子育てをしていて、「あれっ?」って思ったことはありませんか?
- 歩き始めが遅いな・・・
- 言葉が遅いな・・・
- こだわりが強すぎるな・・・
そんな不安を感じたときに利用できる「こどもサポート教室」が実施されています。
こどもサポート教室ってなに?
こどもサポート教室は、児童福祉法に基づいて実施されている児童発達支援事業のことです。
対象:1歳半~小学校入学前までの「発達に関する課題がある」または「その疑いのある子ども」。
誰でも利用できるの?
成長と発達
- 発達がゆっくり
- 歩き始めが遅い
- 体の動きがぎこちない
- 手先が不器用
- おもちゃでうまく遊べない
- 生活習慣が身につきにくい
など。
言葉について
- 言葉が遅い
- 言葉の理解が遅い
- 必要以上に大きな声を出す
- 繰り返しが多い
- 会話がずれる
- やや一方的なコミュにケーションが多い
性格と行動
- 気になる癖がある
- こだわりがある
- 落ち着きがない
- かんしゃくを起こしやすい
- 視線が合いにくい
- 気持ちの切り替え難しい
- 友達とあまり遊ばない
- けんかが多い
正直、どんな子でも一つや二つは当てはまりそうな内容ではないでしょうか?
利用するには、通所受給者証の発行が必須!
通所受給者証とは、「障害児通所支援」という福祉サービスを利用するために在住の市区町村から交付される証明書です。
→療育手帳とは、別物ですのでご注意下さい。
通所受給者証の記載内容
- サービス種別(放課後等デイサービスなど)
- 保護者と児童の住所・氏名・生年月日
- サービスの種類
- 日数・時間数の支給量
- 負担上限月額
申請時に利用教室・利用頻度の情報が必要になります。それらが確定次第の申請となることから、すぐに利用できるわけではありません。手続きは早めにして下さいね。
発達評価(アセスメント)が行なわれ、その子にあった療育プランが作られます。個別支援計画が作成され、これにより1人1人に合わせた個別療育プログラムが開始されます。
→計画は3ヶ月ごとに評価・見直しをします。
*自治体相談窓口は、障害福祉課など、発達に関する相談室となります。(自治体によって窓口が異なります)
療育内容
個別療育
1人1人の子どもに応じた課題を設定し、具体的な課題学習に取り込むなかで言葉・認知・コミュニケーションの力などを身につけていきます。
子どもとスタッフは1:1
- 回数:週1~5
- 料金:原則1割自己負担
→所得に応じて月額最大負担学が変わります。
集団療育
年齢・発達特徴に応じたグループが組まれます。
- 音楽
- 絵画
- 運動
などを通して、友達の関わりや型にとらわれない自分らしさを発見していきます。
表現する楽しさや自信を育むことで長所を伸ばし、苦手なことに挑戦する意欲を育て、子どもの成長の土台作りを目標におこなわれます。
子どもは3~6名・スタッフは2~3名
- 回数:月1~2回
- 料金:原則1割負担
→所得に応じて月額最大負担額が変わります。
自治体へ相談の流れ
- 市町村窓口に相談
- サービス等利用計画の作成
- 支給決定
- 受給者証交付
こういった流れになります。
ここからは、子どもサポート教室ではありませんが「保健センターで実施されている教室」についての実体験になります。
問題点は?
例えば、息子は1歳半のときに言葉が遅いとのことで、保健センターで実施されている「カンガルー教室」に通っていました。(通所受給者証は必要がない教室です)
そして、3歳(2019年10月)からは「あゆっ子教室」という名前の発達支援に通い始めました。
→1割負担が無償化により現在は無料になっています。
「障害」という言葉
このように、子どもへの支援は「こどもサポート教室」以外にも、さまざまな教室が開かれています。
ただ、どちらも「障害」や「その可能性を指摘」された子ども達が通う教室という共通点があります。
親としては、自分の子どもに何かしらの障害があると指摘されているわけですから「どんな障害があって、これからどうなるの!?」と不安に感じてしまいます。
実際、保健センターの職員からは「契約上、障害という言葉がでます」という説明もありました。
となると、親としては「引っかかりたくない!」と考えるのが自然ではないでしょうか?
私もはじめは、そう考えていました。
教室が利用できるのなら利用した方がいい!
実際に障害の疑いにより「教室」に参加させた親の感想としては、むしろ引っかかって教室に参加できたことは、とても良かったと思っています。
もともと、子育て情報があまりない自治体に引っ越してきたこともあり、教室を開催している保健センターに行くことで、さまざまな情報を得ることができるようになりました。
また、他の子どもと接する機会が増えたこともよかったと思っています。
何が言いたいかといえば、「障害」という言葉に敏感になってしまっていたということです。
むしろ、外部と接触するいい機会になるため、本当に障害があるのかどうかは別として、専門家の関わりがあることは親としての安心感にも繋がったと考えています。
というわけで、今回は「障害かも?」と指摘されても落ち込む必要はない!というお話でした。
個人的には、専門の人が見てくれるためラッキーだったと今では考えています。
訂正:「あゆっこ教室」は、通所受給者証が先日(2019年11月11日)保健センターに行くと手渡されました。交付までに1ヶ月程の時間差があったようです。
《受給者証を確認》
- 事業所の名称:あゆっ子教室
- 支援内容:児童発達支援
- 契約使用量:5日/月
となっています。
このように、利用できる場所・支援内容・利用回数が決められています。
最後に
「障害」という言葉はとても重く、子どもが産まれたことでより身近に感じるようになりました。
今回の記事で言いたいことは1つだけです。
「せっかくためになるサービスを実施しているのに、親を深刻にさせてどうするの・・・」ということです。
それだけ、親にとって「子どもに障害があるかも・・・」と指摘されることは衝撃的なことだと言えます。
そもそも、子どもの発達の仕方は個人差が大きいため比較することは難しいんですが・・・
ちなみに、その後、同じマンションの人から「私の子どもも通ってた!」なんて聞かされ肩の荷が少しおりました。
→本当に障害があるのかないのかはっきりと分からないことが多いため、親としては「教室に行く機会に恵まれた!」ぐらいの考え方で十分だと思います。
高齢者施設で働いてきた私でもすくなからず衝撃があったため、普段関わりがない人にとってどれだけの衝撃になるかと考えると、「もう少し言葉のチョイスを選んだ方がいいのでは?」と考えさせられるできごとでした。
なにはともあれ、「参加できるものがあれば思わぬ収穫がたくさんあるため、参加した方がお得ですよ!」というお話でした。
*教室については、各自治体で確認してみて下さい。
参考
子どもサポート教室
→https://kirari-kodomo.com/about_support
りたりこジュニア
→https://junior.litalico.jp/flow/welfare/
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