新型コロナで火事場泥棒発生中・・・ 「侵入窃盗」とは?

 

震災時もそうでしたが、今回の新型コロナウイルスによる自粛要請でも、残念ながら火事場泥棒的に「空き巣」が発生しているようです。

今回は、「空き巣被害」についてご紹介します。

 

空き巣被害はどれだけ起こっているの?

まずは、「侵入窃盗」の基本情報から整理していきましょう。そもそも、「侵入窃盗」といっても様々な種類があります。

  • 空き巣:家人が留守にしている間に金品を盗む(約60%)
  • 忍込み:夜間、家人の就寝時に進入する(約20%)
  • 居あき:家人が在宅中に気付かれないように進入する(約5%)

そして、その多くが「一戸建住宅」で引き起こされていますが、「4階以上の共同住宅」でも引き起こされています。


さて、令和元年8月に警察庁が発表した「平成30年の刑法犯に関する統計資料」によると、2009年~2018年の「侵入窃盗」は減少しています。

それも、10年前と比較すると認知件数(犯罪を確認した件数)は2009年:148,771件→2018年:62,745件と半減以上の減り方になっています。

ちなみに、検挙数は約6割です。ただ、2018年時点でも1日:約172件も発生していることになります。

この「浸入窃盗」の認知件数を、住宅だけに絞ると2009年:85,409件→2018年:36,663件となります。確かに、この10年間で減少しますが侵入窃盗の半数以上は、住宅で引き起こされていることが分かります。

そして、住宅内で引き起こされている侵入窃盗だけに絞っても、2018年では平均すると認知されただけでも、1日:約100件発生していたことになります。

ちなみに、検挙された年代で人口10万人当たりでみると、一番多い年代は2014年までは「14歳~19歳までの子ども達」でした。ところが、2015年からは「20~29歳」が最も多くなっています。

 

2018年:年代別検挙数

  1. 20~29歳:人口10万人当たり15.7人
  2. 14~19歳:    〃    9.7人
  3. 30~39歳:    〃    9.1人

ちなみに、検挙された人数だけで見ると・・・

  • 14~19歳:682人
  • 30~39歳:1,332人となります。

つまり、単純な検挙人数だけを見ると30~39歳の方が約2倍も多いのですが、人口比で比較することで、その年代でどれだけの割合が検挙されているかが分かります。

侵入窃盗の基本情報はこれぐらいにして、それでは本題の侵入窃盗の中で最も多い「空き巣被害」について見ていきましょう。

 

どんな物が盗まれやすいの?

そもそも、「空き巣」といってもいわゆる金目の物だけが盗まれるわけではありません。

さて、愛知県は2007年~2018年までの12年間:全国ワースト1位となっています。

何がワースト1位かと言えば、愛知県住宅防犯対策協議会によると、「愛知県の住宅を対象とした*浸入盗(しんにゅうとう)の件数」です。

*「浸入盗」というのは、侵入窃盗の別名で「空き巣」・「忍込み」・「居あき」など、手口ごとに分類した呼び名のことです。

→2018年は、ワースト2位との差は約70件だったようです。

そして、愛知県では、「盗まれやすい物」として上位10件が挙げられています。

 

盗まれやすい物!

  1. バッグ・財布類・・・認知件数651件
  2. 貴金属・宝石等・・・  〃 481件
  3. 時計類    ・・・  〃 356件
  4. キャッシュカード・・・ 〃 201件
  5. クレジットカード・・・ 〃 175件
  6. 預金通帳・預金証書・・・〃 166件
  7. 衣料品類    ・・・ 〃 105件
  8. 運転免許証   ・・・ 〃 105件
  9. 商品件     ・・・ 〃 92件
  10. 健康保険証   ・・・ 〃 72件

確かに、「金目の物」が狙われやすいですが、身分証明に使う物や衣料品まで盗まれていることが分かります。

それでは、今何が起こっているのでしょうか?

 

新型コロナに乗じた火事場泥棒!

実は、すでに様々な被害が発生しています。

例えば、大阪府内のバーやスナックなど1050店舗が加盟する「大阪府社交飲食業生活衛生同業組合」は、新型コロナ感染拡大の非常事態の中、「大阪府内の北新地・キタ・ミナミ・堺などの繁華街で、お酒や釣り銭などを狙った空き巣が多発している」と緊急の報告をだしています。

他にも、臨時休業により留守番をしている子どもと居留守が鉢合わせする事件が愛知県内ですでに3件も発生しています。

コロナに便乗してかどうかは分かりませんが、韓国から入国して東京都内で空き巣を繰り返した韓国籍の男が、2300万円を盗んだとして警視庁に1月末、出国しようした際に逮捕された事件もありました。

このように、コロナに便乗した事件はネットを使った詐欺などだけではなく、侵入窃盗のようにもっと直接的な犯罪も発生しています。

 

CP建物部品の紹介!

泥棒は、「侵入までに5分以上かかるとあきらめる」と言われています。実際、約7割の泥棒が犯行をあきらめるというデータがあります。

さて、CP建物部品というのは「侵入までに5分以上の時間を要する」など、一定の防犯性能があると評価した建物部品のことです。

つまり、「防犯性の高い建物部品=CP(Crime Prevention)建物部品」として、警察庁が国交省・経産省・建物部品関連の民間5団体と共に設置した官民合同会議により公表されました。

→ドアや窓等の各建物部品等について耐性試験・検討が重ねられた。

子どもを1人で留守番させる場合は、こういった物を検討してみてもいいかもしれません。

 

最後に

冒頭で、「年代別の検挙数」を参考に単純な合計数だけでは分からない統計のマジックを1つご紹介しました。

現在、報道されている新型コロナウイルスの感染者数も、全体的な数字(感染者数や死者数)ばかりが取り沙汰されています。

ですが、例えば年代別で軽傷者・重傷者・死亡者数といった統計など、もっと詳しい統計を発表する必要があるでしょう。

多くの方が、これまでインフルエンザや麻疹など様々な感染症で命の危機を感じたことがあるのではないでしょうか?

ですが、ここまで大きな問題にならなかったですよね。

今は、同じつらい経験をしてもその原因が「新型コロナウイルスだった」と分かると大騒ぎになります。

逆に、それこそインフルエンザだったら「新型コロナウイルスでなくてよかったね!」なんて言われてしまいますよね。

病気の本質はどこにあるのか、今一度考えて見てはいかがでしょうか?

 

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