子どもの乗り物酔いを気にしたことはありますか?

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私自身、小学生の低学年から突然激しいのり物酔いが起こり悩まされてきました。成長するにつれて、気休め

程度に強くなっていった感じで、自身で車を運転するようになった20歳になるまでほとんどよくなりませんでした。
 

そんな私ですので、子どもには小さいうちから車に慣れさせようとできる限り車に乗せるようにしています。

ただ、私のように突然激しい乗り物酔いが始まる場合もあるので様子を見ながら慣れさせています。

今回は、そんな「乗り物酔い」について紹介していきます。

 

私の場合

乗り物酔いは、ずいぶんましになったとはいえ、バスやタクシーはできる限り今でも乗りません。また、基本的に車は自分で運転します。

そんな私ですので、子どもの頃は家族旅行にはほとんどいけませんでした。たまに、無理やり連れて行かれたことはありましたが、ただただ地獄のような時間でした。

そのため、学校行事の校外学習などバスや電車に乗る日はかなりの覚悟が必要でした。

①バスや電車に乗る前からすでに酔っている。
②飴を舐めてみるが気休め程度。
③酔い止めは効かない。(飲もうとしたした時点で気持ち悪くなる)

かなり深刻な部類だったと思います。

親や親戚からいろいろなアドバイスを言われてきました。

①窓の景色をみる

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→遠い場所をみると確かに気持ち悪さはましになりました。ただ、気休め程度です。

②大人になれば治る

→確かに子どもの頃と比べると酔いにくくはなりました。すくなくとも、のり物に乗る前から酔うことはなくなりました。今でものり物に乗ると酔うことはありますが・・・

③車を運転すれば酔わない

→これが唯一いわれて正しいかったことです。

④気持ちの問題

→一番親からいわれて辛かった言葉です。

→ちなみに、乗り物酔いをしない経験が続いた時期があり気軽にバスに乗ったときにまた激しい乗り物酔いに襲われました。気持ちの問題だけでは説明がつきません。

自分なりにこんな対策をしていました

私にとっては、甘いものは逆効果だと気付いたのでフリスクを乗車中ずっと食べていた時期がありました。

フリスクは、1粒口に含むだけで強い刺激があり乗り物酔いが吹っ飛びます。(最初のうちは)

ですが、だんだん刺激に慣れてきます。

1時間バスに乗れば、2ケースぐらい簡単になくなってしまいますので出費もかさみます。

そのうち、何個一気に食べても効き目がなくなってくるので注意が必要です。

「もうダメ!」という時だけの特効薬といった感じで食べた方がいいでしょう。

まあ、のり物よいはその連続なんですが・・・

そのため、もう一つ必要になります。

私の場合は、最終的にスルメに落ち着きました。

いわゆる干物です。

→テレビで「噛むことでのり物酔いは防げる」なんてやっていたのでそれを真似ただけです。

確かに、スルメを噛んでいると乗り物酔いはある程度は楽になりました。

また長く噛んでいられますが、飲み込むとお腹に溜まってしまうので袋に出す。そんな感じで試していました。

修学旅行の時はかなり重宝しました。人目を気にする余裕もなかったのでどう思われてたかは知りませんが個人的に本当に助かりました。

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現在は、眠気覚ましもかねて車を運転するときは「ガム」を噛むことで乗り物酔いもそこまで気にならないようになりました。

今では、車の運転が好きなので子どもを連れて近場のドライブや買い物にと毎日のように車を運転しています。

ただ、自分で運転している時でも酔うときは何度か経験しています。

運転中に酔わないという意見がありますが、私のように例外もあります。

というわけで、私の場合は・・・

飴→フリスク→スルメ→ガムという順番で10年以上の間いろいろと試してきました。

最終的に、現在はガムで落ち着いています。

私のエピソードが長くなりましたが、乗り物酔いがどれだけしんどいか伝えたかったので紹介しました。

それでは、ここからは「のり物酔い」ついて紹介します。

 

なぜ乗り物酔いが起こるの?

