私たちにできることは、自分の子どもを守るために過去の事故から対策を考えていくしかありません。

 

対策

geralt / Pixabay

  1. 子どもの近くでベビーカーの開閉をしない。
  2. ロックは「カチッ」と音がするまで確実に。
  3. 立ち止まる時は、ベビーカーは平らな所に置き目を離さない。→昨今は車が突っ込んでくる可能性もあります。
  4. ベビーカーから手を離さない。
  5. ベルトでしっかり固定する。
  6. 使い慣れたベビーカーを使う。初めての場合は、ハンドロックや開閉といったベビーカーの機能を使う練習をしてから外出する。
  7. 古くなったベビーカーは、機能が発揮できない場合があるので十分に点検する。危ないと思ったら破棄する。

いかがでしたでしょうか?思わぬ事故が潜んでいますのでうっかり事故にはお気を付けください。

 

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