皆さんは、「眠育」と聞いてどんなことをイメージしますか?

  • ぐっすり眠ること?
  • 日常生活を元気に過ごす?

人それぞれ考え方というか、求める物は違うかもしれません。

今回はそんな「子どもと眠育」についてご紹介します。

 

そもそも「眠育」ってなに?

睡眠に関しては、さまざまな協会や協議会がすでに実践されています。

 

①「一般社団法人 日本眠育普及協会」では・・・

眠育とは、「睡眠についての知識を伝え、睡眠への意識向上をはかる教育、睡眠教育のこと」とあります。

 

「日本快眠協会」では・・・

眠育といえば『日本快眠協会の認定資格をもつ「おねむり先生」が中心となって広める「ねむれるカダラのつくり方」の体感イベント型教育』のことです。

*他にも、「日本睡眠推進協議会」といったところもあり、眠育についてはさまざまな団体で取組みが行われています。

それでは、日本快眠協会で認定している認定講師「おねむり先生」とは、どういった資格なのでしょうか?

 

「おねむり先生」はなにを教えてくれるの?

そもそも、日本快眠協会では心療内科などで眠れない方々6,000人以上を対象に「足うら快眠法」を軸に眠れる身体の作り方を伝えて来られているようです。

→2017年に「ねむり」と「足うら」のつながりを大切にし、足うらに特化した楽しいプログラムがメイン。

つまり、日本快眠協会における「おねむり先生」とは、

  1. 睡眠の大切さ
  2. 睡眠の基礎知識
  3. 足うら快眠法

この3つを伝えるための資格。

naobim / Pixabay

また、子どもだけでなく「オトナ眠育」や「産後ママ眠育」、「企業眠育」と幅広く活動されています。

このように、資格化までされている眠育ですが、なぜここまで睡眠が大事なのでしょうか?

 

そもそも子ども達の夜型生活が増加中・・・

夜10時以降に眠る3歳児の割合は、1980年では約20%でしたが、2000年に入ってからは全体の50%以上になっています。

原因は、ゲームやネット・スマホなどさまざまです。

厚生労働省のHPでは・・・

夜の睡眠が障害されると、眠気やだるさ、集中力低下など日中にも症状が出現します。睡眠の問題と日中の問題は、表と裏の関係にあるといってもいいでしょう。このような、睡眠の問題や日中の眠気の問題が1カ月以上続くときは、何らかの睡眠障害にかかっている可能性が考えられます。睡眠障害は、その原因によって治療法も異なります。適切な治療を受けるためにも、自分の睡眠状態や睡眠の問題を把握しておくことは重要です。

と指摘されています。

それでは、具体的に睡眠不足はどういった問題があるのでしょうか?

淀川区睡眠白書からご紹介します。(淀川区の小・中学生が対象の調査)

 

①疲れ具合

小中学生の理想の睡眠時間は、9~10時間程度と言われています。

もちろん、個人差はあるでしょう。

とはいえ、睡眠時間が短いほど「疲れている」という特徴があります。

 

平日の睡眠時間

  • 8時間35分→全く疲れていない。
  • 8時間26分→あまり疲れていない。
  • 8時間7分  →疲れている。
  • 7時間46分→とても疲れている。

つまり、子ども達の睡眠時間が8時間では疲れがとれていないことが分かります。

少なくとも、8時間30分程の睡眠時間を確保してあげることができると、疲れが残らないようです。

それでは、疲れが残るとどんなことが起こるのでしょうか?

 

②注意防御力が低下

聞き慣れない言葉だと思いますが、「注意防御力」に影響が出てきます。

  1. 1つのことに注意を向け続ける
  2. 多くの物から1つの目的物を素早く見つける。
  3. 一度に2つ以上のことに注意を向ける。
  4. 他のもっと重要なことが起きたとき、すぐにそのことにも注意を向けられる。

→注意防御力が高いほど、授業の理解度が高い。

また、睡眠習慣の付いた子どもは学力テストの回答率が高いことも指摘されています。

 

③家族との関係

  • 家の人から褒められることが少ないほど、睡眠時間が短い。
  • 家の人から褒められることが少ないほど、注意防御力が低い。

という、家族と睡眠の関係性まで示されています。

子どもの安心感?充足感?達成感?

理由は分かりませんが、確かに褒められることでやる気が大きく変わることは誰もが実感としてありますよね。

もちろん、子どもだけでなく大人も褒められるとやる気がでます。

このように、ただ睡眠の時間を確保すればいいわけではなく、睡眠の質は子ども達を取り巻く環境そのものだということができます。

 

睡眠の質を確保するには?

  1. 睡眠時間の確保(スマホやパソコンなどはルールを決める)
  2. 家族とのコミュニケーション
  3. 褒められる経験
  4. 眠る30分前には明るい光に触れない
  5. エアコンを使うなど眠る環境を整える

これらは、すでに知っている方が多いでしょう。


眠っている間に、身体を作るための成長ホルモンが分泌されています。

そして、成長ホルモンは「骨を伸ばし」・「筋肉をつくり」・「記憶力や免疫力」を高めます。

また、眠っている間に経験したことや日中に覚えたことを取捨選択し、知識を記憶として定着させていきます。

成長ホルモンは、眠り初めて3時間後の深い眠りの時に集中的に出ることが知られています。

つまり、寝苦しい環境では深く眠れず、また精神的に不安定でも深く眠ることは難しいでしょう。

子どもの睡眠環境作りは親の仕事です。

「子どもが疲れている?」と感じた時は、生活環境を見直してみてはいかがでしょうか?

 

最後に

「睡眠の質!」なんて簡単に言いますが、早く眠れるようにすればいいということではないことが分かったのではないでしょうか?

眠るためには、環境が大切ですが精神的にも不安定では眠ることができません。

子どもは大人と同じで、眠るためには「心・体・十分な時間」が絶対条件だということでしょう・・・

疲れている子どもをみることで、家庭環境を知ることができるということになります。

あなたのお子さんは、疲れていませんか?

コミュニケーションはとれていますか?


参考

一般社団法人 日本快眠協会
http://min-iku.net/

厚生労働省:みんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_sleep.html

淀川区:淀川睡眠白書
https://www.city.osaka.lg.jp/yodogawa/page/0000382865.html

眠りと未来プロジェクト
http://www.min-iku.jp/kids.html

 

 

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