子どもたちを取り巻く環境

今の子どもたちは、生まれたときからスマホやタブレットに囲まれています。

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一家に一台どころか2台・3台とあるご家庭の方が多いのではないでしょうか?

タブレットを見るときに気になることといえばブルーライト。

「ブルーライト=目が悪く」なるというイメージがある方が多いかと思います。

今回は、そんなブルーライトの嘘・ホントを紹介します。

 

ブルーライトってなに?

ブルーライトカットメガネが売られているので、ブルーライトは目に悪いのだとみなさんなんとなく意識しされていると思います。

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太陽光線は、体への影響が強い順番に紫外線(UV)可視光線赤外線(IR)の3つに分かれます。

つまり、人体にもっとも悪影響を与えるのが紫外線です。

→紫外線のほとんどは、角膜と水晶体に吸収されるため網膜まで届きません。

 

*太陽光は人間にとってとても大切な光です。ただ、無防備な状態で長時間の浴び過ぎにはご注意ください。

 

太陽光線の影響

光老化(ひかりろうか)

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光老化とは、太陽光線を長時間、無防備に浴び続けると皮膚がくすんできたり張りがなくなり、シミ・シワ・タルミとして現れたり、また皮膚がんになることもあります。

ブルーライトは、可視光線の一つ。

ブルーライトは自然界にも存在しており、私たちは日々浴びています。

そもそも、ブルーライトは体内リズムを整える役割があります。

実際、「太陽の光を浴びて身体が目覚める!」なんて言いますよね。

実はその役割を担う光こそブルーライトなんですが・・・

 

ブルーライトは可視光線の中で最も光が強い!

ブルーライトは、名前の通り「青色光」です。

波長が短いほど光が強いのですが、可視光線の中で波長が最も短いのがこのブルーライトです。

→紫外線に最も近いといわれています。

本来なら、角膜や水晶体で吸収されて網膜まで届きません。ですが、ブルーライトはエネルギーが強いため吸収しきれずに網膜まで届いてしまいます。

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ブルーライトは浴びすぎ注意!

そもそもブルーライトは私たちの周りにあふれています。

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スマホやPCだけではありません。

例えば、「省エネ・長持ち」のキャッチフレーズで普及したLEDも例外ではありません。

つまり、屋内外に限らず私たちはブルーライトに囲まれた生活をしています。

 

紫外線やブルーライトは網膜に直接光が届く

網膜に浴び続けると、網膜の中心部分を「黄斑」というのですが、その黄斑がダメージを受け失明の原因になる黄斑変性になる危険性があります。

 

長時間ブルーライトを浴びると目に痛み

VDT作業(情報入力など長時間デスプレイをみる仕事)でブルーライトを長時間浴びると顔面神経が刺激され、痛みが引き起こされることがわかってきました。

 

睡眠不足

ブルーライトは、身体を起こす働きがあることを紹介しました。

つまり、夜にスマホやPCをみる行為は身体を起こす行為になります。(睡眠を司どるメラニンが抑制される)そのため、睡眠の質が低下して体内リズムが乱れていきます。

逆に、ブルーライトの光を少なくすれば、身体は夜だと判断して睡眠を司るメラトニンを分泌します。

*生活のリズムが崩れることで、肥満やストレスなど様々な病気に連鎖していきます。

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情報はすぐに飛びつかない!

ご存知のかたも多いと思いますが、『アメリカ眼科学会が「スマホのブルーライトでは視力が低下しない」という発表をした』というニュースがネットに流れました。

しかし、そもそも日本語への誤訳もみつかり慶応大学医学部教授からもこのニュースに関して「めちゃくちゃで話にならない」という見解が出されています。

 

パソコンメガネにも同じことがいえます。

実は、ブルーライトカットの効果はまだ実証されていません。

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効果を実感する人もいれば実感しない人もいます。

私は、裸眼ですがブルーライトカットメガネをかけると目が楽になるのでタブレットやパソコンを使うときは愛用しています。

臨床実験には、膨大な時間と継続調査が必要になります。

ブルーライトメガネが登場したのは主要なメーカーで2012年頃です。

それからまだ10年も経っていません。

にも関わらず、どんどん新商品が発売されています。金額も様々で、100円~1万以上と価格もさまざま。

個人的には、目の疲れが少なくなっているので効果があると信じているというのが現状です。

 

まとめ

便利になればそれだけ危険がつきまといます。その不安を解消しようとブルーライトカット眼鏡のように新しい商品が出てきます。

ですが、新しい商品に本当に効果があるのかどうかが分かるのはずっと先です。

今分かっていることは、ブルーライトは体の体内時計に影響すること。また、眼精疲労や痛みの原因になることです。

*そもそも、近いところを長時間見ることは以前の斜視の記事でも書きましたが危険です。

 

斜視に関する記事はこちらから

「斜視」は早めに眼科へ!~見た目で気づける子どもの目の病気~

 

子どもには、特に夜間のタブレットやテレビを控える必要があります。ということは、私たち親も我慢しないといけませんね。


参考

光老化啓発プロジェクト委員会
https://www.hikari-rouka.org/knowledge/sunlight/

ブルーライト研究会
http://blue-light.biz/about_bluelight/

livedoor news
http://news.livedoor.com/article/detail/15393153/

 

 

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