「スマホネグレクト」という言葉をご存じでしょうか?
ネグレクトとは、身体的虐待や精神的虐待と同じく虐待の一つで「放任」を意味します。
以前なら、「親がパチンコに行っている間に、車に置き去りにされた赤ちゃんが炎天下で亡くなる」という悲惨なネグレクト事件がたびたびニュースなどで報道されていました。
今回は、『子どもの命に関わるネグレクト。スマホネグレクトにつながる「スマホ依存」』について自分の状態からご紹介します。
スマホネグレクトとは?
スマホネグレクトとは、簡単にいってしまえばスマホ依存の状態です。
例えば、電車に乗っていて周りを見るとかなりの確率でスマホを触っている人がいます。というより、ほとんどの人がスマホの画面をずっと見ている光景をよく目にします。
その状態が、子育て中もスマホに夢中で子どもが話しかけても上の空といったような症状として表れます。
スマホの時間を子どもが寝ているときなどにするなら、それほど問題がないかもしれません。(睡眠時間を削ることになるのでそういう意味で影響はあるかもしれませんが)
ただ、隙間時間にやろうと考えるとたちまち破綻してしまいます。
「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉があるように仕事の場合は話が変わります。
私のように個人事業主でパソコンがなければ仕事にならない人。スマホのアプリを開発していてスマホ操作が仕事の人。そういった場合は、子どもが大きくなれば自分がどんな仕事かを説明もできます。
また、仕事としてやっていることと遊びでやっていることは不思議と子どもも感じ取るようです。
例えば、私が記事を書いている間は幼いながらに気を遣ってくれているのか、私に対していたずらをあまりしなくなります。ところが、少し関係ない動画を見ようとするとすぐに遊びにきます。
子どもは本当によく見ています。
私も、かなりアプリゲームにはまっていましたがここ1週間程まったくやらなくなりました。というのも、子どもが立て続けに体調を崩し私自身も倒れたためです。
*個人事業主なので、自分が倒れると収入がなくなるのでそういった不安も強くなり急激にアプリゲームへの興味がなくなりました。
→私の場合は、死活問題に直面して始め辞めることができました・・・
自分がスマホ依存かどうかを試すのはかなり簡単です。
ゲームをされている方が多いかと思いますが・・・
①ログインせずにはいられない。
ログインボーナスにつられて、私の場合はついつい毎日起動していました。
そして、起動すれば続けてやってしまいます。
②新しいゲームをインストールしてしまう。
ゲーム内で新しいアプリゲームのCMをみることでゲーム内で使えるポイント(ジェルなど)がもらえるシステムがあるのですが、好みのゲームアプリCMをみるとイントールしてしまいます。
③スマホの「設定アプリ」→バッテリーを選択するとどのアプリに「⚪時間」・「スマホ全体で⚪%」を使っているかを確認することができます。
私がアプリ依存だったかどうかの判断は読者さんにおまかせします
私自身の10日前と24時間以内のアプリの使用状況を図1~4で見比べて見ましょう。
24時間以内のバッテリー使用状況(%)とアクティビティ表示(時間)
1.24時間以内のバッテリー使用状況を表示しています。
図1
【24時間以内のバッテリー使用状況(%)】
①49%の「ニュースアプリ」は、記事を調べるのに使っています。
②20%の「mind net」は、記事を書くのにマインドマップという記事の構想を練るために使うアプリです。
パソコンで使う場合は、かなり利便性が高い「Xmind8」を使っています。
→記事を書くときに、Xmindがどれだけ役立つかはこちらの記事で紹介しています。
記事の骨組みマインドマップは無料ソフト「Xmind」で作ろう!
ただ、そばにパソコンがあるとは限らないので、外出中に興味がある物があれば、手軽に使えるアプリのマインドマップを使っています。
2.アプリの使用時間で表示するとこうなります。
図2 【24時間以内のアクティビティー使用状況】
ほぼ、仕事にしか使っていません。
*楽天やアマゾンアプリは、子ども達のクリスマスプレゼントを調べるために使いました。
それでは、10日以内の使用状況を見てみましょう。
③10日以内のバッテリー使用状況を表示しています。
図3 【10日以内のバッテリー使用状況(%)】
①32%は「ドラクエ」のゲームアプリです。
②17%は「ドゴンズポーカー」というゲームアプリです。
③14%は「ISPEED」楽天証券のアプリです。株式を投資をしているので、こちらは一応仕事関連です。
*「ダンジョン」と「消滅都市」もゲームアプリです。
→1月4日から証券取引が開始されるので利用時間は今後、さらに増えていきます。
4.アプリの使用時間で表示するとこうなります。
図4 【10日以内のアクティビティー使用状況】
ほぼ、ゲームか株の確認にしか使っていません・・・
カメラが起動しているのは、息子がいたずらで勝手に写真を撮るからです。まさか10日で49分(1日5分ぐらい)になっているとは思いませんでした。
私は、写真販売もPIXTAでやっているのですがこちらはデジカメを使っています。
→PIXTAに関しては、こちらの記事で紹介しています。
ちなみに、1週間はゲームを全くやっていないのに10日でドラクエとドラポを合わせて約10時間。10日なら1日1時間の計算ですが、3日しかしていないので1日3時間以上している計算になります。
スマホ依存を詳しく解説するよりも自分の状況を伝えた方が分かりやすいと思い今回は、私のアプリの使用状況で紹介しました。
自分がスマホ依存かどうかは、アプリゲームを辞めて始めて分かる!
そもそも、スマホゲームは人間の心理を突いたゲームがほとんどです。
- いつでもどこでもやれる。
- 種類が豊富で必ず気に入ったアプリゲームが複数見つかる。
- 操作が簡単。
- ログインボーナスなど、毎日特典があり遊ばないと損をした気分になる。
- 習慣化する(プレイすることが生活の一部になる)
→以上が、私がスマホ依存になって強く感じた辞められなくなるサイクルです。
6.辞めて終わりではなく、いまでもウズウズするときはあります。
そう考えると、本当に怖い依存症です。
アプリゲームを辞めてなにが変わった?
私の場合は、1日に2時間~3時間は時間が空きました。
図2を見れば、かなりの部分で仕事にかける時間が増えたことが分かります。
恥ずかしながら、子どものオムツを替えるときもアプリを起動した状態でオムツ交換することもよくありました。
というわけで、なにが変わったか?
行動が全て変わりました。
大げさだと思うかもしれませんが、こればかりは辞めないと分かりません。
- アプリをしながら○○をするということがなくなったので、集中力が変わります。
- 一つのことに時間をかけて思考を続けることができるので効率が上がります。
スマホアプリは確かに便利ですが、自分が依存状態になっているかどうかは自分では判断ができません。そのため、最低限の使い方にした方がいいでしょう。
「子どもにスマホはいつから?」
という問いかけがよくありますが、大人がうまくいかないのに子どもがうまくいくとは考えにくいです。
→スマホと子どもの関係についてはこちらで紹介しています。
大人・子ども関係なく、ルールを作る必要が絶対にあります。
最低限のルールは、毎日やらないことでしょう。
習慣化しないようにお気を付け下さい。
実体験としての目安は・・・
「やりたい」→「やらないと」に変わったらかなり危険です。
まとめ
- スマホネグレクトは誰にでも起こる。
- スマホ依存は自分では気づけない。
- 設定アプリの「バッテリー」を確認すると、使用状況を確認できる。
- この記事を読んで私が依存症だと思ったら、あなたの使用状況も確認してみて下さい。
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