●この記事では、寒暖差疲労と体調不良についてお伝えしています。
今年(2021年)の冬は、特に寒さが厳しい年になりました。そのため、エアコンが手放せないのではないでしょうか?
ところで、電気代も心配ですが体調は大丈夫でしょうか?
もしも、不調になれば新型コロナウイルスを疑われるかもしれませんよね・・・
さて、特に今年は特別な年始から始まりましたが、皆さんは「寒暖差疲労」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
今回は、「急激な変化がもたらす不調:寒暖差疲労」についてご紹介します。
「⚪バテ」も寒暖差疲労?
そもそも「寒暖差疲労」というのは、その名の通り「寒暖差によって疲労が蓄積されること」です。つまり、大きな気温の変化に身体が付いていかない状態です。
例えば、「夏バテ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、実は「冬バテ」という言葉もあります。
この「⚪バテ」は、寒暖差疲労が原因と言われています。
自律神経と寒暖差疲労
そもそも、私達の身体は自律神経が調整をしています。
例えば、寒い所では筋肉を震わせることで身体を温めようとしますし、暑い場所では汗をかくことで体温を下げて身体を冷やそうとしますよね。
これは、自律神経が調整する機能の1つに「体温調整」が備わっているためです。
→体温を一定に保とうとする、「ホメオスタシス(恒常性)」の仕組みが働く。
基本的には、気温変化が少なければホメオスタシスは正常に機能するため問題ありません。
それでは、寒暖差疲労はどうして引き起こされるのでしょうか?
急激な変化に弱い!?
あなたも経験があると思いますが、例えば夏場に「涼しい部屋」と「炎天下の外」を往復すると、疲労が一気に襲いかかってくることがありませんか?
これは、自律神経の働きにより、体内を一定の状況に保とうとエネルギーを消費してしまうためです。そして、このエネルギー消費が大きいと、疲労が蓄積した状態になります。
これが、「寒暖差疲労」となります。
「寒暖差」は適切に対応できれば問題ありませんが、このように対応できなくなってきてしまうと「疲労」として蓄積されていきます。
それでは、どういった症状に注意しなくてはいけないのでしょうか?
寒暖差疲労の注意点とは?
そもそも、寒暖差疲労は1日の最低・最高気温の差が大きくなりやすいため、「冬」に多くなります。
また、人により症状はさまざまで・・・
- 冷え症
- 首こり
- 肩こり
- 頭痛
- めまい
- 全身倦怠感
- 胃腸障害
- イライラ
- 不安
- 風邪
- アレルギー
など、多岐にわたります。
ハッキリ言ってしまえば、新型コロナウイルスの症状と同じような症状も引き起こされます・・・
そもそも、エアコンを使うことで温度差はさらに大きくなるため、特に今年のように寒い冬は、それだけで「寒暖差疲労」により体調を崩しやすくなります。
もっといえば、多くの人にとって細菌やウイルスなどの感染症に関係なく「そもそも今年は体調を崩しやすくなる冬」だといえるでしょう。
気温差は5℃以上?
さて、寒暖差疲労を引き起こしやすくなる気温差は「5℃以上」と言われています。
エアコンを付ければ、簡単に5℃どころか10℃以上の寒暖差は生まれますよね。
例えば、夏場なら「外気温が37℃で部屋は27℃=10℃の差」ができます。これでもすでに寒暖差疲労が引き起こされてもおかしくない温度差です。
ところが冬は、寒くなればなるほど、例えば外が5℃で部屋は20℃に設定なんて普通にありえますよね・・・
この時点で15℃の温度差があります。
夜間はさらに冷えて0℃になれば、20℃の温度差になります。
つまり、冬は寒くなればなるほど「寒暖差疲労が夏以上に引き起こされる可能性が高い季節」でもあります。
それでは、「あなた」の「私」の寒暖差チェックをしてみましょう!
寒暖差をチェック!
上記10項目のうち・・・
- 1~3個:寒暖差耐性が比較的高い。
- 4~6個:ある程度耐性はあるが、少し注意が必要。
- 7個以上:寒暖差耐性が低く、対策が必要な状態。
私の場合は7個当てはまってしまったため、対策が必要な状態です。ちなみに、ヒートテックが手放せなくなっています・・・
あなたはいくつ当てはまったでしょうか?
最後に
寒暖差疲労は、誰にでも引き起こされます。
さらに言えば、慣れない在宅ワークでそもそもストレスが高まっていることも考えられます。
ただ、ちょっとした体調不良になっただけで人の目が気になることが、これほど大きかったことはなかったのではないでしょうか?
寒暖差疲労は、「湯船に浸かる」ことや「運動」、「温かい食事」など生活習慣の改善が必要になります。
かくいう私も、少しずつ実践していますが「運動」ができていません。
ところで、「体調不良=新型コロナウイルス」ではありません。むしろ、新型コロナウイルス以外で体調不良になっている可能性が高いでしょう。(「思い込み」でも体調不良は引き起こされる)
それでは、体調管理には十分に気を付けてお過ごし下さい。
参考
株式会社ルネサンス:冬の体調不良は「寒暖差疲労」が原因?
→https://www.s-re.jp/magazine/health/28/
せたがや内科・神経内科クリニック:寒暖差疲労外来
→https://setagayanaika.com/kandansa.html
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