国の政策の一つとして、クレジットカードを普及させようと進められています。
そこで、今回はクレジットカードの「盗難・紛失保険」について紹介します。
子どもの将来にも影響しますので最低限の知識として読んでいたけると幸いです。
まずは、クレジットカードのメリットから
- クレジットカードの最大のメリットはキャッシュレスですよね。現金を持ち歩かなくてもカード1枚で買い物ができてしまいます。
- 偽金の心配がない。
- 支払いが透明化される。→購入履歴が残る。
- 支払い時期を設定すれば自動的に払い込んでくれる。→毎月の水道代の支払いなど。
- 所持金以上の物が買える。
- イオンカードなど、クレジットカードで購入することでポイントが付く。
- 現金払いとは違い、支払いを先延ばしにできる。
- クレジットカードを利用していて、なおかつ支払い遅延がなければ社会的に信用度が高くなる。→住宅ローンなど、お金を借りるときに優遇される傾向にあります。
- ネットを使った家計簿なら、クレジットカードの購入履歴が自動的に記入される。
- ネット購入(ネット販売・購入や証券取引など)ができる。
クレジットカードは、「とにかくスマートで便利!」だといえます。それは間違いないでしょう。
*私は、クレジットカードの利用で一番のメリットは「社会的信用が上がる」ことだと考えています。社会的信用がなければ、ローンの優遇が受けられないなどいざという時に困ることになります。普段の生活で社会的信用をあげる手段としてクレジットカードは、正しい知識をもって自己管理ができる人なら簡単にできる有効な手段です。
それでは、本題です。
クレジットカードの紛失・盗難保険とは!?
紛失・盗難保険
「クレジットカードを落としたり失くしたりした場合でも、慌てる必要はありません。なぜなら、クレジットカードには盗難保険があるからです!」
「紛失・盗難があった場合は、保険会社が被害額の100%を保証してくれます!」
こう聞くと、私たちは「それなら安心だ!」と実際に起こった時の対処方も理解せずに納得してしまうことが多いのではないでしょうか。
~クレジットカードの盗難保険の大体の適応基準~
まず、保険である以上自己申告です。そして、あなたに過失がないときに適応されます。この点をまずは理解する必要があります。
- いつもと違う高額購入があればカード会社から連絡がある場合もあります。
- また、入金・出金は携帯と連携させればそのつどメールが送られるというサービスもあります。(私も利用しています)
*カード会社としても、不正利用がないようにさまざまな管理体制はとっていますが最後はクレジットカードの所有者であるあなたが正しく対応しなくてはいけません!
つまり、最後は全て個人(所有者)の責任です。
もし、クレジットカードをなくしたら!?
- カード裏面の署名欄に所有者の名前を書いていない。
- 家族も含めて、自分以外の人にカードを渡してその所在が分からなくなった。
- カードの暗証番号が誕生日のように分かりやすい。または、カードケースに暗証番号も入れていたなどのように暗証番号の管理が甘すぎるといった重大な過失があった。
- 警察に届け出をだしていなかった。
- 紛失・盗難保険期限が過ぎてしまっていた。
このようなことが当てはまると、被害額がかえってこない可能生が高いです。
*クレジットカードは、あくまで使っていいのは名義人のみです。例えば家族が使ったことがカード会社に知られれば、クレジットカードの強制解約がおこなわれても文句はいえません。あなただけでなく、家族を守るためにも家族間のやりとりという不正利用はやめて下さい!
実際に、私が所有している楽天カードの利用規約を例に見ていきましょう。
楽天カード盗難保険の場合・・・
カード規約の第1章一般条項にクレジットカードの【紛失・盗難保険の適応外】についてこのように書かれています。(クレジットカードの所有者(名義人)は会員とよばれます)
- 紛失、盗難等が会員の故意又は重大な過失によって生じた場合。
- 会員の家族、同居人、留守人その他会員の委託を受けて身の回りの世話をする者等、会員の関係者が紛失、盗難等に関与し、又は不正使用した場合。
- 戦争、地震等著しい社会秩序の混乱の際に紛失、盗難等が生じた場合。
- 本規約に違反している状況において紛失、盗難等が生じた場合。
- 紛失、盗難等が虚偽の場合。
- 会員が当社の請求する書類の提出を拒み又は提出した書類に虚偽の申請をした場合又は当社等が行う不正使用被害調査に協力しない場合。
- 暗証番号を使用するカード利用において、使用された暗証番号と登録の暗証番号との一致を確認した上で行われたカード利用について損害が生じた場合(但し、第5条第3項但し書の場合は除きます)
*クレジットカードの暗証番号が入力されて不正使用された場合は、保険適応外とはっきり明記されています。
~紛失、盗難等が会員の故意・重大な過失とは~
- カードの所有権は当社に属します。会員は、当社よりカードが貸与された場合は、直ちにカードの署名欄に自署し、善良なる管理者の注意をもってカードを使用・保管・管理をするものとします。
- カードは、カード表面上に会員氏名が表示され、所定の署名欄に自署した会員のみが利用でき、他人に貸与・預入・譲渡・質入又は担保提供等に利用する等第三者への占有の移転は一切できません。また、会員は会員番号及びカードの有効期限についての情報を本人によるクレジットカード取引システムの利用以外に他の者に使用させることはできません。
- 前2項に違反してカードが他人に使用されたことにより生じる一切の債務については、本規約を適用し、すべて会員がその責任を負うものとします。
つまり、
・カードに署名がない。
・自分の意思で誰かにクレジットカードを渡した場合
→すべて、会員本人の責任となり保険適応外となります。
必ず、規約を確認してからクレジットカードは作って下さいね。
また、保険適応期間は、楽天カードの場合は紛失してから2年以内。紛失した日が分からないときは、不正使用が初めてあったときから2年間です。(適応期間はクレジットカードにより異なります)
*実際、私の知り合いに本当に日常的に落とし物をする人がいます。そして、先日とうとうクレジットカードまで落としてしまいました。はたして、日常的に落とし物をする人に過失がないと判断されるのか疑問がのこります。
→ちなみに、落とし物は帰ってくる日本。知り合いの落とし物は所在が分かるものは警察や落としたスーパーなどを経由して全て帰ってきています。もちろん、クレジットカードもです。
必ず保険適用には例外がありますので、あなたの持っているクレジットカード規約を早急に確認して下さい!
基本的に、現金は抜き取られたら終わりです。その点、クレジットカードは正しい管理をしていれば「落としたとき」は現金よりも安全です。
ですが、絶対ではありません。ご注意下さい。
まとめ
クレジットカードの紛失・盗難保険
①カードに署名がある。
②本人のみが使っている。(誰にも渡していない)
③暗証番号の管理がしっかりしている。
④カード会社と警察に早急に届け出を出している。
⑤楽天カードの場合は、2年以内が保険適応期間。
以上が、楽天カードをなくしたときに私が果たさなくてはいけない責任です。
参考
楽天カード 規約会員
→https://www.rakuten-card.co.jp/agreement/card_member/
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