あなたのイメージする公園は?
皆さんは、子どもと外に遊びに行くときはどこに行きますか?買い物しかでかけない?それとも、散歩で近所をぐるっと歩きますか?
もし、近所を散歩すると思ったママさん・パパさん。散歩の途中で公園をみかけたことはありませんか?そしてその公園は、あなたがイメージした公園ですか?
今回は、かわりゆく公園について紹介します。
*公園といってもさまざま。街区公園・近隣公園・地区公園、私有地が公園なんてこともあります。
公園の種類については、「金沢市キッズページ」で分かりすくまとられているのでリンクをはっておきます。
→https://www4.city.kanazawa.lg.jp/kids/02/park/index.html
公園の遊具は危険?
みなさんは、公園から遊具がどんどん撤去されていることは、ご存知かと思います。
また、ボール遊びが禁止されている公園は以前からありました。それでは、「大声を出す」「走り回る」ことさえ禁止されている公園が増えていることは知っていましたか?大きい公園だと看板に公園利用の注意事項が他にも「犬を散歩させるな」などたくさん書いてあります。
そんな公園から、遊具が撤去されたあとに設置された物はなんだと思いますか?
- 新しい遊具を設置→もちろんそれもあります。
- 撤去されたまま→近所の公園はこの状態です(汗)
- 「健康遊具」を設置→1998年から2013年の間に5.3倍増加。
健康遊具ってなに?
青空の下で気軽に運動できるように設置されている大人向けの施設のことです。(地域によっては、子どもから高齢者と説明されている所もあります)ストレッチをしたり、体のツボを刺激したり、筋肉を鍛えるなど気軽に使ううちに、日頃の運動不足解消にも役立ちます。例えば、見た目はベンチですが腹筋ができるようベンチに足を引っ掛ける金具が設置されているタイプだったり、手すりではなく背筋を伸ばすための器具だったり様々なタイプがあります。
気になる方はこちらの目黒区のホームページをご覧下さい。
→http://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/koen/kenkou.html
運動公園のような大きな公園に行くと設置されていることが多いので、探してみても面白いかもしれません(笑)
*「誰もが利用できる公園」が健康遊具のコンセプトですが、おそらく子どもには物足りないかな・・・
リンクを見てもらえればわかりますが、かなり地味です。
この健康遊具、子どもは遊べなくなるかもしれません。
実は、子どもの事故がすでに発生していました(汗)
NEVERまとめより
→https://matome.naver.jp/odai/2143916138621913301?page=2
- 「歩行運動の遊具に足を挟んで骨折した」
- 「懸垂器具で着地した際にバランスを崩し、腕を骨折した」
といった報告があり、国は14年に、「(健康遊具を)子どもの遊具と混在させない」との指針を出し、子どもに利用させないように呼びかけている。
今の公園は誰のもの?
少なくとも子どものためではなく、本当の意味で大人の物になりつつあるように感じます。
昔なら・・・
・野球やサッカーをして家の窓ガラスを割る。→私も経験ありますゴメンなさい!
→ボール禁止は分かります。(私の場合はなりませんでしたが)
今は・・・
・公園で走り回る→ベビーカーにぶつかるなど他の人の迷惑になる→「公園では走るな!」誰のため?
・公園で大声を出す→子どもが集まるので当然だと思いますが→「騒音になるので騒ぐな!」誰のため?
*朝から、ラジオ体操をしている高齢者やよくわからない集会している人はいいの?集団で固まって騒いでいるときもありますが・・・
・健康遊具で子どもが骨折しているなら公園から遊具を撤去した理屈でなくしたら?なぜしないの?誰のため?
これまで公園は、子どものための場所だと私は思っていました。公共物なので、もちろんみんなのものですがメインは「子ども」だったような・・・
少なくとも、私が子どもだった1990年代はそう思えることができました。それが、2000年代になり子どもの遊具での事故が取り沙汰されるようになりました。そして、どんどん遊具が撤去され今では大人の遊び場?ジャイアン(大人)がのび太(子ども)からおもちゃを奪い取ったようなイメージが頭に浮かぶのは私だけ?
いまでは、公園でゲームをする子どもを見かけます。まさに、大人の作ったルールを全て守っています。(いや、「大声を出すな!」は守れていないか・・・)
騒がず・走らず・迷惑をかけない子ども=理想の子ども?
私は、自分の息子が騒いで、走り回って、暴れる息子でいてくれることに幸せを感じてしまいます。もちろん、イライラする毎日ですが私の理想の子どもは間違いなく息子です。
最初は、遊具の危険性について紹介しようと思ったんですが、調べていくとそもそも危険と判断されて遊具自体が減っている!そして、どういうわけか大人のための遊具が増えていることを知りました。近くの公園で初めて健康遊具を見たときは、特に意識していませんでしたが調べるとこんなことになっていたとは(汗)
そうは言っても、私も子どもの頃遊具で何度も「死ぬ!」と思ったことはあるので遊具の危険性は自分の体が身を持って知っています。
箱型のブランコに挟まれたり、ジャングルジムから足を踏み外したりよくありました。今から思うとかなり危険な事故を連発していました。よく骨折すらなかったといまでは思います(笑)
ただ、その遊具がなかったら私は遊具ではないもので危険な遊び方をして取り返しがつかないことになっていたと思います。怪我も遊びの一貫ではなくなってしまった現在。本当に、「怪我をしない遊具」ができればいいですね・・・
コメントを残す