子どもが一人で電車に乗れるのは何歳から?現状と対策を紹介!

子どもと電車

みなさんは、お子さんを何歳から一人で電車に乗せますか?最近では、小学生が学校や塾通いなどのために一人で電車に乗る光景をみかけることが当たり前になりました。

今回は、そんな子どもの電車の一人乗りはいつから?また、電車に一人で乗せるママさんの悩みについて紹介します。「塾や学校などに電車で通わせたいけど・・・」と悩まれているママさんパパさんの参考になればと思います。

 

電車料金での年齢区分はどうなっているの?

JRおでかけネット「切符のルール」より引用

https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/normal_tickets/children.html

大人  :12歳以上。→12歳でも小学生は子ども料金。

子ども :6歳以上12歳未満→6歳でも小学校入学前は幼児(例外はありますが、基本的に大人の半分の料金)

幼児  :1歳以上6歳未満

乳児  :1歳未満

となっています。つまり、中学生になれば料金区分的には「大人」ということになります。

*幼児・乳児は基本無料ですが、「子ども」の運賃・料金が必要です。

  1. 「おとな」または「こども」1人に同伴される「幼児」の人数が2人を超える場合(3人目から「こども」の運賃・料金が必要です)。

  2. 「幼児」「乳児」が1人で指定席、グリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台等を利用する場合。

  3. 「幼児」が単独で旅行する場合。

法律的には、旅客営業法第73条に規定されています。

いかがでしょうか?

料金体系をみると、「幼児が単独旅行」をする場合なんと乗車賃が必要になります。

というところではなく、幼児の単独旅行が想定されています

幼児は、1歳~6歳未満。つまり、小学校に入学する前から一人で電車に乗る想定がされています。

息子は2歳なので、「去年の時点で一人で乗ってもいい」わけはないですよね・・・

ただ、旅客営業法的には小学校入学前から一人で電車に乗ることは問題ないようです。

もちろん、外出時間の制限としては 青少年保護健全育成条例(未就学児幼児を除外するなど下限を設けている地域もある)があるなど低年齢だと他の部分でひっかかると思いますが・・・

 

小学校低学年からすでに一人で電車に乗っている子ども達がいます。

「海外では、12歳まで一人で外出は禁止されている国も少なくない」という話はおいといて・・・

日本の話を紹介します。

大学生の進路指導に親の同伴が当たり前になっている現在。電車は6歳から独り立ちというのもなんだか違和感を感じますが・・・時代の流れですね。

①第1弾アンケート

2017年9月7日にセントラル警備保障株式会社が、第1弾として「定期的に一人で電車を利用する小学生から高校生の長子を持つ首都圏在住の 30~49 歳の女性が対象」のwebアンケート結果を公開しました。(有効回答数:483 人)

セントラル警備保障株式会社のwebアンケートから引用。

https://www.we-are-csp.co.jp/Portals/0/csp/news/2012/mimamori%20tyousa.pdf

  1.  母親が望む子どもの携帯電話の使い道、1 位「居場所の連絡」2 位「帰宅時間の連絡」

  2.  約 4 割の母親が、携帯電話を持たせている子どもが「連絡なく予定の時間に帰宅しなかった」経験がある。

  3.  子どもに携帯電話を持たせている母親の 4 人に 1 人は、「親からの連絡を無視したこと」で子どもを叱った経験がある。

【セントラル警備保障調べ】

②第2弾アンケート

第2弾のアンケートを上記と同じ条件でおこなったアンケート結果を2017年10月23日公開しました。

セントラル警備保障株式会社のwebアンケートから引用。

https://www.we-are-csp.co.jp/Portals/0/csp/news/2012/tyousa%20no.2.pdf

子ども一人での電車利用の目的、小学校中学年から「学習塾」が増加。

小学校低学年22.9% ・ 小学校中学年42.0% ・ 小学校高学年40.0%

子どもが小学校高学年でも、63%の母親がきちんと電車に乗れたか心配と回答。

子どもの見守りに自信がある母親でも、4割以上が「子どもの居場所が長時間分からなくなった」経験あり。

 【セントラル警備保障調べ】

今回は、東京都でのアンケートですが・・・

①電車を利用している小学校中学年以上の小学生の半数近くが学習塾が理由で一人で電車に乗っています。(低学年ですら2割を超えています。)

②親は無事に電車に乗れているか心配なためその対策として「携帯電話での連絡」という方法をとっています。

③携帯電話での対応では、子どもが電話に出ないなどで長時間居場所がわからなくなった経験がある親が半数近くいます。

geralt / Pixabay

 

どういった対策があるの?

①JR東日本では、SuicaまたはPASMOで自動改札機を通過すると保護者へ「通過時刻・利用駅・チャージ残額」をお知らせする見守りサービスがあります。(利用料金が発生します)

詳しくは、こちらの「まもレール」のリンクへ

https://www.mamorail.jp/service.html

②監視カメラ(自宅にネットワークカメラを設置)の映像をスマホで確認する。

mohamed_hassan / Pixabay

監視カメラとスマホをアプリを使って接続することで、リアルタイムに映像を見ることができます。

→夫婦共働きの場合、子どもが自宅に帰ったか確認できます。防犯にもなります。

③古いスマホと今使っている新しいスマホの両方に監視カメラアプリをインストールします。それぞれを接続させることで遠隔監視を行うことができます。(有料のアプリもあるのでインストール時はご注意ください)

小学生でもスマホを持っていることが当たり前になった現代。ですが、デメリットだけではありません。せっかくスマホをもたせるなら、子どもを守る手段を一つでも多くもちたいですね。

 

まとめ

  1. 小学生低学年からすでに一人で電車に乗っている場合もある。
  2. 小学生が一人で電車に乗る理由は、塾通いが増えている。
  3. 親としても一人で電車に乗せるのはかなり不安に思っている。
  4. 親は対策として携帯を持たせるが、子どもに繋がらないこともあり対策としては不十分。
  5. 監視カメラを使った防犯対策も検討する。

 

 

 

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