前回、子どものもしもの時に相談できる「#8000事業」についてご紹介しました。
ですが、年々相談件数が増加している状態でそもそもすぐにつながるかどうかは分かりません。
そこで、今回は子どものもしもに対応できるもう一つの方法。「ウェブサイト子どもの救急」についてご紹介します。
→「#8000事業」については、こちらの記事で紹介しています。
「こどもの救急」ってなに?
ウェブサイト「ONLINE QQ 子どもの救急」は、厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児学会またはその代理人が監修・運営しています。
「夜間や休日など、診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安を提供する」目的で運営されています。
そして、1年中24時間利用することができるため、ネット環境さえあればいつでもどこでも利用することができます。
→天災などの非常事態やメンテナンス、当学会の判断で時間短縮をするといったことがない限り、基本的にいつでも見ることができます。
また、生後1ヶ月~6歳までの子どもが対象になるため、小学校入学前ぐらいまでは利用することができます。
ただし、病院受診の決定は親の仕事です。そこだけは、ご注意下さい。
*このウェブさいとは、「厚生労働科学研究費補助金地域医療基盤開発推進研究事業」の研究成果として紹介されています。
どんなことができるの?
実際に、3歳の息子が2歳の時に39℃の熱を出したときの事例を紹介します。
→「こどもの救急」で検索。
①「気になる症状」からけいれんや吐き気など子どもの症状にあったカテゴリーを選択します。
②私の場合は、「発熱(38度以上)」を選択。
③自分の子どもに当てはまる熱の状態を選択。
→息子の場合は、39度の熱はありましたが「元気」にパズルをしていたことから・・・
④項目の「元気がある」だけにチェックし、「結果をみる」を選択。
すると、やるべき対処が表示されるという仕組みです。
息子への対応は?
『息子の場合は、「待つ」という判断で家で様子をみる。ただし、症状が変化すればすぐに診療所へ!』
ということで、急変はありませんでしたがとりあえず、次の日に受診しました。
~他にもさまざまなアドバイス!~
発熱時に薬を与えるための注意点や、看病ポイントなどもまとめられています。
「救急車を呼ぶほどでもないし、どうしよう!?」と思ったときは、「#8000事業」だけでなく、今回紹介した「子どもの救急」をチェックすることでも対処法を知ることができます。
❶受診するときは、「いつから」「何度の熱が」「どの位」続いたか伝えられるようにメモしておくことや、子どもに服薬させたのならどんな薬だったかお薬手帳を持っていくことも付け加えられています。
➋他にも、受診が必要なら病院へ持っていく物など、必要な情報を知ることができます。
子どものための相談ダイヤルは、意外にたくさんありますが、つながらないことも残念ながらあります。もちろん、主治医の先生に相談するのが一番ですが、夜間や休診の場合はそういうわけにもいかないですよね。
そんなもしもの時に、ネットで簡単に調べることができるため、覚えておくと親の安心にもつながります。
最後に
子どもの「どうしよう!?」は、子育てをしていると何度も起こります。
- ですが、救急車を呼ぶかどうか迷ったとき。
- 主治医が時間外や休診ですぐに診てもらえないとき、
- 相談ダイヤルがなかなかつながらないとき。
こういったときに、心強い見方になってくれるでしょう。
ただ、最終判断は親がしなくてはいけません。子どもの様子をみながら、早い段階で受診はして下さいね。
まだまだ、周知徹底ができていないのが現状だと思われます。一度、どんなことができるのか確認してみてはいかがでしょうか。
参考
こどもの救急
→http://www.kodomo-qq.jp/
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