車の窓を閉めるときは、昔ならハンドルを回して開閉をしていました。
ですが、今となってはほとんどの車がパワーウィンドーが当たり前。
運転席のスイッチで全ての窓を開閉できるので本当に便利になりました。
ですが、このパワーウィンドーには思わぬ盲点がありました。
今回は、誰に起こってもおかしくないパワーウィンドーの破壊力について紹介します。
パワーウィンドー
パワーウィンドーで大根まで切断できるというニュースがあり、まさかと思い私も実験してみました。
というのも、息子はもうじき3歳になるのですが当たり前のように車の窓を開け閉めしてしまうためです。
また、2歳になったのでチャイルドシートからジュニアシートに変更しました。
*息子が使っていたチャイルドシートは、0歳の娘が使っています。
JAFでも注意喚起
JAFのホームページを見てみると、「チャイルドシートは窓まで手が届かないので安全」とありました。ただ、息子が座っているのはジュニアシートです。そのため、窓から指を出そうと思えばできてしまいます。
ただ、私が乗っているのは「トヨタ:ルーミー」で2017年に購入しました。
「最近の車だし、安全装置が付いているだろう」という意味のない自信がありました。
結果はこちら↓
使ったのは、樹脂製の柔らかいゴミ箱です。
写真は、パワーウィンドーが閉まりゴミ箱が変形していく過程です。
安全装置が働くこともなく、最終的に圧力に耐えきれずゴミ箱は吹っ飛んでいきました・・・
ちなみに、「男性は片手でパワーウィンドーが上がらないように手で押さえることができる」という内容もありましたが、私には難しかったです。
前後左右全ての窓で実験しましたが、ゴミ箱の結果は同じでした。
*実験する物が悪かったのかと、自動スライドドアが閉まるときにこのゴミ箱を差し込んで見ました。すると、自動スライドドアの安全装置がはたらき、扉はゴミ箱に接触した瞬間にしっかり止まりました。
→子どもを乗せるときは、チャイルドロックも忘れずに!
事故を防ぐには?
私と同じように、パワーウィンドーには「安全装置がある」と思っている人が意外と多いと思います。
確かに、例えば「トヨタプリウス」なら全てのパワーウィンドーには安全装置があるようです。
ですが、ホンダNーBOXのように運転席にしか安全装置が付いていない場合もあります。(パワーウィンドーのスイッチを引き続けたときは運転席の安全装置も解除されます)
ここからいえることは・・・
①車の全てのパワーウィンドーに「安全装置が付いているか?」。
付いているなら、「スイッチを引き上げた状態でも安全装置が解除されないか?」を確認する。
②窓が開かないように普段から運転席の窓ロックスイッチで窓をロックする。
→窓ロックをしても、運転席の窓は開けられるので1人で乗るなら困ることはそれほどないでしょう。
もし、①②が無理なら・・・
③必ず、確認・声かけをしながらパワーウィンドーを閉める。
④運転席からは、運転席以外のパワーウィンドーは操作しない。
写真のように、車の窓にサンシェードがあればそもそも手や首を挟むということはありません。
大人も注意!
冗談のつもりで・・・
うっかり・・・
気付かずに・・・
理由はいろいろあると思いますが、首が絞まれば命に関わります。子どもが指を切断する事故まで発生しています。
パワーウィンドーが閉まる力は想像以上に強力です。
必ず、閉める窓は目視やミラーなどで確認しながら開閉しないとかなり危険です。
子どもと乗るなら、窓が開かないようにロックを徹底したほうがいいでしょう。
高速道路を走る場合は、子どもがいたずらをしないように前もって窓を開けないようにロックをすると思います。
同じように、運転席以外はそもそも開かないようにすることが基本的には一番の安全対策だといえます。
*高速道路での窓開けは特に違反ではないですが、息ができなくなるほどの風が吹き込んでくることや、ゴミなどが飛んでくることがあり大変危険です。
まとめ
- パワーウィンドーの安全装置は「運転席だけ」や「そもそも付いていない」など前もって確認が必要。
- 安全装置が付いていないなら怪我ではすまない挟まれ事故も起こっている。
- 安全確認だけでは限界があるので、パワーウィンドーはロックする。サンシェードを装着するなど対策が必要。
参考
JAF
→http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/powerwindow/detail1.htm
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