「おなら」を我慢すると危険!? 臭い・回数の原因は?

 

皆さんは、「おなら」といえばどんなイメージがあるでしょうか?

正直、あまりいいイメージはないですよね・・・

やはり、人前でおならはなかなか厳しいものがあります。

それでは、おならを我慢してもいいものなのでしょうか?

特に、子どもは大きくなるにつれて意識するあまり我慢しやすいですよね。

今回は、そんな「おならを我慢しても意味がない!?」についてご紹介します。

 

そもそも、「おなら」はどうやってできるの?

腸内で発生したガスが、肛門から排出されるものがおならです。

それでは、なぜ人体にガスがたまると思いますか?

 

ガスの元ってなに?

  1. 口から飲み込まれた空気
  2. 胃液が膵液により中和されるときに発生するガス
  3. 腸内細菌が発生するガス

このように、お腹で発生・入ったガスはそのほとんどが血液中に吸収され、肺を通って呼吸の時に排出されます。


ちなみに、「げっぷ」や「おなら」として排出されるのはお腹に入ったガスのわずか10%に満たない量です。

つまり、おならは「外からとり入れたガス(空気):約7割」「体内で生成されたガス:約3割」の2種類に分けることができます。

それでは、なぜおならは「臭いとき」「臭くないとき」があるのでしょうか?

 

おならの臭いの違い

「おならが臭いのは当たり前!」と考えている人もいるかもしれませんが、それは自分のおならが臭いからではないでしょうか?

とはいえ、私も含めて「現代人の多くのおならは臭い」といえます。

実はおならは、食べた物を腸内細菌が分解するときに「発酵型」「腐敗型」の2パターン(腸内で食べ物のカスを分解する際に発生するガス)に分けられます。

 

❶発酵型・・・臭くないおなら(主成分:二酸化炭素・メタン)

  • 芋や豆などを食べると出るおなら。
  • 炭水化物や食物繊維の消化で発生。

 

➋腐敗型・・・臭いおなら(主成分:インドール・スカトール・アンモニア・硫化水素)

  • 肉などを食べると出るおなら。
  • 小腸で十分に消化されなかったタンパク質が腐敗して発生。

そして、「臭いおなら」とはこちらの腐敗型のおならが原因です。

ですが、そんな臭いおならの腐敗型のガスは、全体の約1%程度しか含まれていません。

KRiemer / Pixabay

 

おならの「量」や「臭い」を減らすことはできるの?

おならの量を減らすには?

そもそも、おならの約7割は食時や唾液を飲み込んだ時に口から入り、小腸や大腸までいってしまった空気です。

つまり、早食い・緊張しやすい人はそれだけ飲み込む空気量が増えてしまうため、おならの量も自然と増えてしまいます。

ゆっくり噛んで食べることで、おならの量を減らすことができます。他にも、歯並びが悪いと歯の隙間から空気が入りやすくなるため歯科矯正が必要な場合もあります。

おならの量を減らすには、飲み込む空気の量を減らす。

 

おならの臭いを抑えるには?

そもそも、臭いおならの原因は悪玉菌です。

というのも、肉類に含まれるタンパク質や脂肪を分解する胆汁を餌にして臭いおならが生み出されていくためです。

そのため、肉類を食べることでおならは臭くなります。他にも、硫黄分を多く含むニンニク・タマネギなども悪臭の1つになります。(善玉菌が多いと臭いはあまりしない)

おならの臭いを抑えるためには、肉類・硫黄分を多く含む食材(ニンニク・タマネギなど臭いのきつい食べ物)を食べ過ぎない。

 

悪玉菌が増えると・・・

  • 肌が荒れる
  • 免疫力が低下する
  • 生活習慣病を引き起こす
  • うつな気分になる
  • 便秘が治りにくくなる

など、おならの臭いだけに限らず様々な体への変調が指摘されています。

善玉菌・悪玉菌についてはこちらの記事で紹介しています。

抗生物質が悪影響!? ~腸内フローラと小児アレルギー~

 

それでは最後に、おならを我慢するとなにが起こるのか見ていきましょう!

 

おならを我慢

おならを我慢すると・・・

  1. 腸に吸収される
  2. 血液にはいり、二酸化炭素などと一緒に口から放出
  3. 血液でガスが全身に巡り様々な病気を引き起こすきっかけになる

こういった経過をたどります。

 

また、おならを我慢しすぎるとガスが腸内に溜まりお腹が痛くなります。ひどくなれば、結腸に袋のような物を作り出し、感染して憩室炎(けいしつえん)を引き起こすことまであります。

*憩室炎・・・炎症を起こしたり、腸管に穴が開く。

 

ワンポイントアドバイス!

「湯船に浸かりながらおならをする人」っていますよね・・・

例えば、水中でおならをするとガスが気泡となって水面上に上がりますよね。そして、水面上で気泡は割れますよね。割れると、気泡に閉じ込められていたガスが空気中に出ることになります。

「臭いな~!」で、臭いについてはすむかもしれません。

ところが、湯船でおならをすることは臭いの問題だけではありません・・・

実は、湯船でおならをした人の大腸菌を周囲にばらまいていることになります。


大腸菌が死滅するには、70℃以上が必要になるため湯船で死ぬことはありません。とはいえ、体に影響が出るほどの数の菌がばらまかれるわけではないので、人体にはなんの影響もありません。

とはいえ、おならが出そうになれば一度湯船から出て、お尻を洗ってからまた浸かるのがマナーです。

温泉など、他にも入る人がいるならわざわざお湯を汚す行為になるためご注意下さい。

 

最後に

おならは、誰でも1日に5~6回はしています。もちろん、食生活や病気などによっても回数は全く違います。

ですが、それだけ誰にとっても身近な問題といえるでしょう。

また、どんなに我慢してもどんどん生産されていきます。

そして、おならの我慢は病気や体質の悪化を引き起こしてしまいます。

好きなタイミングでできればいいですが、なかなか出せるタイミングでしたくならないですよね・・・

とはいえ、おならを我慢しなくてもいいタイミングがあれば、確実に出していって下さいね。

市販薬もありますが、臭いおならが頻繁にでるなど気になる場合は、主治医や内科・消化器科へ受診されることをオススメします。


参考

大幸薬品
http://www.seirogan.co.jp/bf/about/

裏辺研究所
http://www.uraken.net/zatsugaku/zatsugaku_31.html

 

 

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