子育てをしているとなにかとお金が必要になりますよね。
少しでもお金がかからないようにと、「節電・節約」を心がけている方もいらっしゃるのでないでしょうか?
さて先日は、「省エネのためのエアコンの使い方」についてご紹介しました。
ですが、エアコンは「風」を屋内に送ってくれる室内機だけではありませんよね・・・
今回は、「意外と見落としがちな室外機」についてご紹介します。
→クーラーの節電方法についてはこちらの記事で紹介しています。
そもそも室外機ってなんであるの?
室外機といえば、エアコンをつけるとガタガタと外で動き出す箱・・・
ファンがずっと動いていますよね。
さて、この室外機はエアコンの運転中、部屋の中の熱を外に捨てるために常に放熱しています。
つまり、室外機は「熱を外に出すための装置」です。
室外機の前を通ったことがある人なら、室外機から出てくる熱風に吹き付けられたことがあるのではないでしょうか?
実は、この室外機にも「節約の鍵」が隠されています。
室外機のメンテナンス
室外機で節電・節約!
室外機は、放熱するために置かれています。
当然、部屋の中の熱を外に捨てる際に多くの電力を使用しています。
ところが、何かしらの原因で室外機が放熱できない(熱を捨てる効率が低下する)と、さらに余分な電力を使うことになります。
そうならないために、室外機の環境を整えてあげましょう!
室外機の設置環境
- 日陰に設置する!(日陰がなければすだれなどで作る)
- 室外機の吹き出し口や周囲に植木鉢など物を置かない!
- カバーなどで覆わない!(使わない季節に室外機用のカバーを被せている人は取り忘れ注意)
- スペースを空ける!
*吹き出し口が塞がれると、放出した熱風を再び吸い込んでしまい、冷却効率が著しく低下してしまう。
このように、室外機はできる限り風通しをよくする必要があります。(故障の原因にも・・・)
上の写真の場合は、日陰を作れば完璧!
室外機のお手入れ環境
そもそも、室外機は外に置かれることが前提ですよね。
そのため、こまめにな掃除は必要ないようです(年1~2回)。ただ、先程紹介した「室外機の設置環境」を維持していくことが必要になります。
- 室外機の周囲20㎝以内には物を置かない。
- 枯れ葉・砂などは取り除く(室外機に詰まると故障の原因になる)
- ドレンホース(室外機の脇にあるホース)の掃除→室内機の熱交換器に溜まった結露水を排出するためのホースです。
エアコンは、設置して終わりではなく、その後のメンテナンスによって長持ち・節電・節約につながります。
まずは、気付いた時にやってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、室外機が必要ないエアコンもあります。最後に、この室外機がいらないエアコンをご紹介します。
室外機がいらないエアコン?
ほとんどのご家庭には、エアコンと室外機がセットになっている、今回紹介した「壁掛けエアコン」を使われていると思います。
設置するためには、工事が必要ですよね・・・
ただ、場所によっては設置ができない場合もあります。
ところが、自分で設置ができる「窓用エアコン」という物があります。
実は、エアコンにはこの「壁掛けエアコン」と「窓用エアコン」の2種類があります。
「窓用エアコン」ってどんなエアコン?
その名の通り、窓に設置する(はめ込む)エアコンです。
なんと、室外機と一体型(エアコンの内部に備わっている)になっています。
ちなみに、工事も不要です。
ただ、難点としては音や電気代(「壁掛けエアコンの倍の電力量」と言われる)などがかかることです。
また、窓を片側潰すことになります。
使わないときは、ストッパーを外せば窓用エアコンを付けた窓も閉めることができるようです。
窓用エアコンの注意点!
窓用エアコンを運転するときは、当然エアコン側の窓を開ける必要があります。
また、工事が必要ないため初期費用はかなり抑えることできますが、電気代を考えると使う期間が長いほど費用がかさむことになります。
- 運転音の大きさ→db(デシベル)が少しでも小さい物を選ぶ。
- 期間消費電力量(1年間の電力消費量の目安)の数値が少ない物を選ぶ。
これは、「壁掛けエアコン」でも同じことが言えます。
さらに、どちらのエアコンを選ぶにしても「省エネ」を考えるならさらにメンテナンスが必要になります。
窓用エアコンのメンテナンス
❶一体型であるため、もっとも汚れてしまうのがフィルター。
フィルターの汚れを放置すると・・・
- 効率的に冷たい風を送る力が発揮できず、エアコンの効きが悪くなる。(掃除機と同じ)
- フィルター自体が劣化していく。
➋吹き出し口の角度が問題なく動いていない場合は、他の部分に異常がある可能性がある。
簡単にできるメンテナンスは、定期的に続けて下さいね!
最後に
「エアコンのメンテナンス!」なんていうと分解するようなイメージを持つ人もいるかもしれません。
ですが、例えば室外機の外側はもともと風雨にさらされているため、水に強くできています。
とはいえ、内部はそういうわけにもいきません・・・
ネットを調べると「室外機を分解して掃除する方法」なども紹介されていますが、やはり自分ができる範囲ですることが一番でしょう。
間違って壊しては意味がありません。
今回紹介した、誰でもできるメンテナンスを継続していって下さいね!
参考
ダイキン
→https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving/
パナソニック
→https://panasonic.jp/aircon/air_concierge/column/unit.html
生活110番
→https://www.seikatsu110.jp/electrical/et_air_conditioner/130176/
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