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三半規管の異常により起きることはご存知の方も多いのではないでしょうか?

それでは、のり物酔いは「動揺病」という病名が付いていることはご存知でしたか?

 

 

そもそも、人の体はバランスを保つようにできています。そうでなければ歩くことすらできません。もちろん自転車やバイクにも乗れません。

→これを、平衡機能(へいこうきのう)といいます。

つまり、乗り物が動き出せば自分の姿勢を保とうと体が反射的に調整しようとします。この調整を行っているのが、内耳にある三半規管ということになります。ただ、車は止まることもあればカーブで曲がることもあります。また、スピードも一定ではありません。

このように、情報過多になり特に小さいうちは初めての刺激が繰り返されて脳が混乱して自律神経に異常な信号を送ってしまいのり物酔いの症状がでるということになります。

つまり、子どもには当たり前のように起こることです。

バスでは、前の席に座るとのり物酔いが抑えられる?

これは、運転者と同じ目線でいられることがその理由となります。

突然カーブするのでは、身体が反応しきれませんがこれからカーブが来ることがわかれば身体が準備できます。たしかに、少しでも長く乗る対策としては有効ですが酔わないということではありません。

また、排気ガスなどの強い匂いも刺激になるので注意が必要です。

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大人になっても治らないのは?

大人になれば治る方がほとんどですが、中には私のように治らない人もいます。

もちろん、それぞれがもつ病気の影響やその日の体調にも大きく左右されます。ですが、特にそういったこともないのになぜ酔うのでしょうか?

「病は気から」という言葉があるのですが・・・

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個人的には認めたくはなかったのですが、気持ちの問題が大きく関わっているようです。

というのも、先程も説明したようにのり物酔いは平衡機能が乱されることで起こります。つまり、少なくとも車が動き出すことで起こるのが本来の「乗り物酔い」ということになります。

 

つまり、乗る前から酔っていた私は「気持ちの問題」で酔っていた部分もあったということになります。

嫌な体験を何度も繰り返すことでも乗り物酔いが起こることがわかっています。確かに、無理やり何度か家族旅行に行っていたので心当たりはあります。

→対応としては、買い物など短時間の移動で酔わない経験を積んでいく方法が一番効果があるようです。

いわゆる、「成功体験」の積み重ねが重要になります。


もし、病気やその日の体調などなにも問題ないなら・・・

最初は身体が拒否反応を起こしての乗り物酔い→その後、嫌な経験が繰り返されることで、成長してからも精神的な理由で拒否反応が起こる乗り物酔いが起こります。

子どもの乗り物酔いには十分ご注意ください。

 

まとめ

乗り物酔いと一言でいっても程度はそれぞれ違います。

ただ、私達親が知っておかないといけないことは・・・

①子どもが乗り物酔いをしやすいことは当たり前。
②無理やり車に乗せるなど苦手意識がついてしまうと将来に渡って乗り物酔いの症状がでる可能性がある。

ということです。

車内では、換気・前席に座る・遠くを見るといった以前から言われている対処療法。

もちろん、休憩できれば一番いいのですが。

また、座席を寝れるぐらいまで倒すと姿勢が安定するので効果があります。

→どれも刺激を軽減させるので程度の差はありますが一応有効です。

酔い止めのツボもありますが、個人的には効果の程は不明です。

酔い止めのツボはいろいろありますが・・・

  • 手のひらの中心(手心)
  • 親指と人差し指の付け根(合谷)

これらのツボがよく知られています。

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人によっては、甘い食べ物がいい場合もあるのであとは自身で調整していくことになります。

乗り物酔いはとても辛い症状です。ですが、子どもであってもどうしても乗り物に乗らないといけない時があります。そのため、辛いことですが数分でも車にのる時間をつくるなど日頃からの成功体験を積みかさねることも一つの方法になります。


参考

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi10.html

 

 

 

 

 

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