フードロスの半分は家庭から!? フードロスを減らせば食費もカット!

 

この記事では、「フードロスと家庭」について説明しています。

 

食品ロスを少しでも減らすように、さまざまな取組がなされています。

しかも、日本での「さまざまな取組」は、まさに国レベルでおこなわれています。

例えば、農林水産省や環境省、消費者庁など各関係機関が連携して取り組まれています。

ただ、そんな「政府が・・・」「国が・・・」といわれても、私達にはイメージしにくいのではないでしょうか?

そこで今回は、「そもそもフードロスってなに?」について紹介していきます。

 

「フードロス」は私達の行動そのもの!?

「世界中には、ご飯が食べられない人が・・・」と言う視点を持つことも大切かもしれません。

ですが、身近な所から考えないと実感として湧きませんよね・・・

そもそも、「フードロス」というのは本来、食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。

そして、「食べられるのに捨てられる食品」は、とても広い範囲を指しています。

例えば、日本のフードロスの現状は⾷品ロス削減関係参考資料でも紹介されています。

→食品廃棄物:年間2,759万tもあることがよく指摘されます。(その内、フードロスは年間643万t)

それでは、そもそもこの「食品廃棄物」ってなにか知っていますか?

 

食品廃棄物?

食品廃棄物というのは、食品の製造や調理過程で生じる「加工残さ」のことです。

分かりやすく言えば、「貝殻などの食べられない部分」「パンの耳など食べられる部分」を合わせた、廃棄される商品の総称です。

フードロスは、「食品廃棄物の中でも、食べられる部分の食品の廃棄」のこと。

MabelAmber / Pixabay

 

食品廃棄物は・・・

  • 食品製造段階:加工残さ(生産ライン、給食・レストランで発生する調理くず、食べ残しなど様々)
  • 食品流通段階:売れ残り・食品廃棄
  • 消費段階(外食・家庭):調理くず・食べ残し・食品破棄

これらの過程で、どうしても発生してしまいます。

→食品リサイクル法では、これら「食品廃棄物」の中でも飼料・肥料等に有効利用できる物は「有効循環資源」と呼ばれている。

さて、そんな食品廃棄物のなかでも、私達が「フードロス」として最も対策できることは、「食べ残しなどの消費段階」になりますよね。

それでは、私達の家庭ではそもそもどんなフードロス対策ができるのでしょうか?

 

家庭の「フードロス」とは?

家庭での3つのフードロス

  1. 食べ残し
  2. 賞味期限切れなど、手つかずに廃棄(直接廃棄)
  3. 野菜などの皮を過剰にむきすぎるなど(過剰除去)

大きくこの3つに分類されます。

Der_Mentor / Pixabay

 

つまり、私達が「フードロスの対策をしよう!」と考えれば、最低でもこのどれか1つを見直す必要があります。

ただ、例えば小さな子どもがいるとどうしても食べ残しは出てしまうため、少しずつ盛り付けるなど工夫が必要になります。

 

 

基本的な対策としては・・・

  • 食べられる分だけ調理(消費者庁は、「消費者庁のキッチン」をクックパッドで公開している)
  • 食べ残しは、冷凍保存などいたみにくい方法を検討
  • 食べきれないときは、「フードドライブ(家庭で余っている食べ物を、学校・職場などに持ち寄り、まとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動)」へ。

*ちなみに、すぐ食べる食品ならわざわざ「消費期限」や「賞味期限」が長い商品を買わなくてもいいですよね。

→お店の陳列順で購入すれば、食品流通段階の「売れ残りによる食品廃棄」を減少させることもできる。

このように、私達消費者にできるフードロス対策は限られていますが、やれることはたくさんあります。

 

「賞味期限」と「消費期限」については、こちらの記事で紹介しています。

ペットボトルに入った「水」の賞味期限 ~なにを守っているか知っていますか?~

 

それでは、あなたならなんのためにフードロス対策をしますか?

 

フーロドス対策はなんのため?

「世界のため?国のため?将来の子ども達のため?」

理由は人それぞれあるかもしれませんが、そんなたいそうなお題目は今回はおいておいて・・・

そもそも、「もったいない」ですよね。

そしてなにより、多くの人に共通する目的は「家計のため」ではないでしょうか?

それでは、フードロスの削減がどれくらい家計に影響するのか見ていきましょう。

 

フィードロスと家計の関係

そもそも、私達の生活で消費支出の1/4を占めているのが「食料:25.5%」です。

そして、フードロス:643万tの内訳は、事業系:352万t / 家庭系:291万tとなっています。

つまり、家庭からでるフードロスは全体の約45%ということになります。

これは、国民1人当たり、全体で年間51kgのフードロスを出していることになりますが、家庭だけのフードロスを見ると、1人当たり20kg以上のフードロスを出していることになります。

 

さらに言えば、家庭系のフードロスの内訳について見ていくと、先程紹介した「家庭での3つのフードロス」は以下のようになっていました。

  1. 食べ残し                   ・・・38.5
  2. 賞味期限切れなど、手つかずに廃棄(直接廃棄) ・・・30.6%
  3. 野菜などの皮を過剰にむきすぎるなど(過剰除去)・・・30.9%

特に、家庭でのフードロスの約4割は「食べ残しが原因」であることが分かりました。

*毎月、家庭での調理時に約2kgのフードロスを出していることになる。

 

フードロスは、「1日おにぎり1個を捨てていることになる!」なんて言われることもありますが、これが本当におにぎりなら、100円×365日=36,500円を捨てていることになりますね・・・

一人暮らしなら、1ヶ月分の食費は賄えるのではないでしょうか?

 

最後に

「フードロスの削減!」なんて聞くと、政府レベル・世界レベルとどんどん大袈裟なものになっていきます。

ただ、フードロスの約半分は家庭系。つまり、「個人レベルのフードロス」が問題になっています。

個人でできることなら、「節約」のためにフードロス対策を考えるだけで削減ができるのではないでしょうか?

「食べられる食材を捨てずに食べる」そんな当たり前の対策なら、子どもの頃に多くの人が親から教えられてきたのではないでしょうか?

ちなみに、外食が多い人も例外ではありません。

 

普段から、残さず食べることができていますか?

そして、冷蔵庫に忘れている食材は残っていませんか?

「フードロス」という難しい問題ではなく、「食費の支出を減らす対策」をしてみてはいかがでしょうか?


参考

環境省
http://www.env.go.jp/recycle/foodloss/general.html#EN3

 

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